高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

津久井湖城山公園の紅葉など(後編)

2010-11-29 00:21:39 | ぶらりと公園など
(つづき)
公園の中心は城山で、この山の自然を生かしているので多くの植物があります。秋には熟した実が目立ちます。ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)は茎に毛が多いのですぐにわかりますが、マルバノホロシ(丸葉の保呂之)とヤマホロシ(山保呂之)は大変似ています。今回の果実は葉に翼がありましたのでマルバノホロシで、ヤマホロシには翼がなく、葉の付け根がすっきりしています。


(真っ赤に紅葉したドウダンツツジ

 
ヒヨドリジョウゴ)             (マルバノホロシ

 
ピラカンサ)              (ハダカホオズキ

 
ヤブコウジ)          (ヤブムラサキ

 
(紅葉のイロハモミジ) 

 
(イチョウと公園の木道)

下の左の画像で、左端に鉄塔が見えますが、この塔の奥が南高尾になります。塔のわずか下に姿三四郎の決闘の場所として知られる峰の薬師があります。右の画像は公園から峰の薬師に移動して撮りました。左端のダムで相模川が堰き止められ津久井湖が造られ、中央やや右が津久井城のあった城山です。ダムから城山の一帯が県立津久井湖城山公園です。

 
(城山から峰の薬師方面と薬師方面から城山方面)

(神奈川県立津久井湖城山公園)     (おわり) 
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津久井湖城山公園の紅葉など(前編)

2010-11-28 06:41:25 | ぶらりと公園など
先日は神奈川県立津久井湖城山公園のフユイチゴ(冬苺)を載せましたが、この公園では紅葉が見頃なこととコウテイダリア(皇帝ダリア)が満開です。今回は紅葉や熟した実などを中心に、2回シリーズで載せます。


(神奈川県立津久井湖城山公園、奥の山が城山)

 
コウテイダリア)              (ヒイラギ

 
(小さな星形はクサギ、大きな星はツルニンジン

 
(熟したアキグミ)           (コバノカモメヅル


(秋の陽を受けて輝くトキリマメ

(神奈川県立津久井湖城山公園)      (つづく)
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晩秋の相模原公園(最終回)

2010-11-21 06:03:41 | ぶらりと公園など
(つづき)
相模原公園も最終回になりました。きょうは麻溝公園から相模原公園に降りる階段脇に植えてあるダリアです。
キク科ダリア属の多年草で和名はテンジクボタン(天竺牡丹)と言います。50種はあると思うのですが、その中から10種を選び今回のシリーズを閉めることにします。


(舞姿)

 
(晴天の星)               (アリス)

 
(春の舞)               (東の輝)

 
(ジプシー)                (旭光)

 
(夢紫)               (小春)


(最後は織姫ですが、見返り美人になってしまいました)

(神奈川県立相模原公園)         (お付き合いいただきありがとうございました)
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晩秋の相模原公園(その4)

2010-11-20 00:23:25 | ぶらりと公園など
(つづき)
県立相模原公園にあります温室の命名権を販売していましたが、年間63万円でサカタのタネが落札しました。従ってこの温室は、「サカタのタネグリーンハウス」が愛称となりました。今回はグリーンハウスの植物を取り上げました。


(サカタのたねグリーンハウスの入口)

 
ベニヒモノキ)           (チャイニーズハット)

 
(キンゴウカン)          (メディニラマグニフィカ)

  
(フーケリアナ)                (ユスラヤシ)

 
(フイリバナナ)               (パパイヤ

最終回は各種のダリアを取り上げます。
(神奈川県立相模原公園)           (つづく)  
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晩秋の相模原公園(その3)

2010-11-19 09:00:57 | ぶらりと公園など
(つづき)
今回は赤以外の実を取り上げると予告をしましたが、目立たない実が多く、これでは鳥にも見つからないかも知れません。意外に大きいのは、ピンポン玉の大きさのハンカチノキの実でした。

 
(まだ紅葉が早いメタセコイヤ、奥はグリーンハウスとグリーンタワー)

 
カクレミノ)                 (クスノキ

 
スイカズラ)              (テイカカズラ

 
ハンカチノキ)             (ホルトノキ

 
コムラサキ)             (シャリンバイ

最初の画像で奥に塔があり、その手前に建物が見えます。塔のあるところは県立相模原公園に隣接する相模原市立麻溝公園です。1992年に全国緑化フェアがこの場所であり、その後、県立相模原公園と市立麻溝公園に引き継がれました。塔は「グリータワー相模原」で、手前の建物が温室の「グリーンハウス」です。グリータワーからは先日の城山、そして中央に高尾山が見えます。次回はグリーンハウスに入ってみましょう。

 
(イロハモミジの紅葉)       (左の三角の山が城山)

(神奈川県立相模原公園)           (つづく)
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晩秋の相模原公園(その2)

2010-11-18 08:44:33 | ぶらりと公園など
(つづき)
今回は赤い実を主に集めましたが、この季節の赤い実のほとんどが樹木です。
一番見事な実はロウヤガキ(老鴉柿)でした。次がタラヨウ(多羅葉)ですが、相模原市では憲政の神様の尾崎咢堂に縁があるハナミズキ(花水木)も忘れてはなりません。

 
(見事なロウヤガキ

 
(はがきの木のタラヨウ)       (咢堂ゆかりのハナミズキ

 
ピラカンサ)               (ナンテン

 
ガマズミ)                (ズミ)

 
カマツカ)               (ビロードヤブコウジ

次回は赤以外の実が中心になります。
(神奈川県立相模原公園)           (つづく)
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晩秋の相模原公園(その1)

2010-11-17 09:36:25 | ぶらりと公園など
大きなニュースが2日続きました。一つは大横綱双葉山の69連勝に挑んでいた白鵬の連勝記録が63で止まったことと、もう一つは惑星探査機「はやぶさ」が世界で初めて小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰ったことです。
「栴檀は双葉より芳し」から、双葉山の四股名が付いたと言われていますが、この「栴檀」は白檀のことで、日本に生えているセンダン(栴檀)とは違います。ましてやセンダンに葉が似ていることで名が付いた、センダングサ(栴檀草)は単なる雑草にすぎません。一方、はやぶさプロジェクトは、相模原市にJAXAの本拠があり、数日前にプロジェクトリーダーの川口淳一郎教授の講演を聞きに行きました。昨日はテレビで川口教授が、満面の笑みで記者会見をしておりました。
そんなことからきのうはJAXAにほど近い、神奈川県立相模原公園を訪れました。相模原市は著名なものはありませんが、JAXAと相模原公園はよく知られています。相模原公園は久しぶりなので、5回シリーズで載せることにします。


(神奈川県立相模原公園)

 
コウテイダリア)               (フジバカマ

 
ノゲシ)               (ハコベホオズキ

 
ツワブキ )                (ヨモギギク)

今回は公園に咲いている数少ない花を集めましたが、狂い咲きに近いものもあるようです。とくにたくさん咲いていたボケ(木瓜き)などは、自分のことは棚に上げてボケてしまったかと思ってしまいます。次回は公園の綺麗な実が中心です。(画像の中でフジバカマ、イチゴノキ、ブラシノキは隣接する相模原市立麻溝公園で撮影しました)

 
スイフヨウ)                 (ボケ

 
イチゴノキ)                 (ブラシノキ

(神奈川県立相模原公園)           (つづく) 
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久しぶりに津久井湖城山公園へ

2010-11-14 13:17:02 | ぶらりと公園など
久しぶりに神奈川県立津久井湖城山公園に行ってきました。この公園は津久井湖だけでなく、かって津久井城があった城山の遺構を生かした自然公園でもあり、付近を歩くと植物だけでなく歴史にも触れることができ面白いと思います。
今回の見所は、ハダカホオズキ(裸酸漿)で、かなり大きな株にたくさんの赤い実が付いていました。一方、イガホオズキ(毬酸漿)の実は、青い実の状態で落ち始めていました。実を割って見ると、中の種はすでに茶色に熟していました。


(赤く熟したハダカホオズキ

 
(ハダカホオズキ)              (イガホオズキ

 
ガマズミ)                     (イシミカワ)

イシミカワ(石見皮)とトキリマメ(吐切豆)は熟すと、中から黒い種子が顔を出します。この季節は公園のほとんどの植物は実になっていましたが、ツルニンジン(蔓人参)がまだ咲き続けていたのには驚きました。

 
トキリマメ)                   (ツルニンジン

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ぶらりと津久井湖城山公園など(後編)

2010-09-04 11:20:34 | ぶらりと公園など

(前編からの続き)前編では片倉城跡公園のヒヨドリジョウゴコバノカモメヅル(小葉鴎蔓)、そして津久井湖城山公園ではイガホオズキ(毬酸漿)、 ハダカホオズキ(裸酸漿)、 イヌホオズキ(犬酸漿)、コバノカモメヅル(小葉鴎蔓)、 オオカモメヅル(大鴎蔓)を載せました。後編ではその他の主な花を載せることにします。

ノブキに止まった綺麗なアゲハ。ノブキの雌性の筒状花が見える)

 ツルボ)              (イヌトウバナ

 ミヤマフユイチゴ)            (ミズタマソウ

 フジカンゾウ)             (ヤマホトトギス

 ヨウシュヤマゴボウ)            (センニンソウ

 アマチャヅル)           (サジガンクビソウ


 (ウリクサ)           (ベニバナボロギク

 サルトリイバラ)               (シオデ) 

(以上津久井湖城山公園)

 シュロソウ

 オトコエシ)               (コウホネ

(以上片倉城跡公園)

(番外:標高375mの山頂にある津久井城址の碑)

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ぶらりと津久井湖城山公園など(前編)

2010-09-03 03:37:15 | ぶらりと公園など

今回はと八王子市立片倉城跡公園と相模原市にある神奈川県立津久井湖城山公園を歩いてきました。今回の目的は、片倉城跡公園(以下片倉公園)はコバノカモメヅル(小葉鴎蔓)の果実(袋果)、津久井湖城山公園(以下城山公園)はオオカモメズル(大鴎蔓)の果実の確認でした。
コバノカモメズルとオオバカモメズルのいずれも、袋果は付いていませんでした。しかも城山公園では下草刈があったようで、1輪しか花が付いていませんでした。

反面、予期せぬ収穫もあり、片倉公園ではヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)、城山公園では各種のホオズキの発見がありました。

JR片倉駅~片倉城跡公園~JR片倉駅
県立津久井湖城山公園駐車場~城山山頂~神社~駐車場


(片倉城跡公園のヒヨドリジョウゴ

 
ヒヨドリジョウゴ)          (コバノカモメヅル


(以上片倉城跡公園)

城山公園のオオカモメヅル(大鴎蔓)は、下草刈りにあい期待外れでしたが、イガホオズキ(毬酸漿)、ハダカホオズキ(裸酸漿)、イヌホオズキ(犬酸漿)がありました。これにヤマホオズキ(山酸漿)があればほぼ完璧と周りを探しましたが、これは見付かりませんでした。
またコバノカモメヅル(小葉鴎蔓)の白い品種が見付かりました。これはアヅマカモメヅル(東鴎蔓)と呼ばれるようですが、さらに白く(実際は黄色に近い)、葉の細い品種は、シロバナカモメヅル(白花鴎蔓)の名で呼ばれているようです。
次回は二つの公園で見ました他の品種について載せることにします。


(城山公園の少し紫が残ったアズマカモメヅルと思われる品種)

 
(さらに紫が薄い品種)

 
イガホオズキ


 
ハダカホオズキ

 
イヌホオズキの花と熟した実)  

 
マルバノホロシ) 



(たった1輪残った城山公園のオオカモメヅル

(以上城山公園)


(番外:寅太の庭のオオカモメヅルの袋果)

(後編へつづく:2回シリーズ)

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