センノウは漢字では仙翁と書き、京都の廃寺の名前に由来する。節黒は文字の通り、節が黒いことによるが、同じナデシコ科のフシグロ(節黒)とは全く似ていない。 節黒仙翁/ナデシコ科/センノウ属。
山地の林などに生える多年草。
茎は直立して分枝する。葉は卵形または長楕円形で、茎頂に朱色の花をまばらに付ける。
名前の由来:センノウの仲間で茎の節が暗紫色であることからこの名が付いた。
花期:7~10月。
(高尾山)
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きのうのカノコユリ(鹿の子百合)が若い娘なら、こちらは・・・(とても書けません)。
麻生総理も、「高齢者は働くことしかとしか才能がない」とか、「60過ぎ、80過ぎて手習いなんて遅い」などと発言し、またしても物議を呼んでいる。
ウバユリと同じように、高齢の名前を持つのはシュンラン(春蘭)で、こちらは別名としてジジババ(爺婆)である。
他にないかと思い出したら、ジイソブ(爺蕎:ツルニンジン)、バアソブ(婆蕎)もあるし、ウバザクラ(姥桜)もあるではないか。
ウバは高齢者を軽視する意味もあり、このユリも夏に花が咲く時には、立派に輪生した心形の葉も残っている。
元気な高齢者に相応しくない名前は、改める(例えばミドリオトメユリ)ように植物学会に提案してはいかがであろうか、ここは麻生総理に挽回の機会を与えたいものである。
46年ぶりに日本で見られる皆既日食への関心が高く、鹿児島県のトカラ列島などを中心に、熱心な個人の観察ツアーなどで賑わっていた。あいにく天候に恵まれず、ほとんどの島で、皆既日食は観察することができなかったようである。でも急激に周りが暗くなる現象を直に体験し、参加者は興奮気味であった。
しからば関東地方ではどうだったかといえば、嘘のような話であるが、最大にかける時刻に、我が家の上空で、左上が残った部分日食が観察された。
雲越しであるのが幸いし、肉眼で輪郭がはっきりと観察でき、周りからは子供達の歓声があがった。都心でも渋谷などで見えたようで、こことは逆の右上の残った画像であった。
昔から皆既日食では、動物の特異な行動が報告されているが、周りで犬が激しくほえていたのは偶然であろう。どこかに異変がないかと家の周りを探したが、バイカウツギ(梅花空木)の狂い咲きくらいしか、身近に変ったことはなかった。