高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

お待たせの紅梅

2008-02-29 10:02:55 | 四季
きょうは4年に1回の2月29日。会社勤めだと損に感じることもあるが、近年は1日得した気分になる。
ここ数日はまた寒い日が続いているが、明日からは3月ということで、花札では梅から桜に代わる。
今年の梅は気まぐれで、正月飾りの白梅は成人の日を過ぎてから咲いたし、鉢植えの紅梅にいたっては今が満開である。やっと紅白揃ったが、白はすでに散ってしまった。
紅梅もあと数日の命なので、あとは庭の片隅で来年を待つことになる。

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ベニアミメグサ

2008-02-28 13:21:30 | 山野草
葉の網目模様が面白い観葉植物で、紅色の模様のベニアミメグサ(紅網目草)と白い模様のシロアミメグサ(白網目草)がある。

 

紅網目草/キツネノマゴ科/アミメグサ属。
ペルー原産で大正時代に渡来した常緑多年草で観葉植物として植えられる。
葉に深紅色の網状脈が入り、穂状花序の淡黄色の花を付ける。
名前の由来:葉の模様が赤い網の目のように見えることからこの名が付いた。
(神奈川県立相模原公園)
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サンゴアブラギリ

2008-02-27 07:07:09 | 樹木
相模原公園の温室の通路に、トックリのような根をした幹の上部に赤い奇妙な花が咲いていた。
もちろん初めて見る植物である。樹木の表示は「サンゴ油桐」でフリガナがない。
ネットでそのまま入力し検索をすると、中央アメリカ原産の樹木で、読み方はサンゴアブラギリである。
観葉植物として売られているが、冬は室内に取り込むことが必要のようである。

珊瑚油桐/トウダイグサ科/ヤトロファ属。
中央アメリカ原産のトウダイグサ科の落葉高木。
幹の根元がトックリ状に膨らみ、キリに似た大きな葉を付ける。
緋紅色の小さな花が、花茎の先端にまとまって咲く。観葉植物として育てられる。
名前の由来:アブラギリの仲間で、花柄の形がサンゴに似ているところからこの名が付いた。
花期:通年。
(神奈川県立相模原公園)
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サンセベリア

2008-02-25 13:09:06 | 山野草
「空気清浄植物」とか、「マイナスイオン」を発生させるなどと言われ、人気が高い観葉植物である。
和名はアツバチトセラン(厚葉千歳蘭)という立派な名があるが、サンセベリアの名の方が通りやすい。
我が家も過去に何回か枯らしてしまったが、冬場に水を与えて根を腐らせているようである。
葉挿し増やすことができるが、斑が消えるといわれているので、まだ試したことがない。花も咲くようだがまだ見たことがない。
テレビのスタジオではよく見かける植物である。

 
(左は葉の広い種類)  

リュウゼツラン科科/チトセラン属。
アフリカの乾燥地帯原産の常緑多年性多肉植物。別名アツバチトセラン(厚葉千歳蘭)。
直立した剣状の多肉性の根出葉は濃緑と淡緑の雲状模様で、白い縁取りがある。
花期:7~10月。
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マツバラン

2008-02-24 14:09:59 | 山野草
昭和記念公園の盆栽展で、幹の根元にコケに混ざってマツバラン(松葉蘭)が植えられていた。
数億年前の原始的な姿を保った胞子植物とのことである。
名前のマツバは松の葉で理解できるが、なぜランなのかはよく分からない。

松葉蘭/マツバラン科/マツバラン属。
樹木の幹や岩の割れ目などに着生する常緑シダ。別名ホウキラン(箒蘭)。
茎には葉がなく、多数分枝してほうき状の姿となる。
(国立昭和記念公園)
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パフィオペディラム

2008-02-23 07:14:18 | 山野草
昨日のバンダに続ききょうも洋らんで、名前の難しいパフィオペディラムを取り上げる。
珍しい花なのか、相模原公園の温室の一番目立つ場所に置かれていた。
パフィオペディラムにはたくさんの品種があるようで、中にはワシントン条約で規制されているものもある。
パフィオペディラムというのは下側の花弁が袋状になっていることから、ギリシア語で「女神のサンダル」で、名前が長いので「パフィオ」と縮めて言うこともある。

ラン科/パフィオペディラム属。
東南アジアを原産地とする洋ラン。
やや幅の広い葉から長い花茎をのばし、先端に3枚の花弁と3枚のがく片の大きな花を咲かせる。花弁の一つは袋状をし唇弁(リップ)と呼ばれる。
あとの2枚は左右に大きくのびている。上部のがく片は大きく発達し、残りの2枚のがく片は1枚のように見える。
(神奈川県立相模原公園)
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バンダ

2008-02-22 10:50:54 | 山野草
最近青いバラが注目されているが、青系統のランも神秘的で綺麗である。
原産地では標高500~1000mの高い場所で、樹木に着生して育つとのことである。
相模原公園の温室の中の空中で、根はむき出しの状態で育てられていた。

ラン科/バンダ属。
東南アジア原産のラン科の植物。
太い根を樹皮に貼り付けて生育する着生植物。
葉は細長く茎にそって規則正しく並び左右に広がる。
5弁の花は藤紫色、黄色、白色、桃色などがあるが、花びらの表面に白い斑点がある藤紫色の花がよく知られている。
花期:2~4月。
(神奈川県立相模原公園)
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早春の相模原公園の散策(その2)

2008-02-21 12:52:42 | 四季

高さ55mの展望台「グリーンタワー」に登ると、旧相模原市のほぼ全域を見ることができる。
相模川が流れる南側はやや低く、平坦な段丘の上に市街地がある。
相模原は台地で山がなかったので、グリーンタワーができた頃は、展望台の位置が市内でもっとも高かったのではないか。
その後、橋本の高層マンションの建設により高さの首位は譲った。

現在は津久井郡4町との合併で丹沢の山まで市内は広がり、蛭ヶ岳の1637mが市内で一番高い場所になった。
最近はリニア新幹線の橋本誘致や、人口70万人を超えたことから政令都市を目指す活動が活発になってきた。


(旧・相模原市の高所)

  
(南側:厚木市方面、奥の山は丹沢) (西側:温室「グリーンハウス」)

  
(北側:市立体育館から町田市方面) (東側:相模大野、横浜方面)

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早春の相模原公園の散策(その1)

2008-02-20 12:20:21 | 四季

神奈川県立相模原公園は、昭和48年に相模野の面影が残る樹林を取得してできた公園である。
その後平成4年に、第9回全国都市緑化フェア「グリーンウェーブ相模原92」の開催を機に隣接する市立相模原麻溝公園と全面的に再整備された。
中央部分に温室「グリーンハウス」と高さ55mの展望台「グリーンタワー」がある。
ここの見どころは、大きな温室「グリーンハウス」の珍しい植物と、メタセコイヤの並木の散策である。今回はメタセコイアの並木を主に取り上げる。


(メタセコイアの並木)

  
(向こうにグリーンハウスとグリーンタワー)

  
(グリーンハウスから)     (グリーンハウスから)

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ハラン

2008-02-19 10:27:46 | 山野草
笹と同じように防腐作用があり、昔は弁当に添えられた緑の葉も、今ではプラスチックにとって代わられてしまった。刺身に無理に添えられて緑のプラスチックは、形は真似できても効用は忘れられてしまっている。
我が家のハランは20年以上同じ場所にあり、地下茎がよく伸びるので毎年数本残して間引かれる運命にある

 
(ハランの花)

葉蘭/ユリ科/ハラン属。
中国原産で江戸時代初期に渡来した常緑多年草。
長い葉柄を持つ葉は長さ約50~70cm。春先に地面に半分埋まった暗紫色の花を咲かる。葉に抗菌防腐作用があり、昔から寿司を包んだり、刺身や弁当に添えられた。
花期:4~5月。
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