駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

二つの試合二つの勝負

2010年10月13日 | スポーツ
 将棋の清水女流王将がコンピュータに負けた。大いにあり得ることだと思っていたが、残念だ。人間の一人としてはコンピュータに負けるのは悔しいのだが、そうした普通の感覚とは違う無機質で金属を口に含んだような不快な違和感も感じた。プログラムを作った人達は喜んでいるようだし、私のような感覚はコンピュータに対する誤解だと言われるかもしれないが、なんだかどうも面白くない。
 将棋の女流はプロ四段の力はないので、まだまだコンピュータより強い人間が百人ほど居るとは思うが、百人しかいないという方が正確な表現で、いよいよここまで来たかという思いがする。まさか五年後羽生が負けるとは思わないが、十年後は危ない。正直、そんな日は来て欲しくないし、羽生が負けるのなどありうるとしても見たくない。いつもは科学の味方をするくせにという批評も聞こえる気がするが正直な感想だ。
 ザックジャパンが韓国と引き分けた。実力伯仲で五分以上の試合が出来た。勝機はいくつかあった。隙をついて抉る力が不足している。それは真剣勝負でしか身に付かない能力だろう。これからAマッチを重ね、ザックの元で身に付けて欲しい。
 本田は実力を発揮していたが、シュートでは動きを読まれてしまっていた。遠藤はよく読んでいたが、身体が付いていかないところがあった。
 守備がよかった。特にセンターバックの二人が収穫だろう。無得点の引き分けだったが、内容のある試合だったので65点をあげよう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする