高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ナズナ

2007-02-28 03:10:27 | 山野草
「せりなづな 御形はこべら 仏の座 すずなすずしろ これぞ七草」の2番目にでてくるのがナズナである。しかし、ナズナの実態は以外に知られていない。別名ペンペングサで、どこにでも生えることから逆に、「ペンペングサも生えない」と例えられる。


(自宅近くの群生地)

薺/アブラナ科/ナズナ属。
道端、畑、空地などに生える2年草で、春の七草の一つである。ペンペングサの別名で知られている。花は直径3~4mmで白色、果実は三角形の形をしている。根出葉が円盤状に並んだいわゆるロゼッタの形をしている。
名前の由来:夏に枯れることから夏無(なつな)が由来とする説などがある。別名のペンペングサは果実の形が、三味線のバチに似ていることからこの名がついた。
花期:3~6月。
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クロッカス

2007-02-27 00:20:52 | 山野草

我が家ではキンモクセイの根元に植えられており、今年も花が咲いた。花の後は省みられることがなく、夏から秋にかけどのような状態にあるのかあまり記憶がない。



 

クロッカス/アヤメ科/クロッカス属。
ヨーロッパ中南部原産の多年草で、別名ハナサフランという。
花の色は、紫、白や黄色で、葉は細長く伸び白い線が入る。日当たりを好み、日が陰ると花は閉じる。
花期:2~4月。

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プリムラ・マラコイデス

2007-02-26 10:18:38 | 山野草
冬から春にかけて、植木鉢に沢山のサクラソウを植えている家が目立つ。我が家も満開である。
園芸店ではサクラソウとして売り出しているが、日本古来のサクラソウは4月以降に咲くので、これはプリムラ・マラコイデスではないのだろうか。
我が家の本来のサクラソウは、やっと芽が出始めたところである。


 
(白色)            (サクラソウの芽ぶき)

プリムラ・マラコイデス/サクラソウ科/サクラソウ属。
中国原産の一年草。、ヨーロッパで品種改良された園芸品種で、花の色もピンク、赤紫、白など豊富である。
花期:12~3月。


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キンギョソウ

2007-02-25 07:06:59 | 山野草
日当たりの良い庭に、鮮やかな色のキンギョソウが咲いている。本来なら春先から初夏にかけて咲く花であるが、2月なのにもう満開である。

 

金魚草/ゴマノハグサ科/キンギョソウ属。
地中海から北アフリカを原産とする多年草であるが、夏の暑さに弱いので、秋蒔きの1年草として育てることが多い。 品種改良により花の色が、赤、白、オレンジ、ピンク、黄など多彩である。
名前の由来:金魚に似た花を咲かせることからこの名が付いた。
花期:4~7月。
(多摩丘陵)


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フキ

2007-02-24 01:16:24 | 山野草
越後の山野には、いたる所にフキノトウが出てくる。残雪の下で蕾となり、雪を押しのけるように顔を出す。
フキ味噌にして食べるとほろ苦く、嫌いな人もいるが、この苦さが早春の味である。また晩春には遅れて出てくるフキの茎(葉柄)や葉が成長し、今度は茎をキャラブキにして食べると、こちらも田舎の味で美味である。
「ツクシ何の子、スギナの子」と同じように、フキとフキノトウが同じ植物とはちょっと信じがたい。

 
(隣でフキの葉も成長中)

蕗/キク科/フキ属。
山地に生える多年草。雄雌異株で、雄株は花後に枯れるが、雌株は成長し冠毛を付ける。
フキノトウ、葉、葉柄ともに食用になる。
花期:3~5月。
(多摩丘陵)
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武蔵国分寺と万葉植物園

2007-02-23 10:31:47 | 四季
東京都で古代の遺跡といえば、先ず筆頭に挙げられるのは武蔵国分寺の跡であろう。
奈良時代の天平(てんぴょう)13年(741)に聖武天皇の詔により、諸国に国分寺が建立された。その中でも武蔵国分寺は、東西約900m、南北約500mで最大規模を誇っている。
金堂、講堂、七重塔、鐘楼などが建っていたが、鎌倉幕府の滅ぶ原因にもなった元弘3年(1333)の「分倍河原の合戦」(府中市)の時に消失したと伝わる。

付近一帯は公園として保存され、現在も発掘調査が続いている。その一角に現在の国分寺があり、境内と庭は市指定の天然記念物「万葉植物園」になっている。
国分寺が栄えていた万葉の昔に、歌人が好んで詠んだ約160種の植物が植えられ、植物の傍に歌の立札が立っている。

  
(現在の国分寺)         (武蔵国分寺址)

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ユキツバキ

2007-02-22 10:50:16 | 樹木
新潟県出身の小林幸子が歌っているユキツバキは、日本海側の多雪地帯に分布する。ヤブツバキのような高木にはならず、しなやかに枝を横に広げ、雪に耐え雪解けとともにきれいに開花する姿から、新潟県では県民性を表す花として県の花に制定している。庭に置いてある鉢植えのユキツバキが開花した。
今朝、信徳さんから白いクリスマスローズが届き、うれしくて「新潟県の花」ユキツバキに代えました。

 
(鉢植えのユキツバキと新潟県の花の切手)

雪椿/ツバキ科/ツバキ属。
日本海側の降雪地帯に自生する常緑樹。
自生しているのは赤の五弁の花であるが、白や八重の改良種も多い。
名前の由来:雪国に多く生えているツバキからこの名が付いた。
花期:4~5月。
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ボケ

2007-02-21 08:58:18 | 樹木

春先に咲くウメ、サクラは、先人から良い名前を付けてもらったが、ボケは咲く花は前者に劣ってはいないが、花後の果実の形からかわいそうな名前をもらったものである。
オオイヌノフグリと同じように、花にふさわしい名前に変更願いたいものだ。

木瓜/バラ科/ボケ属。
中国原産の落葉低木で、庭木や盆栽の樹木として好んで用いられる。
花は直径2~5cmで、花の色は赤や白あるいは1本の木に紅白が混ざるものもある。
名前の由来:ボケの実の形が瓜に似ているので、木瓜からボケに変わったという説がある。
花期:1~4月。
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クリスマスローズ

2007-02-20 09:57:10 | 山野草
「クリスマスのバラ(ローズ)」という気品のある名前で知られているが、クリスマスのころに開花する早咲きの品種もあるのであろうが、一般には2月~3月頃に花が咲く。
花の色も、白、紫、ピンクなどがあり、一見地味な印象の花であるが、愛好家は多い。我が家にも3種類あったが、白の花を付ける品種がいつの間にかなくなってしまった。植え替えを嫌う花とのことで、大きな鉢に入れてほとんど手をかけていない。

我が家の白いクリスマスローズがなくなったと書いたら、いつもコメントしてくれる信徳さんから宅急便でさっき着いた。急いで鉢に植えてデジカメでパチリ。移籍にもかかわらず、我が家のクリスマスローズの主役になってしまった。大事にします。

  
(信徳さんの贈り物)       (以前からある少し濃い紫色)                     

クリスマスローズ/キンポウゲ科/クリスマスローズ属。
ヨーロッパ中部から西アジアを原産するキンポウゲ科の植物で、花の少ない冬に開花する。
花弁のように見えるのはガクで、花弁はおしべのところに咲いている。ガクは1ヶ月以上散らないのでは花期が長い。
愛好者が多く、庭に植えられる他、最近は公園でよく見かけられるようになった。
名前の由来:クリスマスのころにバラに似た花を咲かせることからこの名が付いた。
花期:1~4月。


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ヒイラギナンテン

2007-02-19 09:43:06 | 樹木
ヒイラギやヒイラギナンテンは、棘のある葉が魔よけとして好まれて庭に植えられる。
江戸時代にイラギナンテンは渡来したというが、多摩丘陵でもかなり自生している。
我が家に1本欲しいが、横に大きく広がるので、この庭では到底無理である。少し小型のヒイラギで我慢するとしよう。

 
(ヒイラギナンテンの花)

柊南天/メギ科/ヒイラギナンテン属。
中国、ヒマラヤ原産で、わが国には江戸時代に渡来したメギ科の常緑低木。
ヒイラギはモクセイ科で葉は単葉、ヒイラギナンテンはメギ科で葉は複葉である。
名前の由来:葉がヒイラギに似て、実がナンテンに似ていることからこの名が付いた。
花期3~4月。
(多摩丘陵)
 
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