高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ツルニンジン

2008-10-13 06:59:45 | 山野草
わが家のツルニンジンは、成長期にいつも虫に葉を食べられる。
今年も蔓は2mほどに伸び、葉もたくさん付いていたのであるが、短期間で全て食べられてしまった。
こんなわけで今年も花は期待していなかったが、夏から秋にかけて数枚の葉が伸びだし2個の花が付いた。
ツルニンジン(蔓人参)はツリガネニンジン(釣鐘人参)と名前がよく似ているが、全く異なる植物である。
また別名をジイソブ(爺蕎)と呼ぶが、これは似た植物のバアソブ(婆蕎)に対抗した名である。
「ソブ」とは木曽の方言で「ソバカス」のことで、花の内部の斑点をソバカスに見立てバアソブを「お婆さんのソバカス」と呼び、これに似たツリガネニンジンをジイソブと呼んだものである。
今年は花は2個だったが、何時の日か先日の高尾山のツルニンジンのようなたくさんの花を咲かせてみたい。
きょうは、これから秋の展示会の会場の準備である。

 
(開花寸前)

蔓人参/キキョウ科/ツルニンジン属。
山地に生える蔓性の多年草。別名ジイソブ(爺蕎)。
葉は先が尖った楕円形で無毛、短い枝に4枚ずつつ付く。先が5裂した釣鐘状の花が下向きに付く。
名前の由来:茎が蔓性で、根がチョウセンニンジン(朝鮮人参)に似ていることからこの名が付いた。
花期:9~10月。
【山野草の索引へ】
コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヘビウリ | トップ | タンジン »

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
防虫対策 (信徳)
2008-10-13 08:07:25
ツルニンジンやら何やら沢山の山野草が有りますね。土が自然と同じ条件になって居心地が良いのでしょうね。世間の虫までが寅太さんちを知って押しかけて来るのではないでしょうか?防虫対策も必要です。
返信する
名前が面白いが・・・ (デコウォーカ)
2008-10-13 11:36:38
ジイソブとは面白い名前ですが、お爺さんのソバカスとは身につまされます。バアソブはどんな花ですかね?
ソバカスが無ければツリガネニンジンよりも可愛い形の様にも見えますが。
返信する
ジイソブ (hanatetsu)
2008-10-14 10:05:26
高尾のツルニンジンは、ほとんど花が落ちており、星型の5枚の萼に囲まれた種子が、風に揺れていました。ジイも歳をとったものです。
返信する
来年頑張ります (寅太)
2008-10-14 21:38:37
信徳さん、こんばんは。
葉っぱがなくてこれではダメですね。
来年にご期待を!
返信する
難しくなってきた (寅太)
2008-10-14 21:43:18
デコウォーカさん、こんばんは。
ジイソブとバアソブはそっくりです。
バアソブが花の時期が早いのと、少し小さいことぐらいしか知りません。
今度見つけてよく研究します。
ジイソブのようなバアソブもあるから混乱しそう。
返信する
婆さんだって齢を (寅太)
2008-10-14 21:47:02
hanatetsuさん、こんばんは。
「じいさん齢をとったね」、「ハイ、ばあさんもソバカスが増えて」。
こんな調子でしょうか。
返信する
Unknown (okb)
2008-10-29 11:23:17
これまで生えている庭はすごい。
高尾に行くよりは寅太さん家にカメラもって行って見たいです。
返信する
葉を食べられ来年はどうか (寅太)
2008-10-30 08:00:13
okbさん、おはようございます。
今年はたった2個でした。
虫に葉をほとんど食べれれましので。
わが家は狭いので一人がやっと入れる程度です。
これはGoogleの地図をみれは一目でわかります。
返信する

コメントを投稿

山野草」カテゴリの最新記事