玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

自家製ソーメン流し祭

2009年08月08日 | ねったぼのつぶやき

 「ソーメン流しにいらっしゃいませんか」とお誘いを受けた。ご招待主はマンション住まい。ベランダでとある。どんな風に流れるソーメン? 綿あめを作る機械のように、卓上で回転する器の中にソーメンを放り込みながら食べるのだろうか? だとしたらベランダではムリだし?

Soumennagashi

 ベランダに見たのは本式。「青竹半割・ソーメン通過穴明け・傾斜水流式・自家製ソーメン流し台」であった。先ずはリビィングで乾杯しアレやコレやの御馳走を頂いた後、総勢がソーメン流し台前に陣取った。眺望が気に入り一発で購入を決めたマンションだけあって、眼下にこの所の雨天で増水した一級河川や、霞を帯びた山並みや街並みが臨め開放的だった。そしてイヨイヨ本番のソーメン流しが始まった。

 その騒がしさったら。「穴に詰まった。詰まったら押し込め。イヤ戻した方がほぐれる。押してもダメなら引いてミナ。もっと流して。途切れんように流せ。ここは貯まりやすい。水の勢いが足らん。もっと傾斜をつけた方が良い」等々ワイワイガヤガヤ。まるで子供帰りした大人が製作者の苦労も顧みず好き勝手を言う。 ”自ら竹狩りに出かけ切り出し、エレベーターに入り切れず高層階まで担ぎ上げ作製したのだと言う。” 美味しかった。楽しかった。子供心に返してくれてありがとう。

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2 コメント

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歓声がきこえるようなイキイキした描写です。自家... (子供心と大人心)
2009-08-08 10:53:51
歓声がきこえるようなイキイキした描写です。自家製づくしのあたたかさ。
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 4間の長さはあろうかと思われるソーメン流し台... (ねったぼ)
2009-08-09 08:21:15
 4間の長さはあろうかと思われるソーメン流し台。陣取ったメンバーは10組の箸を操り、メンをほぐさにゃといいつつ隣の陣地まで手を伸ばし手前の椀に放り込む。多食する者は川下といったルールを作り置いたけど、それどころじゃなかった。果たして守り通されたかしらん。
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