高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ヤマウツボ

2011-04-30 05:56:33 | 山野草
今回の高尾山の散策で、一番の収穫はヤマウツボ(山靫)に会えたことである。かなりの数が群生し、また高尾の自然の奥が深いことを実感した。
魚のウツボ(鱓)は鋭い歯と大きな口を持ち、岩陰で待ち伏せするどう猛な大型肉食魚で、あまり歓迎しないが、このウツボはウツボグサ(靫草)と同じ語源で、矢を入れる靫からきているから可愛い?。


(とうもろこしのような形をしている)

 

山靫/ゴマノハグサ科/ヤマウツボ属。
山地のやや湿ったところに生える寄生植物。
ブナ科などの木の根に寄生し、葉緑素を持たない。花は横型の筒状で、白に少し赤みが入った色である。
名前の由来:山に生え花穂がうつぼに似るのでこの名が付いた。
花期4~5月。
(高尾山)
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春の陽をうけて咲くフデリンドウ

2011-04-29 09:26:06 | 山野草
緑の日の朝に相応しく、柔らかな春の陽が部屋の中に差し込んでいます。先日の裏高尾では、陽を受けフデリンドウ(筆竜胆)が青紫色の花びらを大きく広げていました。

  
(春の陽ざしをいっぱいに受けるフデリンドウ)

(裏高尾)
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イワボタン

2011-04-28 09:04:58 | 山野草
イワボタン(岩牡丹)は関東以西の太平洋側に分布するが、高尾山には生いてないものと思っていた。ところが知人のブログに載っているのを見つけた。
ヨゴレネコノメソウ(汚れ猫の目草)の葯は紫色であるが、イワボタンの葯は紫色~橙色の違いで見分ける。また一つ高尾の花がブログに加わった。なお、新潟県にはよく似たホクリクネコノメソウ(北陸猫の目草)がある。


(葯が黄色いことでヨゴレネコノメソウと見分ける)

 
(右下はヨゴレネコノメソウか?)

岩牡丹/ユキノシタ科/ネコノメソウ属。
山地の川沿いに生える多年草。関東以西の太平洋側に分布する。別名ミヤマネコノメソウ。
根生葉は柄があり、広卵形~狭卵形。茎葉は卵円形~卵状楕円形で対生する。雄しべは4~8個で葯は黄色~橙色。
名前の由来:葉が牡丹の葉ににているのでこの名が付いた。
花期3~4月。
(裏高尾)
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ある日の裏高尾(その7)

2011-04-27 09:14:50 | 四季
日影沢沿いを歩いていましたら、親子と思われるウラシマソウ(浦島草)が、川に背にして釣り糸を垂れていました。近くにはミドリニリンソウ(緑二輪草)と咢がかなり赤いフタバアオイ(双葉葵)がありましたので、釣りに熱中できないのもわかります。
民家の石垣には、対照的な老人(オキナグサ:翁草)と娘(ヒメスミレ:姫菫)が生えていました。


(親子のウラシマソウ(浦島草)の花)

 
ミドリニリンソウ(緑二輪草))     (かなり赤いフタバアオイ(双葉葵)

 
ヤブレガサ(破れ傘))      (キランソウ(金瘡小草草)

 
(民家の石垣のオキナグサ(翁草)ヒメスミレ(姫菫)


ミヤマハコベ(深山繁縷)

(裏高尾)

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スズムシソウの栽培に挑戦中

2011-04-27 06:07:01 | 四季
秋の夜の主役とされる鈴虫と松虫は、平安時代のころには逆に呼ばていたとの説があり、時々間違ってしまいます。そんなことからうっかり スズムシソウ(鈴虫草)マツムシソウ(松虫草)を勘違いしてしまいます。
黒い羽根の鈴虫に似た形の花を持つ春の山野草がスズムシソウで、松虫の鳴く秋の季節に咲くのがマツムシソウです。
昨年から難しいといわれるスズムシソウの栽培に挑戦していますが、今年は無事に咲きました。来年また咲いたと報告ができればよいと思っています。


(鈴虫の羽根に似た花を付けるスズムシソウ)

  
(今年はこんなに咲きました)

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十日町で入手したアズマシロガネソウ

2011-04-26 06:16:31 | 四季
昨年、十日町市松代で購入したアズマシロガネソウ(東白銀草)が、今年も咲きました。初めて見る山野草だったのですが、越後では珍しい花ではないとのことでした。今が満開で、花後に付く鯖の尻尾状の種子は見られません。ちょっと変わった花で気に入ってるんです。

  
トウゴクサバノオ)の鯖の尾のような種子はまだ見られない)

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ユキモチソウ(2)

2011-04-25 05:34:14 | 山野草
ユキモチソウ(雪餅草)の実生を取り上げたのが、2008年4月25日であるから、きょうでちょうど3年目になる。この春、花が咲くまでに成長したのは、40粒の種で12個である。ユキモチソウの性質を知らない素人が、実生から育てるのは無理と思っていたので大成功である。


(芽生えから3年で咲いたユキモチソウ)

 
(付属体が餅に似て雪のように白いことからユキモチソウ)

雪餅草/サトイモ科/テンナンショウ属。
山地の林下に生える多年草。絶滅危惧種で生息地は四国、三重、愛知、静岡などのある地域に限定される。
仏炎苞(ぶつえんほう)は外側が暗紫色で内側は白色、中の付属体は円柱状で上部の頂端部が白色で膨れている。花は肉穂花序の下部に多数つく。
名前の由来:紫褐色の仏炎苞の中の付属体が白い棍棒状で先端が丸く白い雪のように膨れていることからこの名が付いた。
花期:4~5月。
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咲いた南魚沼のユキツバキ

2011-04-24 17:28:03 | 四季
大震災から40数日が経ちましたが、地震はいっこうにおさまる気配はありません。この期間中はほとんどカメラを出す気にもなれませんでしたが、久しぶりに庭の花を撮ってみました。いまごろは越後ではユキツバキ(雪椿)も咲く頃と思います。我が家でも、2年前の南魚沼市の旅で、「緑の羽根」募金のお礼にもらったユキツバキが咲きました。


(咲いた越後のユキツバキ)

 
(2年前の小さな苗木)     (2輪咲いた赤い八重の花)

(寅太の庭)
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