高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

キバナノショウキランなどの大株

2011-06-30 21:57:55 | 山野草
2011年は驚くほど大株の腐生植物に出会いました。


(キバナノショウキランの大株)


(キヨスミウツボの大株)

(高尾)

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6月の花(高尾総集編)

2011-06-30 05:39:11 | 山野草
6月の最終日になりました。今月も5月に続き総集編として、高尾の山野草(一部樹木を含む)の中から10個を選び、載せることにします。初登場のシロテンマ(白天麻)とヒトツボクロ(一黒子)は追って個別に載せることにします。


セッコク(石斛)

 
ホシザキイナモリソウ(星咲稲森草))(稀にしか見れないシロテンマ(白天麻))

 
(ヒトツボクロ(一黒子))        (ムヨウラン(無葉蘭)

 
キヨスミウツボ(清澄靫))       (サイハイラン(采配蘭)

 
ジャケツイバラ(蛇結茨))        (エゴノキ(野茉莉)


ギンリョウソウ(銀竜草)の群生)

(高尾山)

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シロバナオカタツナミソウ

2011-06-29 00:07:59 | 山野草
今までオカタツナミソウ(丘立浪草)の白い花と解釈して取り上げてなかったが、森林総合研究所多摩森林科学園の所蔵植物標本データベースでは、学名を持った種としてシロバナオカタツナミソウ(白花丘立浪草)を位置付けている。撮ったのは6月初めで、もう花は咲いてないと思う。


(真っ白な花)

 
(右はオカタツナミソウの標準種)

白花丘立浪草/シソ科/タツナミソウ属。
丘陵地の林縁などに見られる多年草。
名前の由来:オカタツナミソウの類似種で、花が白いことからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(高尾山)
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ギンレイカ

2011-06-28 06:07:04 | 山野草
ギンレイカ(銀鈴花)は街の飲み屋の娘の名前のようでもあるが、別名のミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)は一転して田舎っぺにも聞こえる。あまり知られてない植物であるが、高尾山では何箇所かで出会っている。
気分の乗った日にはギンレイカで、ちょっと気分が沈んだ日にはミヤマタゴボウと呼ぶことにしよう。なおチョウジタデ(丁子蓼)の別名がタゴボウ(田牛蒡)で、水田や湿地に生え黄色の花が咲くアカバナ科の植物である。


(花が終わり下部には鈴のような実が見える)

 

銀鈴花/サクラソウ科/オカトラノオ属。
山地の湿ったところに生える多年草。別名ミヤマタゴボウ(深山田牛蒡)。
葉は長楕円形で下部は翼のある柄になる。枝先に小さな白い花を総状に付ける。
名前の由来:白い花を銀の鈴に見立てたという説と、丸い果実が錆び た銀の鈴のようだからという説などがあるようである。
花期:5~7月。
(高尾山)
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ガクウツギ

2011-06-27 06:32:03 | 樹木
6月の初めには、不ぞろいな3枚の装飾花で、ガクウツギ(額空木)が咲いているのがわかったが、その数も少なくなってきた。いよいよ季節も春から初夏に変わりつつある。
ところでガクウツギの別名はコンテリギ(紺照り木)であるが、相模原公園の大温室「サカタのタネグリーンハウス」で出会った、奇妙な名前のカラコンテリギ(唐紺照り木)を思い出した。


(不ぞろいな3枚の装飾花が目立つ)

 

額空木/ユキノシタ科/アジサイ属。
山地の沢沿いの斜面や林縁に生える落葉低木。別名コンテリギ(紺照り木)。
葉は長楕円形で対生し、縁には浅い鋸歯があり、先は尾状に尖り、光沢がある。装飾花の萼片は白色で3枚は不ぞろいである。内側の両性花は黄色い。
名前の由来:茎葉などがウツギ (空木)に似て、花はガクアジサイ(額紫陽花)に似ていることからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(高尾山)
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サルナシ

2011-06-26 00:15:14 | 樹木
高尾山ではマタタビ(木天蓼)が咲き始めたが、同じマタタビ属のサルナシ(猿梨)は1ヶ月ほど早く咲く。このサルナシの画像は6月上旬に撮ったものであるが、まだブログに載せてないことに気付いた。
マタタビと同じく雌雄異株で、雄花、雌花、両性花があるが、この画像の花は両性花と思うのだが、特定するのは今後の学習となる。


(花は下向きに咲く)

 

猿梨/マタタビ科/マタタビ属。
山地に生える蔓性の落葉樹木。雌雄異株。
葉は広楕円形で厚く光沢があり互生し、縁には棘状の鋸歯がある。白色の花は下向きに咲き、果実は緑色の球形である。
名前の由来:猿が好んで食べる梨からこの名が付いたが、人間が食べても美味しい。
花期:5~7月。
(高尾山)
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ギョウジャニンニク

2011-06-25 10:01:35 | 山野草
ギョウジャニンニク(行者大蒜)は何回も見ているが、今まで花の良い画像なかった。今回の雪国植物園で、待望の咲き始めギョウジャニンニクに出会った。


(多数の小さな花を付ける)

 

行者大蒜/ユリ科/ネギ属。
深山の林下に生える多年草。
葉は長楕円形で2~3枚が根生する。長い花茎の先端に淡黄白色の小さな花を多数散形状に付ける。
名前の由来:全草に強いニンニク臭があり、行者が食用にしたことからこの名が付いた。
花期:6~7月。
(長岡市雪国植物園:2012.05.29)
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スギゴケ(雄株)

2011-06-25 05:06:50 | 山野草
武田信玄の菩提寺の恵林寺は、山門に書かれた快川和尚の「安禅不必須山水減却心頭火自凉」 (あんぜんかならずしもさんすいをもちいずしんとうめっきゃすればひもおのずからすずし)が知られている。
この日は本堂の前庭で、スギゴケ(杉苔)の雄株と雌株に同時に出会った。スギゴケは雌雄異株で、異株が同じ場所に固まって育つことは少ないが、 ここは30cm角のプレートで他所からの植栽された所で、学習には好都合である。
我が家に2鉢のスギゴケがあるが、まだ雌雄の決め手がない。多分雌株と思っているので、次に載せることもあろうと今回は雄株とした。


(スギゴケの左が雄株、右が雌株)

  
(恵林寺山門)            (恵林寺の庭園)

 
(雄株)                (雌株)

杉苔/スギゴケ科/スギゴケ属。
低地から山地のやや日陰地の湿った土地に生える。雌雄異株。
山野の湿地にに群生する。茎は5~15cmで直立し枝分かれはしない。
名前の由来:スギ(杉)の若苗に似ていることからこの名前が付いた。
(山梨県恵林寺)
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アカマツ

2011-06-24 11:34:55 | 樹木
石和温泉に山の仲間の見舞いに行ってきた。かっての首都圏の週末の歓楽街は、いまは温泉病院にかなり姿を変えている。
甲斐善光寺は数え切れないほど訪問しているが、ブログで取り上げてもらえないからか、アカマツ(赤松)が東日本一の木造建築を覆いかぶしてしまった。今回は寺の前景と芭蕉翁月景塚の碑も合わせ、ちゃんと載せることにする。
 芭蕉月景(影)の句碑
 「月かげや 四門四宗も ただひとつ」


(甲斐善光寺の見事なアカマツ)

 
(池の隅に建つ「芭蕉月景の碑」)

赤松/マツ科/マツ属。
乾燥したやせ地にもよく育つ常緑針葉樹。雌雄同株。
クロマツ(黒松)とともに日本の代表的な二葉松の一つ。樹皮は赤褐色。葉は針状で2個束生。
名前の由来:樹皮が茶赤褐色なのでこの名が付いた。
花期:4~5月。
(山梨県甲斐善光寺)
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ヤマガシュウ

2011-06-23 13:47:13 | 樹木
高尾山を歩いていて、植物の初心者にはわかり易く説明することで勉強になるが、ブログなどを解説しているベテランと話をすると、今度は自分の知識の浅さに気付きより勉強しようと思うが今回はそんな出来事があった。
私の目にはサルトリイバラ(猿捕茨)に見える植物をヤマガシュウ(山何首烏)だというのである。
なるほど刺は細くてまっすぐで、これでは猿を捕らえることはできない。自分以外は全て師であると悟らされた一日であった。


(サルトリイバラにくらべ刺は細い)

 
(ヤマガシュウの雄花と雌花)

山何首烏/ユリ科/シオデ属。
山地に生える蔓性植物。別名サイカチイバラ。雌雄異株。茎は細く稜があり、細かい刺が多い。葉は互生し基部は心形である。葉腋に散形花序を出し、黄緑色の小さな花を付ける。
名前の由来:ツルドクダミ(何首烏)に似て山に生えることからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(高尾山)
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