goo blog サービス終了のお知らせ 

駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

魔法のおまじない

2010年10月10日 | 町医者診言
 困った時のおまじない。これは本当に有効なのだ。僅か一行で終わる。
 それは「広い視野に立つこと」。
 人間は窮地に立つと視野が狭くなる。人間は慌てると視野が狭くなる。狭い視野は間違いを事故を後悔を引き起こす。
 自分が困っている時に人のことなんか考えられない。明日のことで頭が一杯なのに来年のことなんか考えられない。確かにその通りでなのだが、それでも僅か一瞬でよいから広い視野に立って考えて欲しい。別な良い選択枝が見つかることがある。煮詰まった思考が解れることがある。たとえ、良い方法が見つからなくても少し落ち着くことはできるだろう。たとえ残念な結果に終わろうとも人に感謝できるかもしれない。
 臨床の最前線に居ると時々どうしてそんなことをと言いたくなる言動に出会う。自分に出来るかどうかわからないが理不尽にも広い視野で向き合う瞬間が持てればと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする