高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

イワガラミ

2013-06-30 06:13:58 | 山野草
毎年、花の時期に撮影できなかったが、今年は時期は良かったが装飾花が少なかった。来年こそは綺麗な花を撮りたいと思っている。


(両性花と周りの葉のような装飾花)

 

岩絡み/アジサイ科/イワガラミ属。
山地の岩崖や林縁に生える落葉つる性木本。
葉は互生し広卵形で葉の先端は尖り縁の鋸歯はまばらである。花は小さなクリーム色の両性花が集まり、花序のまわりに白色の装飾花が縁どる。装飾花は花弁状の萼片が1枚である。
名前の由来:幹や枝から気根を出し岩崖や木に絡みながら登ることからこの名が付いた。
花期:6~7月。
(高尾山)
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初夏の高尾山Ⅱ(その7)

2013-06-29 00:03:35 | 四季
6月も残りあと2日になり、7月からは本格的な夏に入ります。今回が「初夏の高尾山Ⅱ」シリーズの最終回です。最初の画像はクララ(眩草)ですが、名の通りの美形でした。


(高尾では珍しいクララ)

 
(根汁をなめると目が眩むほど苦いクララ)

 
(ルイヨウボタンとサルトリイバラの未熟な青い実)

 
(ヤブカンゾウ)             (コマツナギ)

 
(ニガイチとヒメコウゾの熟した実)


(秋の気配が感じられるヤマハギ)

 
(ショウマで開花が早いアカショウマ)  (アオフタバランも花穂が見えます)  

 
    (クマシデの実)         (キバナノショウキラン)

 
(この日は高尾山一帯に霧がでました)


(小仏城山からみた中央やや左が高尾山)

(高尾山)        (おわり)

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初夏の高尾山Ⅱ(その6)

2013-06-28 00:11:26 | 四季
コノシリーズも6回目となると植物の羅列になってきました。今回の見どころは、薬王院の浄心門をくぐった石垣の上に、オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)とシロバナオオバジャノヒゲ(白花大葉蛇の髭)が並んで生えていました。シロバナオオバジャノヒゲは牧野博士が高尾山で発見しました。オオバジャノヒゲの開花が早いのと軸の色が違うのがわかります。
ワニグチソウ(鰐口草)は花の撮ることが多いのですが、今回は傘の中に緑色の実が付いていました。
最後の画像は信州でよくみるサボンソウ(石鹸草)で、我が家にもありますが面白い花だと思います。


(オオバジャノヒゲとシロバナオオバジャノヒゲ)

 
(ワニグチソウの実)         (スズサイコの蕾) 

 
    (ヤマアジサイ)      (まだ咲いていたオウギカズラ)

 
   (オカトラノオとキチョウ)   (ナワシロイチゴとダイミョウセセリ)


(ツレサギソウは持ち去られたか穴の跡)

 
(今年最後のムヨウラン)        (メグスリノキ)    

 
(ヤブレガサの花)             (ナルコユリ)  

 
  (ギンレイカ)             (ミゾホオズキ)


(道端にあったサボンソウ)

(高尾山)

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クマノミズキ

2013-06-27 06:12:53 | 樹木
ミズキ(水木)が終わった頃に、クマノミズキ(熊野水木)は少し遅れて黄白色の花をたくさん付ける。ミズキの葉が互生するのに対し、対生であることで区別できる。


(クマノミズキの葉は対生する)

 
(集散花序に黄白色で4弁の花を付ける)

熊野水木/ミズキ科/ミズキ属。
山地に生える落葉高木。
葉は卵形または楕円形で、先端は長い鋭尖頭で基部はくさび形、縁は全縁で対生する。枝先に集散花序を出し、黄白色の4弁の花を密に付ける。
名前の由来:三重県の熊野地方で最初に見つけたということでこの名が付いた。
花期:6~7月。
(高尾山)
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初夏の高尾山Ⅱ(その5)

2013-06-26 00:30:55 | 四季
マタタビの中性花がやっと見つかりました。しかも中性花の変化の様子が観察できるように、3個の花が並んでいました。


(マタタビの中性花は左から右に変化)

 
(マタタビの雄花と受粉直後の果実)

 
(アオスズラン)

 
(ヨウラクラン)         (トモエソウ) 

 
(中には実が3個付いたハナイカダもあった)

 
(ニワトコとオニシバリの赤い実)

 
(ミヤマナミキ)          (ヤマボウシ)


(咲き始めたオオカモメヅルの花)

(高尾山)

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ボダイジュ

2013-06-25 06:10:59 | 樹木
カルガモを救えなかったことを懺悔(ざんげ)し、久しぶりに薬王院で手を合わせた。本堂境内の寛永古鐘のすぐそばに、大きな樹木があり、いま淡黄色の花が満開である。
シナノキ科のボダイジュ(菩提樹)で、家に帰って本ブログを検索したら、仏教三大聖樹のムユウジュ(無憂樹)の記事のインドボダイジュ(印度菩提樹)にヒットした。つまりまだこのブログでボダイジュを取り上げてなかったことになる。
なおお釈迦さまが悟りを開いたインドボダイジュ(印度菩提樹)は、クワ科の常緑高木で本種とは異なる。またシューベルト歌曲集『冬の旅』の第5曲「リンデンバウム(菩提樹)」はシナノキ科のセイヨウボダイジュ(西洋ボダイジュ)である。


(淡黄色の花がたくさん咲く)

 
(薬王院本堂に覆いかぶさるように生えている)


(へら状の総苞葉を持つ)

菩提樹/シナノキ科/シナノキ属。
中国原産の落葉高木で、禅宗を広めた栄西がインドボダイジュと勘違いし、持ち帰ったという説もある。
葉は三角状円形で先端は尖り、裏面は灰白色で星状毛が密生する。葉腋から総苞葉を持つ集散花序に淡黄色の花を付ける。
名前の由来:仏教三大聖樹のインドボダイジュは寒さに弱く、その代用としてこの樹木にボダイジュの名前が付いた。
花期:6~7月。
(高尾山薬王院)
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2013年カルガモものがたり(その3)

2013-06-24 01:05:13 | 四季
カルガモものがたりは今回が最終回です。家族Cの巣は、池のほとりのアジサイ(紫陽花)の間にありました。


(6月1日、卵を温める家族Cの母親)

家族Bに遅れること1日、家族Cの子供の誕生は6月7日でした。公園に着いた時には、家族Bの母親が、近づいてきた家族Cの子供をくちばしで激しく攻撃していました。泳いでいた家族Cの子供は7羽で、母親は巣の中で残った1個の卵を抱いています。

 
(6月7日、家族Bの母親がCの子供を襲撃、母さん怖いよう)

 
(あまりの激しさに見ているのが可哀そうです)

 
(母さん助けて~、巣の母親に悲鳴が届いたでしょうか)

家族Cの母親は卵を放棄し、生まれた子供を助けに行きました。母親はどちらも大事なのでしょうが、行動は責められませんね。母親は4羽は確保しましたが、残り3羽はてんでバラバラの状態です。

 
(4羽の子供は怖さで震えています)


(僕のお母さんはどこでしょう)

ここで家族Bが池から上がり散歩に出かけましたので、そちらを追いかけ(その2です)、戻ったら母親のそばには5羽いました。群れに戻れなかった2羽の子供には、残念ながら明日がありません。

 
(家族Cの子供は5羽になりました)

家族Dの母親は池のほとりの笹の間で、卵を温めていました。6月12日の雨の日に9羽生まれて泳いでいたと、常連さんが教えてくれました。


(家族Dは笹の間で9羽誕生)

次の日も雨、雨が上がった6月14日に、元気に泳いでいるか確認に出かけました。家族Aの子供は7羽が泳いでいましたが、家族B、C、Dがどこにも見当たりません。常連さんの話では、家族A以外はこの数日の雨の間に全部いなくなったということです。
この公園の近くに川や池はありませんので、最悪の事態が起こったとしか考えられません。数羽の母親らしいカルガモが、池を泳ぎながらキョロキョロと子供を探しているようでした。また育児に参加せず、家族の危機を守れないカルガモの父親には腹がたちました。
(住宅街の某公園)       (おわり)

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2013年カルガモものがたり(その2)

2013-06-23 00:16:42 | 四季
家族Aと家族Bの子供は、外敵から安全な池の中にある人工の小屋で生まれました。家族Bの子供が生まれたのは6月5日で12羽でした。生まれた日にすぐに池の中を泳いだり、かなり遠くまで散歩をしたようです。次の日はもう2羽少なくなっていました。カルガモは生まれた日からすぐに、泳ぎ、歩きそして自分で餌を食べるんですね。


(6月6日、生後2日目で元気に泳ぐ10羽の家族Bの子供)

 
(親の後ろを泳ぐ子供、可愛いですね)

 
(ジャンプ、頭から着地)      (1羽は池から上がれず)

 
(交通ルールに従い矢印方向に進みましょう)


(母親の後ろに付いて歩道を歩きます)

 
(マンションにおじゃまします)    (ただいま留守のようですね)

 
(では次に行きましょう)        (側溝の上を歩きます)

ここで大変なことが起きました。9羽の子供から突然1羽消えました。側溝の蓋の継ぎ目から下に落ちてしまいました。助けたくても、この蓋は重くて持ち上げられません。見守り隊、住民、運転手などの救出作戦で、工具で蓋を開けやっと助けました。しかし歩き始めると、またまた1羽消え、ふたたび救出作戦開始です。このまま歩いていたら全滅と思い、池の方向に誘導が始まりました。見守る人がいなかったら2羽いなくなるところで、カルガモの散歩には危険がいっぱいです。

 
(池から上がれなかった1羽も合流し10羽です)


(長い1日が終わり母親の羽の下でお休みです)

花がないとさびしいので、今朝の庭の花を追加しました。

 
(今朝咲いていたカワラナデシコとサボンソウ)

(住宅街の某公園)

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2013年カルガモものがたり(その1)

2013-06-22 00:11:27 | 四季
「初夏の高尾山Ⅱ」シリーズの途中ですが、割り込みでカルガモのお話です。住宅街の中にあります某公園で、カルガモの雛が4組も誕生しました。家族A~Dの名前を付け追いかけてみました。
先ずは家族Aですが誕生したのは5月11日で、生まれたのは10羽(12羽だとの情報もあり)だったようです。


(6月1日、生後20日で9羽はかなり大きくなりました)

 
(母親の周りを泳ぎ、後ろに付いて行進です)

 
(7日は8羽、11日は7羽確認、あとはどうしたんでしょう)

 
(14日は7羽で変わりありません。まだ小さな羽です)

誕生したカルガモの子供は10羽だとしますと、1か月で3羽減りましたが、元気に巣だってくれるでしょうか。

 
(公園のスイレン)


(公園のタイサンボク)

(住宅街の某公園)     (つづく)

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初夏の高尾山Ⅱ(その4)

2013-06-21 00:02:57 | 四季
【ふたたび腐生植物】
今年はキバナノショウキラン(黄花の鍾馗蘭)が少ないように感じています。でも例年より少し時期が早いので、まだ期待が持てます。
きのうは雨の中での撮影で、画質がよくありません。


(キバナノショウキランが4本確認できます)

 


(ツチアケビが咲きはじめました)

 


(キヨスミウツボ)

(高尾山 2013.06.20)

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