高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

クモノスシダ

2007-07-31 10:11:31 | 山野草
高尾山でこんな面白いシダに会うとは思わなかった。クモノスシダの名前の通り、細く長い葉を伸ばし、接地したところに不定芽を発生させて次々に繁殖していく。

 
(右の画像の左下に新しい芽が見える)

蜘蛛の巣羊歯/チャセンシダ科/チャセンシダ属。
渓谷の石灰岩の岩壁や石垣などに生育する常緑性の多年草。葉の先端を細長く伸ばし、葉の先に不定芽を生じて繁殖する。
名前の由来:くもの巣を張ったよう に葉を伸ばすことからこの名が付いた。
(高尾山)
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コボウズオトギリ

2007-07-30 10:41:28 | 樹木
先日、多摩市立グリーンライブセンターで見たが、高尾山の薬王院の飯綱権現堂の境内で再び出逢った。
ビヨウヤナギやキンシバイに似た黄色い花は咲いてなかったが、可愛い小坊主(果実)が付いていた。
丸く光沢のある果実は生け花や切花に利用されるととのことである。

 

小坊主弟切/オトギリソウ科/ヒペリクム属。
ヨーロッパや北アメリカ原産の半落葉低木で、ビヨウヤナギやキンシバイの仲間である。別名ヒペリカム、ヒペリクム・アンドロサエマム。
名前の由来:オトギリソウの仲間で、果実の形が丸く光沢があることからこの名が付いた。
花期:6~9月。
(高尾山)
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レンゲショウマ

2007-07-29 11:26:17 | 山野草
「あなたの好きな山野草」のランキングをとれば、間違いなく上位のランクに入ってくると思われるのがレンゲショウマであろう。
御岳山では武蔵御岳神社とともに、レンゲショウマの群生は知られており、毎年8月上旬には「レンゲショウマ祭り」を開催するほどである。

我が家のレンゲショウマは、残念ながら2年連続して花が咲かなかった。でも今年は高尾山でレンゲショウマに出会うことができた。
薬王院の境内に植えられたものであるが、高尾さんの自然に溶け込み、自生地と変わらない美しい花を咲かせていた。

 
(ショウマに似た葉)       (ハチも綺麗な花がすき)

蓮華升麻/キンポウゲ科/レンゲショウマ属。
太平洋側の山地の落葉林内に生えるキンポウゲ科の多年草。
茎の上部に淡紫色の花を下向きにまばらに付ける
名前の由来:花がハスの花に、葉がサラシナショウマに似ていることからこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
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高尾山のイワタバコ

2007-07-28 11:28:58 | 四季
高尾山のイワタバコの花を見ようと、友人のグループから誘いがあった。
彼らは高尾山を中心に写真を撮りながら自然を散策する仲間で、高尾山の知識の豊富さにはびっくりする。
一人歩きでは気づかなかったヨウラクラン、クモノスシダ、キジョランなどを教わり、あらためて高尾山の植物の奥の深さを知ることとなった。
薬王院の近くには自生ではないが、レンゲショウマが開花時期を迎えており、清楚な花の周りには人が集まってくる。

  
(蛇滝付近の修行場)                     

  
(登山道の足元に群生)        (ストロボで撮影)

イワタバコの花の観賞は、6号路の琵琶滝付近でもできるが、ケーブルカー「高尾山駅」の下側の蛇滝(じゃたき)付近がお勧めである。ここでは登山道の足元に群がって咲いている。
高尾山の北側にあたり、太陽の光が直接届かないこともあり少し薄暗い。そのためデジカメではピントの合った写真がなかなか撮れない。
綺麗な花なのに上の画像は少しピンボケになった。
右下の画像はストロボを使ったので、花は浮き出ているが少し不自然である。
【イワタバコへ】
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ウチワゼニクサ

2007-07-27 06:43:20 | 山野草
チドメグサは葉の一端が切れているが、ウチワゼニクサはキノコのように丸い葉で中央から長い葉茎が伸びている。
白い花はきわめて小さく、肉眼では花の形が確認できないほどである。

団扇銭草/セリ科/チドメグサ属。
北アメリカ原産の常緑多年草で地や沼地に生える。別名タテバチドメグサ、ウォーターマッシュルーム、ウォーターコインなど。
長い葉茎の上に丸い小さな葉を付け、小さな白い花を咲かせる。
花期:6~10月。
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シラサギカヤツリ

2007-07-26 09:48:06 | 山野草
サギソウは名前の通りサギが飛んでいるように見えるが、カヤツリグサ科のこの植物も悪くはない。緑の中に浮かび上がる白い苞は綺麗である。

 

白鷺蚊張釣り/カヤツリグサ科/ディクロメナ属。
草原や湿地に生育する北アメリカ原産の多年草。別名シラサギスゲ、シューティーングスター、スターグラスなど多数ある。
名前の由来:花穂の苞が白くなり,白鷺が飛んでいるように見えることからこの名が付いた。
花期:6~10月。
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ニガウリとアブラゼミ

2007-07-25 08:45:22 | 四季
庭に作っている唯一の野菜がニガウリ(ゴウヤまたはツルレイシともいう)だが、2本の苗を植えると夏から秋にかけて毎年かなりの量が収穫できる。
ニガウリの収穫はまだ1本だけだが、今年はアブラゼミの孵化が観察できた。
きのう夕方6時前にゴウヤの蔓を幼虫が登り始め、葉の裏でじっと動かなくなった。午後9時前、孵化が始まった頃と思い懐中電灯で照らしたら、すでに成虫の形になっていた。そして今朝はすでに飛び去っていた。
家の周りで蝉の殻も何個か見つかっているので、今年は蝉が大量に発生する年なのかも知れない。
蝉は自由に土地を選べるわけだから、我が家の庭に決めてくれたことに感謝し、短い地上での命を満喫した後は、ふたたびこの庭で長い地中生活に入って欲しいものだ。

 
(午後5時50分、葉の裏で静止) (午後8時40分、すでに孵化)                     

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コウリンタンポポ

2007-07-24 06:59:30 | 山野草
花の色は鮮やかな紅色で夏を思わせる花だが、野生化しているのは北海道に多いようだ。
数本の花茎がヨトウムシに食べられたので、今年は花が見られないと思っていたがやっと咲いてくれた。

紅輪蒲公英/キク科/ヤナギタンポポ属。
ヨーロッパ原産の多年草で、明治中期に渡来し、畑のあぜや土手に生えている帰化植物である。別名エフデギク。
葉はロゼット状に広がり、花茎は長く上部に数個の花を付ける。葉や茎には硬い毛が生え、ランナーを伸ばして繁殖する。
名前の由来:タンポポに似た紅色の花を付けることからこの名が付いた。
花期:6~9月。
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ヒメヒオウギズイセン

2007-07-23 10:41:55 | 山野草
初夏の頃から庭や道端に咲いている紅色の花は、名前は知らなくとも誰もが見たことがある。今年もしばらくの間はこの花が道端に咲いて楽しませてくれる。


 


姫緋扇水仙/アヤメ科/クロコスミア属。
ヒオウギズイセンとヒメトウショウブの雑種で、明治中期にヨーロッパから渡来し、今では全国に広く野生化している帰化植物である。別名モントブレッチア。
名前の由来:葉がヒオウギに似ていてヒオウギズイセンよりも小さい事からヒメが付いた。
花期:7~8月。
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イソトマ

2007-07-22 10:35:18 | 山野草
今年、初めて我が家にやってきた花で、夏を前に涼しそうな青紫色の花が咲き始めた。 多年草であるが2年目以降は花付が悪くなり、毎年春に種まきをしたほうが良いとネッテトに載っている。

 

キキョウ科/ラウレンティア属。
オーストラリア原産のキキョウ科の多年草。
切れ込みのある細長い葉は互生し、長い花茎の先に青紫色や白色の5弁花を付ける。
花期:6~8月。
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