駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

年賀葉書の感想

2015年01月08日 | 身辺記

            

 毎年暮れには金釘流で宛名を書いて、一言添えて年賀葉書を出している。家内にはそんな字では郵便屋さんが困るでしょうと注意される。しかしまあ無事届いているところを見ると、郵便局には字を読む達人が揃っているのだろう。そんな隷書風の自筆でも、あいつの手書きと多少は挨拶に暖かみが加わるのではと都合良く解釈している。

 紋切り型の文具店やカメラショップで作った年賀葉書に印刷の宛名では、儀礼的で無味乾燥な感じも受ける。たった一言の自筆で伝わってくるものが嬉しい。奥様とおぼしき書き添えでは申し訳ないがもう一つだ。印刷でも洒落た近況を綴った文章は、おやそうか成る程と楽しく読める。中で傑作な一行はN君からの「遊ぶぞと引退して一年、自宅でくすぶることが多くこんなはずでは」。

 確かそうかもしれんと参考にしたい気がした。

 世の流れか僅かに年賀葉書が減ってきている。今年は二十枚ほど余ってしまった。使わなかった年賀葉書に切手が当たれば良いのだが。

 

コメント (2)
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