アスナロ(翌檜)は「明日はヒノキになろう」と、明らかにライバル心をもっているが、サワラには対立しようとはしない。水に強くヒノキ風呂では手桶の材料になったり、時には自らがサワラ風呂にもなる。
葉に殺菌作用があることから、マツタケ(松茸)の下に敷いてあるのを見たことはあるだろう。
椹/ヒノキ科/ヒノキ属。
山中の渓附畔に生えるヒノキ科の常緑針葉樹。
葉は鱗片状で小さく、葉先は尖っている。果実は球果で緑色から熟すと褐色となる。ヒノキよりも大きく50mの大木になるものもある。
名前の由来:木質がヒノキの仲間と比べて「さわらか(やわらかい)」からさわら木と言われ、これがサワラになった。
花期:4~5月。
(国営昭和記念公園)
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