高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

陣馬から高尾に縦走(その6:最終回)

2011-08-16 05:01:25 | ぶらりと奥高尾
陣馬から高尾に縦走も、いよいよ最終回になりました。今回は小仏城山から一丁平、高尾山を経由し6号路で下山するところで咲いていた花などです。


コバノカモメヅル

 
オオバウマノスズクサの実)       (タムラソウのつぼみ)

 
トンボソウ)              (イワタバコ

今回の縦走の最初と最後の花は、偶然にもウバユリ(姥百合)でした。

 
(ウバユリ)


(1輪だけ内側の紫が、特に濃い花がありました)

(小仏城山~高尾山)     (おわり)

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陣馬から高尾に縦走(その5)

2011-08-15 01:00:28 | ぶらりと奥高尾
陣馬山と高尾山のほぼ中間に位置するのが、標高727mの景信山です。山頂からは八王子の市街や高尾山の工事中の圏央道が見えました。
ここでは昼食の小休止のため、草花を撮影する余裕がなく、目に付いたのは、クルマバナ(車花)でした。


(クルマバナです)

 
(景信山の山頂から)        (工事中の圏央道)

景信山の山頂から、縦走の目標点の高尾山が見えてきました。右前方に小仏城山(670m)、左端が高尾山(599m)です。景信山からは左周りに湾曲した尾根を進むことになります。縦走は次回が最終回です。


(右から小仏城山、一丁平、そして高尾山へ)

(陣馬山)     (つづく)

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陣馬から高尾に縦走(その4)

2011-08-14 01:41:07 | ぶらりと奥高尾
陣馬山(855m)を後にして、下りの道が続き、最初の休憩は明王峠です。峠ではキキョウ(桔梗)ヤマユリ(山百合)が出迎えてくれました。黄色の花は、コウゾリナ(髪剃菜)でした。


(出迎えてくれたキキョウ)


(コウゾリナ)            (ヤマユリ)

茶屋(休み)の隣に、地図が載った看板がありました。まだ高尾までの距離の四分の一しか走破していません。引き返すなら今ですよと、悪魔のささやきが聞こえました。
小仏城山までは尾根道で、左が東京都、右が神奈川県です。神奈川側は水源の森なので、整備が行き届いていますが、東京側は予算がないのか、杉の枝下ろしもしていません。


(ここは明王峠、東京都と神奈川県の境の尾根をひたすら歩きます)

(陣馬山)     (つづく)

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陣馬から高尾に縦走(その3)

2011-08-11 05:17:49 | ぶらりと奥高尾
【陣馬山の花】
陣馬山の花で、バアソブ(婆蕎)スズサイコ(鈴柴胡)と、コウゾリナ(髪剃菜)以外の花を載せます。今回は花の撮影ではなく縦走が目的でしたので、あえて花を探すことはありませんでした。
秋になったらじっくりと、陣馬山の花を観察したいと思います。


(和田峠から登り始めて初めての花はウバユリ

 
ウツボグサ)               (キキョウ

 
オトギリソウ)              (カセンソウ

 

 
クルマバナ)           (ヒメヒオウギスイセン


コバノカモメヅル

 
ヤマユリ)             (シシウド

 
ユウスゲ)              (タカトウダイ

陣馬山の頂上に到着した時は、まだ数人しかいなかったのですが、すぐに大勢の登山者が見られるようになりました。富士山は頂がちょっぴり見える程度でした。高尾までの縦走の行程は長いので、山頂に20~30分とどまっただけで出発しました。

 
(おなじみの陣馬山山頂)        (右端に富士山の頂)

(陣馬山)     (つづく)

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陣馬から高尾に縦走(その2)

2011-08-10 00:07:11 | ぶらりと奥高尾
【バアソブ】
この季節に花を目当てに陣馬を訪れる人は、昨日のスズサイコ(鈴柴胡)と、バアソブ(婆蕎)だと思います。特にバアソブは高尾山では見れないので人気が高いようです。
よく似ているツルニンジン(蔓人参)とは、1か月ほどバアソブの開花が早いこと、葉の先端に丸みがあり、葉の裏や葉の縁に毛が生えていることなどで見分けることができます。


(花をのぞいたのではなく、葉の裏や縁に生えている毛を撮りました)


(今、花が咲き始めたところです)

(陣馬山)     (つづく)

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陣馬から高尾に縦走(その1)

2011-08-09 03:32:17 | ぶらりと奥高尾
【スズサイコ】
昨年8月のお盆9月中旬の2回、陣馬高原にでかけましたが、今年は昨日(8月8日)にでかけ、陣馬から高尾に縦走をしました。スズサイコ(鈴柴胡)は花はほとんど終わり、果実が見られましたが、昨年よりはやや見劣りがしました。


(わずかに残っていた花と、ぶら下がる袋果)


(終わりに近い花)


(V字の果実もありました)

(陣馬山)     (つづく)

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陣馬から高尾へ縦走(最終回)

2010-09-16 06:55:13 | ぶらりと奥高尾
(つづき)
縦走の最終回は、歩きなれている小仏城山から高尾山口駅までのコースです。8月28日に咲いていたコバノカモメヅル(小葉鴎蔓)には、花は終わり数個の袋果が付いていました。逆V文字の美形ではありませんが、夕日の影がV字をつくってくれました。
フジレイジンソウ(富士伶人草)やタカオヒゴタイ(高尾平江帯)も、もう少しで開花でしょう。

和田(バス)~陣馬山明王峠~堂所山~景信山~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山~琵琶滝~高尾山口駅


(影で逆V文字をつくるコバノカモメヅル

 
(色が見え始めたフジレイジンソウ)    (まだ蕾のタカオヒゴタイ

 
ヤマホトトギス)              (タムラソウ

 
ヤマハギ)             (ナンテンハギ


(茎葉節ごとにジグザグに曲がり苞が確認できるミヤマタニワタシ)

太陽が届かないところでは少し暗くなり、秋が近づいていることを感じます。たくさんのシオデ(牛尾菜)の実と、やっとヤマホオヅキ(山酸漿)に出会うことができました。
2m四方に広がる大きな株でしたが、周囲が薄暗いので、イマイチの画像です。

 
(たくさんの実を付けたシオデ)    (遂に出会ったヤマホオヅキ

陣馬から高尾までの行程で、特に目に付くのはシモバシラで、今年の冬も自然が造る見事な氷の芸術に期待して、前年のシモバシラにリンクしておきます。

 霜ばしら 我ら高尾の おくりもの(寅太)

(小仏城山から高尾山口駅)    (おわり)

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陣馬から高尾へ縦走(その3)

2010-09-15 06:41:52 | ぶらりと奥高尾
(つづき)
今回は景信山から小仏峠までです。
景信山の山頂に、「陣馬山に5.7km、高尾山に4.4km」の標識がありました。和田バス停から陣馬山頂まで2.8kmと、高尾山頂から高尾山口駅までの3.6kmを加えると、縦走の全行程は16.5kmということになります。
途中でツルニンジン(蔓人参)の大群生に会いましたが、まだ口の開いてない蕾で、今年はまだ開いた花は見ていません。

和田(バス)~陣馬山~明王峠~堂所山~景信山~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山~琵琶滝~高尾山口駅


(景信山頂のワレモコウ) 

 
ツルニンジンの大群生もまだ蕾)

 
ツリフネソウ)              (イヌショウマ

 
 (アオツヅラフジ)            (シロヤマギク

アオツヅラフジ(青葛藤)とシロヤマギク(白山菊)は、花の変化する過程がわかる画像で面白いと思います。ノササゲ(野大角豆)とトキリマメ(吐切豆)も判別が難しいのですが、葉の先端があまり尖がらないのがノササゲとなります。

 
モミジガサ)             (ヤブツルアヅキ) 

 
ノササゲ)               (トキリマメ


(景信山頂は陣馬より高尾に近く、中間点を過ぎた) 

(画像は景信山から小仏峠まで)    (次回につづく)
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陣馬から高尾へ縦走(その2)

2010-09-14 06:31:09 | ぶらりと奥高尾
(つづき)
今回は陣馬山の山頂から景信山までです。ところどころにツルリンドウ(蔓竜胆)の白い花が咲き始めていましたが、目新しい植物はありませんでした。
ボタンズル(牡丹蔓)とセンニンソウ(仙人草)の花はたいへん似ています。これは葉に鋸歯があるのがボタンヅルで、ない(全縁)のがセンニンソウなので、見分けることができます。
むしろ高尾近辺では、ボタンズルとコボタンズル(小葉牡丹蔓)が紛らわしいのではないでしょうか。
私のようなにわか植物愛好者には、両者を統一して欲しいところですが、専門家には全く別の品種に見えるのでしょう。今回の画像は陣馬山を下り景信山までです。

和田(バス)~陣馬山~明王峠~堂所山~景信山~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山~琵琶滝~高尾山口駅


(高尾でよく見られる白いツルリンドウ

 
(満開のキバナアキギリ)        (まだ蕾のクサボタン

 
ダンドボロギク)          (ベニバナボロギク

堂所山の近くでは、ダンドボロギク(段戸襤褸菊)とベニバナボロギク(紅花襤褸菊)が多く見られました。さて肝心のボタンヅズルとコボタンヅルの見分け方は、3出複葉(小葉が3枚)ならボタンズル、2回3出複葉ならコボタンヅルです。単純には葉が3枚がボタンヅズル、葉が9枚ならコボタンヅルと覚えましょう。
さらにややこしくなると、コバノボタンズル(小葉の牡丹蔓)という品種があり、9枚の小葉がやや小さく、先端にやや丸みがあるものもあります。でもあまりくどく説明しますと、仙人と間違われそうです。


(意外と花期が長いボタンズル

 
(ボタンズルは3出複葉)       (コボタンズルは2回3出複葉)

 
 (センニンソウの花)          (センニンソウの実)


(一面のセンニンソウの花)

(以上陣馬を過ぎ景信山まで)    (次回につづく)
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陣馬から高尾へ縦走(その1)

2010-09-13 05:22:49 | ぶらりと奥高尾
景信から高尾へ縦走したことはありますが、その奥の陣馬から高尾に抜けたことはありません。今回は思い切って縦走してみました。
目当ては、陣馬山で見たスズサイコ(鈴西胡)の花のその後と、小仏城山のフジレイジンソウ(富士伶人草)の様子見でした。スズサイコはガガイモ科の証拠というべき袋果の確認ができました。フジレイジンソウは伶人の帽子が確認できるようになり、もう少しだと思われます。まだ今年見てませんでしたヤマホオヅキ(山酸漿)にも、出会うことができました。
陣馬山の周辺ではシモバシラ(霜柱)が咲き始め、冬の霜柱の季節が待ち遠しくなります。また前回咲いていたバアソブ(婆蕎)は、数日前の草刈にあい実がたくさん捨てられて姥捨山)いました。
縦走で出会った花を、今回は4回シリーズで載せます。

和田(バス)~陣馬山~明王峠~堂所山~景信山~小仏峠~小仏城山~一丁平~高尾山~琵琶滝~高尾山口駅


(目当ての一つはスズサイコの袋果)

 
(逆Vの字の袋果)   (スズサイコ)   (8月12日の花)

 
(少しピンク色のシモバシラ

 
(咲き遅れのウツボグサ)   (出会うことの少ないシュロソウ

 
 (ゲンノショウコ)             (ツルウメモドキ

 
ツリガネニンジン)        (捨てられたバアソブの実)


ノハラアザミをひとりじめのキアゲハ)
山頂のお花畑ではキアゲハが花から花へ飛び回っていました。


(東京と神奈川の県境の陣馬山頂上)

(以上和田から陣馬山まで)    (次回につづく)
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