相模原公園の温室に、ちょっと変わった花が咲いていたのがその花である。シロゴチョウ(白胡蝶)という樹木で、昼間は葉は太陽のほうを向き、夜になるとお御辞儀草(オジギソウ)のように葉を閉じるとのことである。
原産地の東南アジアでは、若芽や花を食べるとの事である。こんな花を食べるとはどこか野蛮な感じもするが、菊を喜んで食べる北国の人がもっと不思議かも知れない。 白胡蝶/マメ科/ツノクサネム属。
インドや東南アジア原産の常緑高木。
葉は羽状複葉で花の色は紅色または白の蝶形花である。花の後にできる実は長い豆果である。若葉や花はサラダや炒め物ににして食べる。
花期:4~5月。
(神奈川県立相模原公園)
【山野草の索引(樹木)へ】
この季節は庭に咲いている花はほとんどなく、それでも室内に取り込んであるものを入れたら、10ヶ近くになった。この中でシクラメンは初詣の谷保天神で500円、カンギク(寒菊)は正月の寄せ植え用に100円で購入した。
カントウカンアオイ(関東寒葵)はちょっとくたびれているが、コシノカンアオイ(越の寒葵)は元気である。中越地震で崩れた実家の山にあったもので、土砂に埋もれていたが、関東地方が良いのか、ことのほか元気である。
庭に2本あるロウバイ(蝋梅)は、1本はマンゲツロウバイ(満月蝋梅)で、もう1本はロウバイとしか書いてなかった。
(シクラメンとシャコバサボテンは昨年から室内で咲いている花)
大葉の宿り野牡丹/ノボタン科/メディニラ属。
フィリピン原産の常緑低木。別名メディニラ・マグニフィカ。
大きな緑色の広卵形は対生し葉柄はない。全長50cmもあるピンク色の花序が垂れ下がる。大きな花びらに見えるの苞である。
名前の由来:葉が大きなノボタンからこの名が付いた。
花期:7~8月。
(神奈川県立相模原公園)
【山野草の索引(樹木)へ】
高尾の納会は終わったが、シモバシラ(霜柱)の鑑賞に、もう一度訪れる予定である。今朝、外に出てみたが、少し冷え込んでいるが、寒さの指標となる庭のシモバシラに氷は付いていない。これでは高尾のシモバシラも期待もできない。
シモバシラの撮影に、カメラを持って外に出たが、全くの空振りである。玄関で、先日まであったクリスマスのパンフラワーが、いつの間にかスイセン(水仙)とハボタン(葉牡丹)に替わっていた。ブログに1年間、パンフラワーが登場してないので、きょうはシモバシラの代わりにこれを撮影しよう。
例によって難しい名前で、とても覚えられない。
先日テレビで、高齢者ドライバー講習の例題に、数分間前に見たものを思い出す、記憶力のテストがあったが、ソラナム・ラントネッティーなどは最初から頭の中に入らない。ソラマメ・ナンチャッティー なら、数分間は覚えていることができるのだが。
ソラナム、ラントネッティー/ナス科/ナス属。
南米原産の常緑低木。葉は楕円形から卵形で互生し、表面は粗い感じがする。花は青紫色で、中心部が黄色である。
花期:6~10月。
(神奈川県立相模原公園)
【山野草の索引(樹木)へ】
きょうは高尾山で、山仲間とのラーメンを作っての納会である。集合は11時なので、日影沢から一丁平ら付近に登った。納会前にクリスマスイブに相応しい、でっかいハートマークのシモバシラ(霜柱)を撮って、みんなを驚かそうとの狙いである。でも日影林道を登っているうちから、冷え込みが少なく、道路の凍結状態も怪しい。
案の定、無数にあったシモバシラが、今朝は全くない。少し奥の小仏城山なら残っていることを期待して進んだが、1箇所だけ昨日の残骸が残っていた。ここまできたのであるから何か見て帰ろうと、レイジンソウ(伶人草)を観察したが、音の響きと違って無残な姿であった。
きょうの富士山は少しぼやけている。高尾山からは宝永山は左に少し見える程度だが、小仏城山からは稜線がかなり見える。冬至の次の日は、ダイヤモンド富士の場所取りもほぼ終わっている。
帰る途中で自宅付近の高台から、富士山の頭が見える場所があるので立ち寄った。この場所からは、富士山よりかなり左に陽は沈んでいた(最後の画像で、右端にうっすらと富士山が見える)。
(高尾山)
ストレリチアはイギリスのジョージ3世の妃の名に因むようである。
ロスアンゼルスの市の花はゴクラクチョウカで、市の木はサンゴシトウ(珊瑚刺桐:別名ヒシバデイゴ)だというから、大和民族にはなかなか理解できない国民かもしれない。 極楽鳥花/バショウ科/ゴクラクチョウカ属。
南アフリカ原産のバショウ科の常緑多年草。別名ストレリチア。
葉は長楕円形で葉柄と葉が長く、茎の先に赤みを帯びた苞に包まれ橙黄色の萼片に青い花弁の花を咲かせる。
名前の由来:ゴクラクチョウに似ている花からこの名が付いた。
花期:温室では通年。
(神奈川県立相模原公園)
【山野草の索引(2)へ】