高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ヤマハタザオ

2014-05-31 00:19:05 | 山野草
日影沢の道端でヤマハタザオ(山旗竿)に出会った。旗竿の名前の通り、まっすぐ伸びた茎の先端に白い花が咲いていた。

 
(旗竿のような長い茎の先端に白い花を付ける)

山旗竿/アブラナ科/ヤマハタザオ属。
山野の草地や林縁に生える多年草。
根生葉はロゼット状、茎葉は茎を抱き、波状の鋸歯がある。茎頂に総状花序を出し、白色の4弁の花を付ける。花弁は楕円状へら形。
名前の由来:山地に生えるハタザオの仲間からこの名が付いた。
花期:5~7月。
(高尾山)
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ミヤマヨメナ

2014-05-30 04:54:34 | 山野草
庭には青紫色、赤紫色と白色のミヤコワスレ(都忘れ)があるが、この園芸種の母体に今回は出会った。春に咲く淡青紫色のミヤマヨメナ(深山嫁菜)である。
日影沢入口付近の杉林でミヤコワスレに似た花を見るが、ミヤコワスレとミヤマヨメナを見分ける知識はまだない。


(ミヤコワスレの母体はミヤマヨメナ)

 

深山嫁菜/キク科/モメナ属。
山地の木陰に生える多年草。
葉は互生し、卵形または倒卵形で翼のある長柄があり、上部ではしだいに無柄となる。頭花は枝先に1個付き、淡青紫色である。
名前の由来:深山に生えるヨメナに由来する。
花期:5~6月。
(長岡市)
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幕府輸送船「順動丸」

2014-05-29 05:18:42 | 歴史
長岡は譜代の城下町です。城下町なら城はなくとも、どこかに堀や石垣が残っていそうです。でも長岡はどこにも城下町の面影はありません。そもそも長岡駅自体が本丸の場所なんです。
数年前に三島郡寺泊町が長岡市に合併しました。ここには幕府輸送船「順動丸」の動輪のシャフトが展示されています。
慶応4年、寺泊沖に停泊中に西軍の軍艦2隻に急襲され、浅瀬に乗り上げ自爆しました。後年に海底からエンジンから動輪に力を伝えるシャフト2本を見つけ、寺泊水族館脇に展示してありました。今回の旅では「順動丸」のシャフト見学を盛り込みました。ところが海岸に展示してあったもので腐食が進み、今は倉庫に保管中でした。


(幕府輸送艦「順動丸」)

 
(向こうに見えるのは佐渡と寺泊港のにぎわい)


(かって展示してあった順動丸のシャフト)

 
(腐食が進み長岡市寺泊支所が倉庫に保管中)

 
(最近見つかった西軍の砲弾と寺泊水族館)

◆順動丸の概要
 名 称:順動丸(英国名 ジンギー号)
 種 類:輸送船・蒸気外輪船
 材 質:鉄
 大きさ:長さ約77m・幅約8.6m・高さ約5.1m
 排水量:405トン
 馬 力:360馬力
 造船地:イギリス
 造船年:文久元年(1861年)
 受取年:文久二年(1862年)
 価 格:15万ドルで幕府が購入  文化財指定:昭和54年3月(当時は寺泊町。現在は長岡市指定文化財)
 ※公開するシャフト1対(2本):船の外輪を回すための動力を伝達する回転軸
  大きさ:全長430cm・直径30cm・重さ4トンと4.5トン-材質は鉄

(長岡市寺泊)

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晩春の高尾山系の花(その2)

2014-05-28 00:14:23 | 四季


(セッコクが咲き始めました)

 

 
(ウメガサソウとイチヤクソウの蕾)

 
(イナモリソウとイナモリソウの白花)


(フイリイナモリソウ)

 
(ハンショウヅルとスイカズラ)

 
(ワニグチソウとツクバネウツギ)

 
(イカリソウとエビネ)

(高尾山系)

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招魂社祭

2014-05-27 05:04:53 | 歴史
1週間の旅でしたが、18日の日曜日だけは公式な行事に参加しました。
戊申北越戦争で最初に長岡城が落城した日が5月19日で、これに最も近い日曜に招魂社祭があり、祖先の霊を弔いに全国から集まります。19日に城は落ちましたが、7月25日に城を奪還し7月29日に再び落城しました。圧倒的に多い西軍に対し、北越では互角に戦いました。そして長岡藩は会津に戦場を移し、9月22日に会津藩が降伏するまで戦い続けました。長岡藩が降伏したのは9月25日でした。
戦いが終わり大勢の長岡藩士は仙台に逗留されたことは分かっていましたが、さらに岩手県一関に320名が逗留された事実が昨年わかりました。今年の招魂社祭には一関市から関係者が参加し、例年以上に盛り上げりました。


(長岡市悠久山の蒼柴神社)

 
(戊申および西南戦争の戦死者を弔う招魂社)

 
(戦没者の墓に囲まれ式典は厳かに進行します)


(蒼柴神社裏の歴代長岡藩主の霊廟)

(長岡市悠久山)

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可愛らしいヒメサユリ

2014-05-26 06:06:44 | 四季
昨年のヒメサユリ(姫小百合)が忘れられず、今年も開花しているとの情報があり足を運びました。


(淡いピンク色のヒメサユリ)

 

(長岡市)

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ハマニガナ

2014-05-25 06:07:08 | 山野草
一見してニガナ(苦菜)であるが、今まで別種のハマニガナ(浜苦菜)とは気が付かなかった。


(花は舌状花で左の葉に特徴がある)

 

浜苦菜/キク科/ニガナ属。
海岸の砂浜に生える多年草。別名ハマイチョウ(浜銀杏)。
葉腋から花茎を伸ばし、直径2~3cmの黄色の頭花をつける。頭花は15~20枚の舌状花からなる。
名前の由来:浜に咲くニガナからこの名が付いた。
花期:4~10月。
(柏崎市中央海岸)
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ハルリンドウ

2014-05-24 05:55:02 | 山野草
ハルリンドウ(春竜胆)に出会うのは初めてではないが、今まで開いた花を見るのには天候が良くなかった。
この日は朝から良い天気で、ハルリンドウの観察には絶好の観察日であった。よく似ているフデリンドウ(筆竜胆)が1本の茎から枝分かれした先に花を付けるのに対し、ハルリンドウは根元から複数の茎が伸び先端に花を付ける。


(根元から数本の茎が伸び先端に花を付け、花期に根生葉も残る)

 
(副片があるので、花冠は10裂しているように見える)

春竜胆/リンドウ科/リンドウ属。
日当たりのよい、やや湿り気のあるところに生える2年草。
根生葉は卵形で地面にロゼット状にあり、茎葉は卵状被心形で小さい。地面から茎が伸び、先端に青紫色の漏斗状の花を付ける。花冠は5裂するが、裂片間に副片があるので10裂しているように見える。
名前の由来:春に咲くリンドウからこの名が付いた。
花期:3~5月。
(長岡市)
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海辺の花(その1)

2014-05-23 04:34:46 | 四季
ほぼ1週間の北国の旅から戻ってきました。恒例になっています春の旅の行動予定はいつもはっきりしていませんが、最初に向かうのはいつも柏崎の海辺です。柏崎の霊峰「米山」、マンテマハマナス(浜梨)が出迎えてくれました。


(海岸に生えるナデシコ科のマンテマ)

 


(1年ぶりの米山です)

 
(赤と白のハマナス)

(柏崎市の中央海岸)

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カザグルマ

2014-05-16 06:51:33 | 四季
明日からしばらくの間、北の方面へ旅をしてきます。今年も日曜日だけは長岡の行事に参加しますが、それ以外の行動は決まっていません。昨年に続き旅の前日のブログはカザグルマ(風車)で、薫風にまわる風車のように風の吹くままの気楽な旅です。


(今年も咲いたカザグルマ)

 
(昨年よりも花の数が多い)

(多摩丘陵)

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