高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

見えてきた小さな花(キユウリグサ)

2009-03-31 08:50:12 | できごと

いままで小さな花や、細い花には焦点が合わなかったが、デジタル一眼レフでそれも解決できた。
先日のキユウリグサ(胡瓜草)は、マクロレンズを使用しなくとも、花や蕾はこんな顔をしているのがわかった。

 

(神奈川県立津久井湖城山公園)
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ツルカノコソウ

2009-03-30 00:00:01 | 山野草

裏高尾のニリンソウ(二輪草)の群生地の中で、ツルカノコソウ(蔓鹿子草)を見つけた。高尾に生えていることは知っていたが、実物を見るのは初めてである。
この近くにはヤマルリソウ(山瑠璃草)もあったが、花や基部から分かれているところも似ている。すでに蔓がのび始めていたが、群生地を作っているほどではなかった。

(ご挨拶)
さて、今まで寅の汚れた目でしか見れなかった世界が、ハイテクの力で見えてきました。「寅太の山野草」とうたっているブログなので、新年度からはもう少し良い画像をお届けできるかと思います。これからも宜しくお願いします。

 
右はハイテク機によるヤマネコノメソウ)

蔓鹿子草/オミナエシ科/カノコソウ属。
山地のやや湿った木影に生える多年草。葉は対生し、花の咲くころに、根本から蔓をのばして根をおろす。茎の頂部に集散花序をつくり、少し赤みがかった白い花を付ける。
名前の由来:鹿の子模様に似た花を付け、花の時期に蔓をのばしてふえることからこの名がついた。
花期4~5月。
(裏高尾)
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タチツボスミレ

2009-03-29 00:28:54 | 山野草
ほぼ1年ぶりに苦手とするスミレ(菫)で、しかも日本の代表的なタチツボスミレ(立坪菫)を取り上げる。県立津久井湖城山公園で、咲いている花の隣に品名を書いた立札がたっていた。従って今回の画像はタチツボスミレであるが、別の場所では正しく見分ける自信がない。
これまで取り上げたスミレは、雪国の山地に群生するオオバキスミレ(大葉黄菫)、葉の特徴からエイザンスミレ(叡山菫)ヒゴスミレ(肥後菫)、距が天狗の鼻のようなナガハシスミレ(長嘴菫)、葉の斑が綺麗なフイリゲンジスミレ(斑入源氏菫)、小さく可愛いヒメスミレ(姫菫)、そして名前が自分を連想させる??ヒカゲスミレ(日陰菫)などである。次回はいつスミレを載せることができるか予想がつかない。


 

立坪菫/スミレ科/スミレ属。
山地や野原、道端などに生える多年草。
地下茎から数本の茎を出し、葉は心形で先が少し尖り、葉縁には細かい鋸歯がある。葉の基部に櫛の歯状の托葉がある。花は淡い紫色で、距は紫色を帯びる。
名前の由来:「坪」は道端や庭のことで、開花の盛りをすぎると茎が立ち上がることからこの名がついた。
花期:3~5月。
(神奈川県立津久井湖城山公園)
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コチャルメルソウ

2009-03-28 10:00:12 | 旬な花
裏高尾のハナネコノメ(花猫の目)は、花からのぞいている赤い葯が落ちて、花の盛りは過ぎたが、近くに生えているコチャルメルソウ(小哨吶草)は今が最盛期である。
陽光と水に映えて綺麗である。

 

小哨吶草/ユキノシタ科/コチャルメルソウ属。
(裏高尾)
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トウゴクサバノオ

2009-03-27 00:45:57 | 山野草
昨日も裏高尾には大勢のハイカーが押し寄せた。一人のカメラマンが、見えないようなところにピントを合わせているので訪ねると、トウゴクサバノオ(東国鯖の尾)が咲いているとのことである。
変わった名前なので以前から気にしていたが、余りにも小さくて自力では見つからない。
私のデジカメではピントが合わなく、次回に撮影した画像と後日入れ替えたいと思っている。(画像入替済み )

 

東国鯖の尾/キンポウゲ科/シロカネソウ属。
山地のやや湿った所に生える多年草。
葉は複葉で茎葉は対生し、淡いクリーム色の小さな花は全開せずやや下向きに咲く。花弁に見えるのは萼片で、その内側に花弁はある。
名前の由来:東国(関東地方)に多く、果実の形がサバの尾のように見えることからこの名がついた。
花期4~5月。
(裏高尾)
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シラネアオイ

2009-03-26 00:11:43 | 山野草
春先に見るこの花の薄紫色には弱い。2年前に「かたくりの里」でシラネアオイ(白根葵)」を買おうとしたことがあったが、我が家の庭で何年も生き延びる環境は、作れないと思い諦めていた。
少し山野草の知識も増えたので、今年は花の誘惑に負け、ついに我が家の庭にやってきた。
高嶺の花が何年持つか、楽しみが増えてきた。来年も撮影のために我が家の特設スタジオに来てほしい。

白根葵/シラネアオイ科/シラネアオイ属。
日本特有の植物で、中部から北海道の山地から高山帯に生える多年草。別名ヤマフヨウ(山芙蓉)、ハルフヨウ(春芙蓉)。
茎の上部に2枚の大きな葉を互生し、その上部に大きな薄紫色の花を1個付ける。4枚の花びらに見えるのは片である。
名前の由来:白根山に多く見られ、花がアオイに似ていることからこの名が付いた。
花期4~6月。
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ハシリドコロ

2009-03-25 05:51:45 | 山野草
きのう、1Rのゴルフを終わってハウスに戻り、WBCの日本vs韓国の決勝の結果を聞いた。いま3-3で延長戦に入ったとのことである。
レストランのテレビに前は、にわか観客が集まっている。イチローの決勝打をダルビッシュの好投で、日本が逃げ切ると周りから拍手が起こった。
5-3で日本のWBC2連覇を見届け、風呂にはいると無人であった。

さて、その前日に裏高尾を歩いた。これで高尾は今年何回目であろうか。いつも新しい発見がある。今回はニリンソウ(二輪草)の群生地で、猛毒のハシリドコロ(走野老)に出会った。

 

走野老/ナス科/ハシリドコロ属。
山中の湿った木陰に生える多年草。
茎は直立して、まばらに枝分かれし、葉は柄があり互生し卵状楕円形である。
葉の脇に鐘形の暗紅紫色の花を付ける。
名前の由来:猛毒を持ち、食べると幻覚症状を起こし、走り回るところからこの名が付いた。トコロは根茎がトコロ(野老)という植物に似ているところからである。
花期:4~5月。
(裏高尾)
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鬼縛りが監視役

2009-03-24 00:06:50 | 四季

きのうは裏高尾を歩いたが、面白いものを見つけた。「高尾の自然を守ろう、立入禁止」の立札である。
ところがこの立札を守っていたのが、オニシバリ(鬼縛)の樹木であった。
立札の設置者は意識して恐そうな木を植え、入山するものは縛ってしまうと警告しているのか、興味のあるところである。
オニシバリも緑色の花から、赤みを帯びた花に変わりつつある。この後は赤い実が熟し、夏には枯木となる。別名のナツボウヅ(夏坊主)の準備が始まっている。
それにしても、オニシバリは1ヶ月前にも見たが高尾山の節分祭に出かけ鬼を追っ払ったにしては、今年はよく鬼に出会う。


(高尾の自然を守ろう)

 
(立入禁止)          (オニシバリ)

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コノテガシワ

2009-03-23 00:56:03 | 樹木
子供の手のようなコノテガシワ(児手柏)の実はよく見るが、花についてはあまり関心がなかった。
どんな花を付けるのかと、今年はじっくり観察した。早春の陽を受けた葉と花は、素晴らしく輝いている。よく見ると古い実が数個残っている。

 

児手柏/ヒノキ科/コノテガシワ属。
中国原産の樹木で江戸時代に渡来した朝鮮、中国北部に分布する常緑針葉高木。雌雄同株。
幹は直立し、樹高は5~10mになる。ヒノキに似た葉は表裏の見分けがほとんどつかない。
名前の由来:。枝が直立する様子が子供が手を上げたように見えることからこの名が付いた。
花期:3~4月。
(多摩丘陵)
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キュウリグサ

2009-03-22 06:58:28 | 山野草
3月の連休とETCの割引制度の一部実施などで、幹線道路はすごい渋滞である。
天気も良かったし、先日の県立津久井湖城山公園に出かけた。北側の津久井湖方面からは何度も登ったことはあるが、南の根小屋からは初めてである。
ヤマルリソウ(山瑠璃草)を撮った帰りに、金網の所でヤマルリソウに似た小さな淡青紫色の花を見つけた。
帰って調べたら、よく聞く名前のキュウリグサ(胡瓜草)であった。

 

胡瓜草/ムラサキ科/キュウリ属。
林内に生える蔓性の常緑多年草。別名タビラコ(田平子)。
秋に芽生え、ロゼット状に葉を広げて冬を越す。葉は長楕円形から卵形で2mmほどの小さな淡青紫色の花を咲かせる。5弁花に見えるが基部はくっついている。
名前の由来:葉をもむとキュウリに似た匂いがすることからこの名が付いた。
花期1~6月。
(神奈川県立津久井湖城山公園)
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