高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

シロガネヨシ

2007-08-31 10:24:03 | 山野草
和名のシロガネヨシよりも、南米の大草原(パンパス)で群落をつくることに因みパンパスグラスと呼ばれることが多いようだ。
花穂の美しさから公園などでもよく見かけるようになった。

白金葦/イネ科/シロガネヨシ属。
パンパスグラスとも呼ばれる南アメリカ原産の大形の多年草。
ススキを巨大化したような高さ2~3mになる大型植物で、秋に白銀色の花穂を出す。
名前の由来:ヨシの仲間で白金色の穂を出すことからこの名が付いた。
花期8~10月。
(多摩丘陵)
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アリアケカズラ

2007-08-30 10:57:53 | 樹木
グリーンライブセンターに鮮やかな黄色の大きな花が咲いていた。
アラマンダの名前で知られているが、和名はアリアケカズラ(有明葛)である。カズラはツル植物のことであるが、アリアケは地名のことか、明け方を表わす言葉なのか分からない。
真夏に咲いていたひときわ目立つ花である。

 

有明葛/キョウチクトウ科/アラマンダ属。
南米原産の常緑蔓性の低木。
黄色のトランペット状の花を次々に咲かせる。別名アラマンダ。
花期:8~10月。
(多摩市立グリーンライブセンター)
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ショウジョウソウ

2007-08-29 11:37:10 | 山野草
自宅の近くを歩いていると、上部の葉が赤く染まったポインセチアのような植物に出会った。ショウジョウソウ(猩々草)で、上部の葉が赤いのかと思いよく見ると、葉の付け根が小さな葉の形で赤くなっているのが分かる。観察中にショウジョウソウの頭にリボンを付けたようにチョウが止まった。
猩々の文字は馴染みが薄いが、ショウジョウバカマ(猩々袴)を思い出し、頭が赤い植物と納得した。

 

猩々草/トウダイグサ科/ユーフォルビア属。
ブラジル原産のトウダイグサ科の多年草(一年草)。別名クサショウジョウ(草猩々)、アニュアル・ポインセチア。
葉は先が尖った長卵形であるが、くびれてヒョウタン形になることも多く、上部の葉の一部が赤く変色する。
名前の由来:古代中国で創られた空想上の獣で赤く長い髪をした猩々に似ていることからこの名が付いた。
花期8~10月。
(多摩丘陵)
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モミジアオイ

2007-08-28 08:19:36 | 山野草
この季節に咲くフヨウ、アオイ、ハイビスカスなどは、いずれも紙のように薄い花弁を持っている。
葉が紅葉(モミジ)のように裂け、夏から秋にかけ紅色の大きな花を付けるのがモミジアオイである。美しい赤い夏の花として、庭に植えてある愛好者も多い。

 

紅葉葵/アオイ科/フヨウ属。
北アメリカ原産のアオイ科の多年草。葉は深く掌状に裂け、夏から秋にかけ紅色の大きな一重の花を付ける。
雌しべと雄しべは柱状となり、雌しべの柱頭は5つに分かれ、その下に雄しべがたくさん付く。
名前の由来:アオイの仲間で葉が紅葉のように深く裂けていることからこの名が付いた。
花期7~9月。
(多摩丘陵)
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トウワタ

2007-08-27 08:27:51 | 山野草
夏に咲く赤と黄色のコントラストが鮮やかな花がトウワタである。
久しぶりに訪れたグリーンライブセンターでは今が満開であった。
昔は綿の代用として用いられたこともあるようなので、秋には綿毛の状態を確認してみたい。

 

唐綿/ガガイモ科/アスクレピアス属。
南米原産で、半低木状となる多年草。
赤い蕾が開くと星型の赤い花弁の中央に黄色い部分が展開する。花後は綿毛をもった種子がたくさん付く。有毒植物で民間薬として利用されることもある。
名前の由来:「唐」は外国からの渡来を意味し、「綿」はこの種子に冠毛があることからこの名が付いた。
花期:6~9月。
(多摩市立グリーンライブセンター)
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トケイソウ

2007-08-26 00:59:30 | 樹木
今まで気づかなかったがいつも通る民家の塀に、時計の文字盤に似た複雑な花の形をした植物があるのに気づいた。調べるとトケイソウと呼ばれるつる性の常緑低木の花である。5枚のがく片と5枚の花弁は文字盤に、黒い3本に分かれた雄シベは時針、分針、秒針に見える。

 

トケイソウ科/トケイソウ属。
南米原産のつる性常緑低木。別名パッションフラワー。
明治の中唇形の小さな花が輪生する。
名前の由来:花弁が時計の文字盤、雌雄のシベが針に似ていることからこの名が付いた。欧米ではキリスト受難の花という意味でパッションフラワーと呼ばれている。
花期:5~9月。
(多摩丘陵)
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トレニア

2007-08-25 11:01:56 | 山野草
<春から秋にかけて、公園の花壇や庭の鉢植えで良く見られる植物である。

ゴマノハグサ科/トレニア属。
熱帯アジア原産の一年草。別名ナツスミレ(夏菫)、ハナウリクサ(花瓜草)。
草丈20~30cmでゴマノハグサ科特有の筒状の花を咲かせる。
花期:5~9月。
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クズ

2007-08-24 10:07:22 | 山野草
秋の七草であり、クズからとるクズコ(葛粉)、カッコントウ(葛根湯)などは良く知られている。
子供の頃に3枚の大きな葉をウサギの餌にしたことを思い出すが、花を見た記憶は不思議とない。

 

葛/マメ科/クズ属。
日本全土に分布しているマメ科のツル性の多年草。
根から食品のクズコ(葛粉)や漢方薬が作られる。
名前の由来:クズ粉の名産地だった大和の国栖(クズ)に因んでこの名が付いた。
花期:8~9月。
(多摩丘陵)
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サルビアコクシネア

2007-08-23 00:37:22 | 山野草
我が家に初めてやってきた。植えたり種を蒔いた覚えがないので、鳥か風が運んできたものであろう。
サルビアに似ているが、蕾がはっきり確認できることと花の形も違う。
でも園芸種の未知の部分に入りそうで、少し心配である。一年草なので来年はどうなるのだろう。

 
(サルビアコクシネア)           (サルビア)

シソ科/サルビア属。
日当り、水はけの良い場所に生えるシソ科の一年草。上唇は小さく下唇が大きい花を付ける。花色も赤、白、ピンク、紫など多彩である。
花期:7~11月。
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ネムノキ

2007-08-22 11:33:05 | 樹木
家の近くに大きなネムノキがある。6月に花が咲き始めた時には、淡いピンク色をして綺麗だったが、写真にとることを忘れてしまった。
色はあせてきたが、この残暑の中でも相変わらず花を咲かせている。ブログに取り上げるまでは咲き続けそうなので、9月も近づいたので花にもそろそろ眠ってもらおう。

 

合歓木/マメ科/ネムノキ属。
丘陵地や山地の明るい林などに生える落葉高木。
葉は2回偶数羽状複葉で互生し枝先に10~20個の花が集まった頭状花序を総状に付け、夕方に開花する。
名前の由来:夕方になると葉が閉じて垂れ下がることからこの名が付いた。
花期:6~7月。
(多摩丘陵)
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