高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

ジャボチカバ

2008-01-31 09:09:39 | 樹木
幹に直接黒いブドウのような果実がたくさん付いている。
ブラジル原産のジャボチカバは最近苗を植える人も増えてきたようである。
果実はブドウの巨峰に似ているが、外観だけでなく味も似ているとのことである。

フトモモ科/ジャボチカバ属。
ブラジル南部原産のフトモモ科の樹木。キブドウ(木葡萄)とも呼ばれる。
樹高3~10mの小高木で、幹や枝に直接白い花を咲かせ、果実は緑色から熟すと直径2~2.5cmで濃紫色になる。
(神奈川県立相模原公園)
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ジュラシックツリー

2008-01-30 11:05:33 | 樹木
1994年にジュラ紀の植物がオーストラリアで初めて確認され、20世紀植物界最大の発見といわれ、その株から繁殖させた苗木が2004年の浜名湖花博に登場して注目された。
これまで最古とされてきたのは第三紀(約6千万年前~)のメタセコイアであるが、ジュラシックツリーはジュラ紀(2億年前)の生きた化石である。
2億年の時を越えてきた貴重な植物なので、展示品には認定証明書が付いている。

ナンヨウスギ科/ナンヨウスギ属。
1994年にオーストラリアで発見された最古の常緑高木。
オーストラリアのウォレマイ国立公園の渓 谷で発見された1億5千万年から2億年前の恐竜が栄えていたジュラ紀の生き残りの針葉樹。
雌雄同株で木の枝葉が二列に並んで垂れ下がる。学名はウォレミア・ノビリ(Wollemia nobilis)、英名はウォレマイ ・パイン (Wollemi pine)。
名前の由来:ジュラシック・ツリー(Jurassic Tree)は日本での愛称。
(神奈川県立相模原公園)
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オカメザサ

2008-01-29 10:01:33 | 山野草
昨日のコクマザサ(小隈笹)に続き、本日はオカメザサ(阿亀笹)を取り上げる。
こちらは名前からしてササに見えるが、分類からは小形のタケ(竹)とのことである。

阿亀笹/イネ科/オカメザサ属。
わが国特産種のイネ科の多年草。別名ブンゴザサ(豊後笹)、ゴマイザサ(五枚笹)。
高さは1~2mほどで、節から5本づつ短い枝 を出して、その先に細長い楕円形の葉を付ける。
名前の由来:浅草の酉の市でお亀の面を付けて売られていたからだといわれる。
(神奈川県立相模原公園)
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コクマザサ

2008-01-28 11:17:15 | 山野草
ササ(笹)とタケ(竹)はイネ科に分類されているが、樹木のように硬いのにイネ科とは以外である。
イネ科に分類される根拠は、茎が中空で節があることのようである。
両者の区別には諸説があるようだが、簡単な見分け方は成長してもいつまでも皮がついているものがササで、成長とともに皮が剥がれてしまうのがタケとされている。
この分類法以前に、成長時の丈が高いものをタケとし、低いものをササとしたので、現在の分類と名前が異なるものが出てきた。

相模原公園にはクマザサ(隈笹)、コクマザサとオカメザサの3種類が植えてある。コクマザサは冬に枯れた時、縁が白くなる程度で、クマザサのようにはっきりした縁取りにはならない。


(クマザサ)

小隈笹/イネ科/アズマザサ属。
イネ科の常緑多年草。別名ヒメシノ(姫篠)。
高さが20~40センチになる小型のササで庭園などによく植栽されている。
名前の由来:冬になると葉の縁が白く枯れ、クマザサより小さいことからこの名が付いた。
(神奈川県立相模原公園)
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カラコンテリギ

2008-01-27 11:47:24 | 樹木
県立相模原公園のには“かながわグリーンハウス”という大温室があり、熱帯系の花を楽しめる。
その中に長い光沢のある濃緑色の葉と白色の装飾花が綺麗なアジサイが咲いている。
植物の表示はタイワントキワアジサイ(台湾常磐紫陽花)であるが、ネットではカラコンテリギ(唐紺照木)が多い。
花を見ればガクアジサイだと分かるが、細長い葉から花がなければアジサイとは気づかないと思われる。
因みにコンテリギ(紺照木)はガクウツギ(額空木)のことである。 

 

唐紺照木/アジサイ科/アジサイ属。
台湾を原産とするアジサイ科の常緑樹。別名タイワントキワアジサイ(台湾常磐紫陽花)、トカラアジサイ(吐カ喇紫陽花)。
葉は長楕円状披針形から長楕円形で対生し、枝先の散形花序に白色の花を咲かる。
4枚の花びらのように見えるのは萼(ガク)で、花粉もなく結実もしない花で中性花と呼ばれる。
花期:5~6月。
(神奈川県立相模原公園)
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オモト

2008-01-26 11:31:38 | 山野草
徳川家康が駿河から江戸に入る時に、万年青を持ってきた故事から不老長寿の縁起のよい植物といわれている。
我が家も引越しの際に持ってきたが、今でも鉢の中で元気である。でも花が咲いたり、実がなったことはなく、この画像も近所の民家の庭で撮ったものである。

万年青/ユリ科/オモト属。
古来より「吉草・長寿草」とも呼ばれるユリ科の常緑多年草。
名前の由来:根茎が太く大きいことから「大本(おおもと)」からオモトになったと言われる。漢字の「万年青」は漢名から付いた。
花期5~7月。
(多摩丘陵)
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ノゲシ

2008-01-25 15:54:10 | 山野草
ブログも開設から数年が経過すると、今まで優先順低く、見送ってきた植物も再び注目される。
この季節によく見られる黄色い花のノゲシである。
逞しい生命力で、道路のコンクリートの隙間から顔を出している。
似た植物にオニノゲシがあるが、こちらは葉の鋸歯に付いている刺も鋭く、触れば判断できる。

野芥子/キク科/ノゲシ属。
ヨーロッパ原産で古い時代に帰化した植物で道端や畑に自生する別名ハルノノゲシ、ケシアザミ。
茎は太く中空で枝分かれが多く、枝先に直径約2cmの黄色の頭花をまばらに付ける。葉は深く裂け、刺状の荒い鋸歯がある。
名前の由来:葉がケシの葉に似ていたことからこの名が付いた。
花期:4~7月。
(多摩丘陵)
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ビロードヤブコウジ

2008-01-25 06:39:24 | 樹木
県立相模原公園を歩いていたら、民家の庭先を模した見本庭園の軒下で、茎も葉もビロード状の細い毛で覆われ、真っ赤な実がついたヤブコウジに(藪柑子)に似た植物に出合った。
表示ではマミラータヤブコウジになっているが、家に帰ってネットで調べてもほとんど出てこなかった。
見たとおりのビロードヤブコウジで検索すると見事にヒットする。それにしても変わったヤブコウジである。

 

ビロード藪柑子/ヤブコウジ科/ヤブコウジ属。
中国南部原産の常緑小低木。別名ルディシア・マミラタ、雲南ヤブコウジ。
葉は卵形または広披針形で、茎も葉もビロード状の細かい毛で被われている。葉腋に白色の花が房状に咲き、冬に球形の果実が赤く熟す。
名前の由来:厚い毛で覆われ、ビロード状の独特の色合いをしているのでこの名が付いた。
花期:6~7月。
(神奈川県立相模原公園)
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イチゴノキ

2008-01-24 11:02:35 | 樹木
イチゴノキの名前と花の形が一致せず間違った感じがするが、調べると赤い果実の表面がイチゴに似ていることから名前が付いたとのことである。
花はドウダンツツジ(灯台躑躅)、アセビ(馬酔木)スズラン(鈴蘭)に似ている。

苺の木/ツツジ科/アルブツス属。
南ヨーロッパや地中海沿岸西部を原産地とする常緑低木。別名ストロベリーツリー。
葉は細めの楕円形で鋸歯があり、壺を逆さにしたような形の小さな白い花をたくさん付ける。
名前の由来:熟した果実の表面がいぼいぼで、その様子がイチゴを連想させることからこの名が付いた。
花期:11~1月。
(多摩市立グリーンライブセンター)
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マメキンカン

2008-01-23 14:26:42 | 樹木
多摩市のグリーンライブセンターにキンカン(金柑)に似たオレンジ色の実がなっていた。名札の表示はキンズとなっている。
調べるとのキンカンより木、葉、果実などが少し小さく、マメキンカンまたはヒメキンカン(姫金柑)と呼ばれ、盆栽など観賞用に植えられるようである。

 

豆金柑/ミカン科/キンカン属。
中国原産のミカン科の常緑低木。別名キンズ(金豆)、ヒメキンカン(姫金柑)。
枝には細くて鋭い棘が多く付き、葉は卵状楕円形または倒披針形で互生する。
初夏に小さな白い花を咲かせ、果実は直径1cmほどの球形で橙色に熟す。
花期:6~7月。
(多摩市立グリーンライブセンター)
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