駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

チリリーダーに学ぼう

2010年10月15日 | 世界
 地下700mに閉じこめられた33人が無事助け出された。人類史に残る救出劇だ。なんとなく南米のチリなど第一級の先進国には程遠いと思っていたが、潜在力を開花させて凄い危機管理力を見せた。本当に嬉しいニュースで、最高の賛辞と拍手を送りたい。
 なぜ奇跡的な快挙が達成できたか。それは第一に優れたリーダーが居たから、次いで良きフォロワーとサポーターに恵まれたからだ。烏合の衆に無策の支援では決して救出作戦は成就できなかっただろう。
 まとまらない気ままなラテン気質などというイメージが元々間違っていたのかもしれないとさえ感じる。組織力を誇る?日本は大丈夫だろうか。もしこれが今の日本で起きたらどうなっただろうかと考える。
 優柔不断で取り繕うリーダー、腰の定まらぬフォロワー、付和雷同のサポーターそして誹謗煽動のレポーターが悲劇を招く心配は大いにあり得る。
 危機管理能力に疑問符の付く官邸のお茶に、ウルスアさんの爪の垢を紛れ込ませるのは良い処方かもしれない。
コメント (2)
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