高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ぶらりと高尾山(10)(その2)

2011-08-31 00:53:28 | ぶらりと高尾山
「ぶらりと高尾山」シリーズは、間にいくつか入れましたが、今回が2回目(その2)です。キツリフネ(黄釣船)は2週間くらい前から咲いていますが、紅紫色のツリフネソウ(釣船草)はまだ花を見ていません。 ミズタマソウ(水玉草)とウシタキソウ(牛滝草)は似ているので、見分けが難しいのですが、ミズタマソウの花柄の付け根が赤くなっています。
今回の目玉は自生のレンゲショウマ(蓮華升麻)で、薬王院の植栽以外では、初めて見て感激しました。


キツリフネ

 
ミズタマソウ)             (ウシタキソウ

 
コバノカモメヅル)            (レンゲショウマ

 
スズサイコ)             (キンミズヒキ

(高尾山周辺)

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コブシの実

2011-08-30 04:52:13 | 樹木
千昌夫の「北国の春」は、誰もが好きな曲の一つである。♪白樺青空南風 こぶし咲くあの丘 北国のああ北国の春・・・。郷愁をさそう爽やかな曲なので、この歌詞に出てくるコブシ(辛夷)が、握りこぶしだとはあまり知られていない。
きのうの民主党選挙では、握りこぶしの人も多いようであった。夜になるとハンマー投げの室伏広治選手の、オリンピックと世界選手権の両方での金メダル獲得は、日本人史上初の快挙と報道され、今度は手を開いての拍手である。
きのうは高尾山でコブシの集合果をみていたが、この実は意外に知られてない。


(コブシの実)

 
(右の画像では赤い種がのぞいている)

(高尾山)

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ウリノキ

2011-08-29 05:13:15 | 樹木
ウリノキ(瓜の木)は、秋に咲くクサボタン(草牡丹)の花に似て、花弁がカールしているのが可愛くて人気がある植物である。8月末になると楕円形の果実が熟して藍色になってくる。


(果実は楕円形の核果)

 

 
(カールした花は人気がある。 撮影2011.06.15)

瓜の木/ウリノキ科/ウリノキ属。
山地に生える落葉低木。
葉身は4~5角状円形で浅裂し互生する。葉腋から集散花序をだし、白い花を数個吊り下げる。花弁は6枚で線形で強くそりかえる。果実は楕円形の核果で藍色に熟す。
名前の由来:葉の形がウリ(瓜)の葉に似ているのでこの名が付いた。
花期:5~6月。
(高尾山)
【山野草の索引(樹木)へ】

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ツルニガクサ

2011-08-28 06:21:01 | 山野草
この花は何回撮っても満足できる画像がなく、いつも苦々しく思う草である。よく似たニガクサ(苦草)との相違点は、萼に細かい腺毛が密生すればツルニガクサ(蔓苦草)で、萼の腺毛がなくまばらに短毛があればニガクサとのことである。
にわか山野草愛好家にはどうもわからないようで、名前の通りの苦草である。


(淡紅色の唇形花を多数つける)

 

蔓苦草/シソ科/ニガクサ属。
山野の湿った草地に生える多年草。
葉は長楕円形で対生し、縁に不ぞろいの鋸歯がある。茎頂や茎上部の葉腋から伸びる花序に、淡紅色の花を多数付ける。花冠は唇形で上唇は2裂、下唇は3裂し長く突き出る。
名前の由来:ニガクサに似て、地中に走出枝があることでこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

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ユウガギク

2011-08-27 05:37:51 | 山野草
一番早く咲き始める野菊で、高尾では道端で多くみられる。散房状花序なので、カメラでなかなか良い画像を撮れない。
そんなことからまだ取り上げることを忘れていたが、今回は比較的花が集まっていた。漢字では優雅菊ではなく、柚香菊である。

 

柚香菊/キク科/シオン属。
日当たりの良い道端や山野に生える多年草。
茎は上部で多く枝分れし、葉は長楕円形~披針形で互生する。枝先に白~薄青紫色の舌状花と黄色の管状花を付ける。
名前の由来:葉を揉んだ匂いがユズ(柚子)の香りがすることからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

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ぶらりと高尾山(10)(その1)

2011-08-26 00:17:00 | ぶらりと高尾山
8月15日と23日に、高尾山とその山系を歩きました。ブログで初めての花は個別に載せていますが、その他の主な植物はまとめて載せることにします。
最初のカノコユリ(鹿子百合)ですが、一丁平に生えていましたが、自生には少し不釣り合い感じがしています。誰かの手によるものかもしれません。


カノコユリ

 
イワタバコ)             (キツネノカミソリ

 
オトコエシ)             (ジャコウソウ

 
ソウシシヨウニンジン)       (ナガバノコウヤボウキ

(高尾山周辺)

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オオヒナノウスツボ

2011-08-25 00:46:46 | 山野草
オオヒナノウスツボ(大雛の臼壷)は、春に咲くサツキヒナノウスツボ(五月雛の臼壷)よりは全体に大型であるが、花の形などはよく似ている。
幸運なことに、サツキヒナノウスツボの開花が遅れた株があり、同じ日に観察することができた。

 
(オオヒナノウスツボの花の拡大)


(同じ日に撮ったサツキヒナノウスツボ)

大雛の臼壷/ゴマノハグサ科/ゴマノハグサ属。
日当たりのよい草地や林の縁に生える多年草。
葉は長卵形~卵形で先端は尖る。壺形の花は茎の上部に円錐状に付き、紫暗色で下唇の中央裂片は反り返る。
名前の由来:壺形の小さな花を壺や臼に見立てこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
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ヒキヨモギ

2011-08-24 00:47:11 | 山野草
昨日の天気予報は、久しぶりの雨が降らない一日のようで、1週間前とほぼ同じ道を歩いた。
一昨年に半寄生植物のコシオガマが生えていた、日当たりのよい道端の縁を見ていたら、同じ場所に今年はヒキヨモギ(引蓬)が生えていた。コシオガマと同じ半寄生植物であるが、高尾ではめったに会うことはない。来年は生えてくるのであろうか。


(上唇が赤いヒキヨモギ)

 


(一昨年、同じ場所にでたコシオガマ

引蓬/ゴマノハグサ科/ヒキヨモギ属。
山野の日当たりのよい草地に生える半寄生植物。
葉は対生し、卵形~長卵形で羽状に深裂する。枝先の葉腋黄色の唇形花を付け、下唇は3裂する。
名前の由来:ヨモギによく寄生するのでこの名が付いた。
花期:8~9月。
(高尾山)
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サギソウはいまが見ごろ

2011-08-23 02:47:51 | 旬な花
6年前に5粒だったサギソウ(鷺草)は、毎年1.5~2倍で種がふえ120粒ほどになりました。お盆の頃に咲き始めたのですが、今が最盛期のようです。純白な鷺が飛ぶような姿は、とても綺麗だと思います。
毎年1~2月に植え替えていますが、はたしてどれ位ふえたか楽しみです。


(まだまだ咲きます)

 

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オオヤマハコベ

2011-08-22 05:50:33 | 山野草
連日の雨ですが、今朝も降り続いています。でも午後からは止んでくるようです。
林の中のやや暗いところで見つけたが、ウシタキソウ(牛滝草)かと思ってよく見ると、切れ込んだ5枚の花弁はミヤマハコベ(深山繁縷)にも似ている。
調べた結果はオオヤマハコベ(大山繁縷)なのであるが、一文字違いの深山と大山は、今後勘違いしそうである。

 

大山繁縷/ナデシコ科/ハコベ属。
山地の湿った林内に生える多年草。
葉は卵状長楕円形で短い柄があり対生する。茎の上部の葉腋から集散花序を出し、白色の5枚の花弁は鋭く深裂する。萼片は花弁よりも長い。
名前の由来:大型で山に生えるハコベの仲間ということからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(高尾山)
【山野草の索引(2)へ】

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