高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

2017年春の旅(その6)

2017-05-31 06:01:49 | 歴史
【蒼柴の杜に流れる招魂の調べ】
戊辰戦争の中でも西軍(新政府軍)の最強部隊と4か月にわたり、長岡藩と激闘になったのが北越戦争です。
北越戦争とその10年後に起った西南戦争で、長岡藩士は多くの戦死者を出しました。
北越戦争から150年になりますが、長岡藩士の末裔は、毎年死者の供養を続けています。今年も遠くはパラオからの出席者を含め、大勢の末裔が全国から蒼柴の杜(あおしのもり)に集まりました。
戦争を避けようとしながらも回避できなかった祖先の無念が伝わってきます。


(蒼柴神社の左奥に招魂社があります)

 
(毎年長岡城落城の日に招魂社祭があります)

招魂社の左右には戦死者の墓があります。また社の左前には軍事総督河井継之助と大隊長山本帯刀(たてわき)の墓が並んでいます。
山本家は戦争責任を取らされ斬絶しましたが、山本五十六が山本家の養子となり復活し、その後五十六は連合艦隊司令長官になりました。
こちらも最後まで太平洋戦争には反対しましたが、最後は大隊長山本帯刀と同じ道を辿りました。

 
(軍事総督河井継之助、大隊長山本帯刀の墓と柏の木)

招魂社の右側に柏の木があります。
このカシワは越後長岡の第9代藩主で老中も務めた牧野忠精(まきのただきよ)公が、牧野家のふるさと牛久保の熊野神社の神前に植えたカシワの2代目を移植したものです。

 
(招魂社の隣に鎮座します歴代藩主の墓と3代藩主牧野忠辰公の墓)

越後長岡藩の歴代藩主の墓は、菩提寺の東京都港区の済海寺にありましたが、昭和58年に蒼柴の杜に戻ってきました。
一つだけ形の違う墓は3代藩主牧野忠辰公で、こちらは大田区の日蓮宗大本山池上本門寺から平成7年に移されました。
なお、このブログ名のaoshinomoriは蒼柴の杜に由来します。

(春の旅から)

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ハナミョウガ

2017-05-31 04:17:03 | 山野草

 

花茗荷/ショウガ科/ハナミョウガ属。
千葉県以西から九州の山の木陰に生える常緑多年草。
葉は広披針形から狭長楕円形で、光沢はなく両面特に下面にはビロード状の細毛がある。果実は広楕円形で晩秋から冬にかけて赤く熟す。
名前の由来:花が美しく葉や茎がミョウガに似ていることからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(2)へ】


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2017年春の旅(その5)

2017-05-30 05:03:36 | 四季
【ヒメサユリの咲く季節】
旅の途中でヒメサユリ(姫小百合)の開花情報が入りましたので、予定を変更して現地に向かいました。


(越後の深山に咲くヒメサユリ)

 
(名前にふさわしい可憐な花です)

(春の旅から)

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初夏の高尾山(その1)

2017-05-29 05:10:55 | 四季
【イナモリソウの仲間】
まだ春の旅の途中ですが、高尾山でイナモリソウ(稲森草)が咲きはじめましたので割り込みます。
このイナモリソウの仲間で、高尾山で最初に発見されたフイリイナモリソウ(斑入稲森草)ホシザキイナモリソウ(星咲稲森草)があります。


(イナモリソウ)

 
(フイリイナモリソウ)


(ホシザキイナモリソウ)

(高尾山)

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2017年春の旅(その4)

2017-05-28 00:12:25 | 四季
【浜辺に咲く花】
浜辺にはほかの山野では見れない花が咲いています。


(ハマエンドウ)

 
(マンテマ)

 
(コマツヨイグサとハマヒルガオ)

 
(ハマニガナと群生するコバンソウ)


(マルバアキグミ)

柏崎の海岸近くには貞心尼の像がありますが、清貧を通した良寛も晩年に美しい尼僧と恋に落ちました。
柏崎駅前の通りには貞心尼の歌碑が並んでいます。


(長岡藩士の娘だった貞心尼

(春の旅から)

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2017年春の旅(その3)

2017-05-27 05:42:53 | 四季
【柏崎の海辺】
旅に出ると自然に足が向くのが、若いころの思い出がたくさんある柏崎の海岸です。


(朝日に輝く海辺)

 
(柏崎・刈羽原発と浜千鳥の碑

 
(磯に咲くハマナス)

 


(霊峰米山)

(春の旅から)

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2017年春の旅(その2)

2017-05-26 05:38:58 | 四季
【サービスエリアの花】
今年の春の旅は、車で高速道路を北に向かいました。
時々サービスエリアSAで休み、植えてある樹木の花を撮りました。


(エゴノキが満開でした)

 
(タニウツギとヒメウツギ)

 
ユリノキ

 
(ニセアカシアとシャクナゲ)


(上越国境の残雪、左が三国山、右が谷川岳)

(春の旅から)

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2017年春の旅(その1)

2017-05-25 00:31:54 | 四季
今年も春の旅に出かけ、きのう帰ってきました。花が中心の旅ではありませんが、それでもかなりカメラを向けました。
先ずは大好きな(アズマシロガネソウ(東白金草)オオバキスミレ(大葉黄菫)です。
本来なら花は終わっている時期なのですが、幸いにも残雪の所にありました。


(アズマシロガネソウです)

 
(トウゴクサバノオの仲間で右の画像には種が見えます)

 
(オオバキスミレ、右は茎が紅紫色で短毛があるのでナエバキスミレ)

(春の旅から)

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クゲヌマラン

2017-05-18 06:19:49 | 山野草
ギンラン(銀蘭)を見るとつい距に目がいくが、距が全くないギンランに出会った。花もギンランより大きく、しかも大きく開いていた。


(距が全くないクゲヌマラン)

 
(花は大きく開いていた)

鵠沼蘭/ラン科/キンラン属。
低地から山地の林内や海岸の砂地に生える多年草。
葉は長楕円形で基部は茎を抱かない。ギンランより葉が厚く光沢がある。白色の花を数個付ける。花はギンランより大きく、唇弁の距はほとんど出ない。
名前の由来:藤沢市鵠沼で発見されたことによりこの名が付いた。
花期:5~6月。
(多摩丘陵)
【山野草の索引(2)へ】

明日から恒例になってます春の放浪の旅にでます。
決まっていますのは21日(日)、長岡市悠久山の蒼柴(あおし)神社で行われます戊申戦争の戦死者を弔う招魂社祭に参加だけです。あとは気の向くままの旅です。
旅から帰るまでコメント欄は閉じます。

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晩春の多摩丘陵(その5)

2017-05-17 00:12:13 | 四季
【ギンランとササバギンラン】
高尾山ではキンラン(金蘭)ギンラン(銀蘭)は年々少なくなっているように感じます。一方、多摩丘陵では逆に増えているようです。
キンランはすでに載せたので、今回はギンランとササバギンラン(笹葉銀蘭)を取り上げます。


(ギンラン)

 
(ギンランの葉は広くて短い)

 
(ササバギンラン)


(ササバギンランの葉は狭くて長く花より上に突き出る)

(多摩丘陵)

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