高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ツチアケビ情報

2013-05-31 05:17:12 | 四季
今年もツチアケビ(土木通)が育っています。まだ丈は30cmほどですが、蕾も確認できるようになりました。昨年はこの付近で8ヶ所27本でしたが、今年は3ヶ所11本まで確認できます。まだまだこれから数が増えるものと期待できます。
ツチアケビ情報で割り込みましたが、まだ旅の報告は終わってません。


(小さいものを含め、ここでは8本確認できました)


(大きくなった蕾)

(高尾)

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2013年春の放浪記(その7)栃尾城②

2013-05-30 06:49:58 | 歴史
(つづき)
先ほどまで小雨が降りもやがかかっていましたが、栃尾城跡からの眺めは見事でした。見下ろす下に栃尾市街、謙信公ゆかりの秋葉神社も見えます。目を遠くにやれば、中央の雪を抱いた大きな山は粟ヶ岳、右の高い山が守門岳です。守門岳の左手の三角に尖った山は番谷山で、この手前の下田村(現三条市下田)から会津に抜ける八十里越えの難所です。
戊申戦争では傷ついた河井継之助と長岡藩士が山を越えるのに難儀をしましたが、6月にはピンク色のヒメサユリが咲く名所です。
(参考:吉ヶ平から八十里越へ


(栃尾城跡)

 
(本丸跡からの展望、番谷山の奥が八十里越)

 
(中央が秋葉神社、拡大しますと手前に謙信公の後姿が見えます)


(以前撮った謙信公の像)

 
(二の丸跡と二の丸の祠)

 
(本丸と二の丸の間で見たシャガとホオノキ)

 
(ピンク色の花はオオイワカガミとタニウツギ)


(日本海側でみられる黄色のウゴツクバネウツギ)

 
(中の丸と空堀跡)

 
(松の丸跡と狼煙台詰廓跡)

 
(ガマズミとトチノキ)

 
(戻った駐車場近くにウワミズザクラとミズバショウ)


(新榎トンネルの近くから棚田と守門岳を振り返る)

次に機会がありましたら、諏訪神社の大手口から栃尾城に登りたいと思います。
(栃尾城)

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2013年春の放浪記(その6)栃尾城①

2013-05-29 05:22:08 | 歴史
栃尾には何度も足を運んでいますが、何かやり残していると感じていました。それは栃尾城に登ってなかったんですね。栃尾に近づきましたら小雨に変わりました。栃尾城は2回掲載です。
(参考:栃尾が生んだ上杉謙信


(これより栃尾の中心地、欄干に上杉謙信の兜の前立ち)

 
(栃尾城の位置、右は中心街の拡大図)

栃尾城は栃尾の市街地の近くにありますので、城への入口や駐車場の位置が分かりずらいと思います。そこで道の駅の観光協会で、地図をもらいました。諏訪神社が大手口ですが、時間のない今回は城の西側の搦め手から上ることにしました。上の左図で、栃尾城址の北(地図では上側)に阪神電鉄初代社長外山脩造(幼名寅太)が誕生した小貫の集落があります。
右図は左に90度回転し左が北ですが、右下に駐車場があります。また栃尾城の上に大手口の諏訪神社、上杉謙信ゆかりの常安寺や秋葉神社が確認できます。

 
(いよいよ栃尾城へ続く階段)


(栃尾城址図)

 
(城かと思ったらトイレでした)  (本丸は左、二の丸は右へ)

 
(城への道にあったオオバキスミレとケナシヤブデマリ)

 
(最後の階段を上ると本丸跡)

 
(本丸跡の全景と城跡に建つ祠)

小雨は上がりましたが、ややもやがあり頂上からの眺めが心配です。  (つづく)

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2013年春の放浪記(その5)招魂社祭

2013-05-28 05:15:08 | 歴史
放浪の旅で一つだけ目的があり、それは戊辰戦争と西南戦争で亡くなった長岡藩士の供養です。この行事に県内だけでなく、日本全国から子孫が悠久山蒼柴神社(あおしじんじゃ))に集まります。近年は遠い南の島パラオからも駆けつけてきます。今年の招魂社祭は、旧長岡藩主と旧三根山藩主のご当主を初め会津からも関係者ご出席で厳かに行われました。
三根山藩は新潟市巻町にあった藩で、戊申戦争に敗れた長岡を米百俵を贈り支援しました。当時の指導者小林虎三郎は飢えの中でもこの百俵の米を食べず、学校を建てて若者を教育したことで知られます。
(参考:小泉首相の所信表明演説(米百俵の引用)


(戦死者の墓石群の中で厳かに行われた招魂社祭)


(会場の悠久山蒼柴神社)

 
(歴代長岡藩主の霊廟)


(悠久山もタニウツギが咲いていました)

(長岡市蒼柴神社)

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2013年春の放浪記(その4)浜千鳥

2013-05-27 05:51:15 | 四季
3年半勤務した柏崎はたくさんの思い出があり、放浪の旅では自然に足が柏崎の海岸に向かいます。海岸からは遠くに柏崎刈羽原発の鉄塔が見え、後ろには信仰の山「米山」があります。鹿島鳴秋作詞の童謡「浜千鳥」は80年前の大正8年にこの海岸で生まれました。
(参考:童謡“浜千鳥”(柏崎の思い出)


(柏崎海岸からは柏崎刈羽原発が見えます)

 
(赤いハマナスと白いシロバナハマナス)

 
(「浜千鳥の碑」と米山)

 
(ハマエンドウの群生)


(咲き始めたナデシコ科のマンテマ)

 
(コウボウシバとコウボウムギ)

 
(コバンソウとウラジロチチコグサ)

 
(コマツヨイグサとマルバアキグミ)

(柏崎海岸)

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高尾山のイナモリソウ

2013-05-26 06:35:35 | 四季
1週間東京から離れていましたら、セッコク(石斛)が咲き始めました。花の旬を迎えるのは6月に入ってからでしょうか。かわりに3種類のイナモリソウ(稲森草)が見ごろでした。
旅の途中ですが割り込むことにします。


(花弁が7枚で美形のイナモリソウ)

 
(時には花弁が4枚もあります)

 
(ホシザキイナモリソウ)

 
(フイリイナモリソウ)

(高尾山)

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2013年春の放浪記(その3)山中村へ

2013-05-25 00:27:46 | 歴史
司馬遼太郎の「峠」で山中騒動はよく知られていますが、最初は架空の村かと思っていました。なぜなら長岡の近くに山中村は存在していません。7~8年前ですが、刈羽郡高柳町(現柏崎市)から252号線で十日町に抜ける時に、山中村の入口に気付きました。
そもそも山中村が長岡領になったのは、文久2年(1862)で、新潟湊が水野忠邦の陰謀で上地になってから20年も後のことです。この時も、五十嵐浜村など新潟湊の近くの土地との替村でした。河井継之助と大崎彦助が訪れた山中村に入り、庄屋徳兵衛の家の付近の釣神社で、お参りしてきました。
(参考:外山寅太と大崎彦助


(「峠」の山中騒動があった村の入口)

 
(もの悲しげなキリの花)

 
(迎えてくれたのは道端の石仏)


(日本海側に多いヒロハテンナンショウ)

 
(庄屋徳兵衛の実家跡と近くに咲くヤエザクラ)

 
(山中騒動を知っているのか釣神社)


(お待たせしましたタニウツギです)

(旧山中村)

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2013年春の放浪記(その2)瀬替えの郷

2013-05-24 05:01:20 | 歴史
新潟県で信濃川、阿賀野川に続いて長い川は、十日町市松之山を源とし長岡市で信濃川に合流する渋海川(しぶみがわ)です。その昔、渋海川を巡り長岡藩と淀藩は激しい水争いを起こしました。
(参考:豪雨で思い起こす減免嘆願事件
また蛇行する川をまっすぐにし、洪水の防止と米の収穫増加を目的に、渋海川は瀬替えが頻繁に行われました。ここ十日町市仙田地区も、瀬替えが行われた代表的な場所の一つです。


(渋海川瀬替えの郷“せんだ”)

 
(まだヤマザクラが咲いています)

 
(満開のオオイワカガミ)

 
(湿地いっぱいに咲くサワオグルマ)


(カタクリ)

 
(クルミの雌花と雄花)

 
    (フジ)                (ミツバアケビ)

 
(トキワイカリソウ)              (キランソウ)   


(雪国を代表するスミレはオオバキスミレ)

(十日町市仙田)

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2013年春の放浪記(その1)越後路へ

2013-05-23 06:07:19 | 四季
今年も1週間ほど春の越後路を放浪していました。でも鉢植えの山野草が心配になり、帰ってきました。樹木を2鉢枯らしましたが、お宝はほとんど無事でした。
赤城高原SAまで一気に走り、谷川岳PAで小休止をしました。関越トンネルを抜けタニウツギ(谷空木)の花を期待したのですが、まだ少し早くわずかしか咲いていません。八海山の雄姿に魅かれ、もっと見たくなり高速から降りたのは六日町ICでした。


(赤城高原SAから見た上越国境の山)

 
(赤城高原SA)              (シャクナゲ)


(新緑が綺麗な谷川岳PA)

 
(赤と白のライラック)


(八海山に魅かれて六日町ICで高速を降りました)

 
 (スミレ)                  (ムシカリ)


(越後三山の左が越後駒ヶ岳、右が八海山)

(関越道)

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カザグルマ

2013-05-16 00:25:51 | 樹木
いよいよ明日は放浪の旅に出発である。はっきりしているのは5月19日(日)に、gooのアドレスゆかりのaoshinomori(蒼柴の杜)の蒼柴神社(あおしじんじゃ)の招魂社で、先祖の慰霊と長岡藩の末裔の絆を深める行事に参加が決まっていることである。後は車任せ、足任せの旅である。
さて放浪前の花はカザグルマ(風車)で、環境省カテゴリでは準絶滅危惧種で東京都では絶滅に分類されている。


(環境省カテゴリでは準絶滅危惧種のカザグルマ)

 

風車/キンポウゲ科/センニンソウ属。
林縁に生える蔓性の低木。
葉は羽状複葉で、小葉は3~5枚ある。花は10~12cmと大きく、がく片は8枚で、白色または淡紫色で花弁のように見える。
名前の由来:花をおもちゃの風車に見立て、この名が付いた。
花期:5~6月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(樹木)へ】

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