花の旅の宿泊地は小諸で、朝早く駅の周辺を散策しました。小諸ならやはり小諸城で、ここは長岡の牧野家から分家した支藩です。築城も山本勘助ですから、長岡とは深いつながりのある城です。
小諸駅は長岡駅と同様に城の跡地が駅になっていますが、長岡駅が城の遺構はありませんが、小諸は幸いにも三の門が懐古園として残っています。駅の近くに地元NPOの野草園があり、エンビセンノウ(燕尾仙翁)が咲いていました。 「島崎藤村の歌碑」と案内標識に出ていましたので行ってみました。思い浮かんだのは「千曲川旅情の歌」でしたが、石碑を見ると「惜別の歌」でした。島崎藤村は若菜集で「高楼(たかどの)」の詩を作りましたが、作曲にあたって曲名が「惜別の歌」となったと案内板に書いてありました。そうすると詩の高楼は、小諸城だったのでしょうか。 (小諸駅周辺:2012.07.26)