高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

メタセコイヤ

2007-01-31 09:29:38 | 樹木
韓国ドラマ“冬ソナ”でメタセコイヤの並木が有名になったが、相模原市の県立相模原公園には300mにもわたる並木がある。
ブームの続いているうちに、日本国内の「メタセコイヤの並木100選」でも選定すれば間違いなく上位に入った。紅葉の頃とその後の葉が落ちた姿が綺麗な木も珍しい。


(上の写真の反対側から)

スギ科/メタセコイヤ属。別名アケボノスギ。
200万年前に絶滅したと考えられていたが、昭和20年(1945)に中国四川省で自生木が見つかり、「生きた化石」として有名な落葉高木針葉樹である。
話題性と樹形が美しいので、公園樹としても多く植えられている。
花期2~3月。
(県立相模原公園)
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シロバナタンポポ

2007-01-29 13:23:14 | 山野草
関東で花の色が白いタンポポ(蒲公英)を見ることは稀であるが、西日本には多く生える。場所によってはタンポポは白色と思っている地域もあるようである。


(白い舌状花のシロバナタンポポ)

 

白花蒲公英/キク科/タンポポ属。
関東地方以西の民家近くに生える多年草。
葉には切れ込みがあり地表にロゼット状に広げる。花茎は高さ20〜40cmで、先端に白色の花を1個付ける。
名前の由来:タンポポの仲間で花の色が白いことからこの名が付いた。
花期:2~5月。
(多摩丘陵)
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マサキ

2007-01-29 11:34:15 | 樹木
冬場の散歩の楽しみの一つが、赤い実のなる樹木とで出会えることである。マサキも昔は垣根に多く使われていたが、最近はあまり目に付かなくなったような気がする。やっと垣根で見つけたが、実はほとんどなっていなかった。
知人が静岡県狩野川近辺で撮った、一面に花の咲いたようなマサキの実の写真を見るとなんとも寂しい。

正木/ニシキギ科/ニシキギ属。
海岸近くの林に生える常緑低木で、庭園や公園に植えられ、また生垣として用いられる。
葉は楕円形で厚く、縁には浅い鋸歯がある。熟した実は弾けて、中の赤い種子が顔をのぞかせる。
若葉の美しさもよいが、冬の赤い実も見事である。
名前の由来:マサオキ(真青木)がなまったとする説もあるようだが定かでない。
花期6~7月。
(多摩丘陵)
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コシノカンアオイ

2007-01-28 10:04:46 | 山野草

雪国の春は、雪の中に咲くマンサクに始まり、4月に雪が溶けるといっせいに山野草が咲き始める。その中でもコシノカンアオイは、常緑のまま雪の下から現れ、他の山野草に先駆けて、特徴ある花を咲かせる。
あたり一面にカタクリが咲き乱れ、日本特有種のギフチョウが優雅に舞い始める。ギフチョウはコシノカンアオイの葉の裏に産卵し、幼虫は葉を食べて成長するのだ。

 

越の寒葵/ウマノスズクサ科/カンアオイ属。
日本海側の多雪地に生え、カンアオイに似ているが、葉は常緑で厚く、肉厚で黒ずんだ光沢のある花は直径3~4cmと大きい。
名前の由来:越の国に咲く寒葵からこの名が付いた。
花期2~5月。
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スハマソウ

2007-01-27 22:02:06 | 山野草
ユキワリソウ(雪割草)の代表的な植物は、ミスミソウ(三角草)とスハマソウ(州浜草)である。見分けるのは葉で、葉の先が尖っていればミスミソウと丸いのがスハマソウである。
ところが中間的なものや、ミスミソウでも葉の先が丸いものもあり、見分けるのに苦労する。


(スハマソウは葉の先端が丸い)

 
(太平洋側は白色、日本海側はさまざまな色が多い)

州浜草/キンポウゲ科/ミスミソウ属。
山野の林内に生える多年草。
葉は三角形で3浅裂し刃先は丸くなる。花弁に見えるのは萼片で紅色~青紫色~白色と多彩である。
名前の由来:葉先が丸く、海辺の州の形に似ていることからこの名が付いた。
花期:3~4月。
(東京都薬用植物園)
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ケヤキ(盆栽)

2007-01-27 09:10:55 | 樹木
武蔵野を代表する樹木で、府中の大国魂神社の前にも天然記念物のケヤキの並木がある。冬場の落葉したほうきを逆にたてたような姿は、樹木の王者の風格がある。
下の写真の町田のこの木も樹齢二数百年以上で、民家の屋根にそびえている。
昭和記念公園で見た盆栽も、木の姿が実に美しい。

(国営昭和記念公園) 

 
(多摩丘陵のケヤキ)

欅/ニレ科/ケヤキ属。
山地に生え、日本を代表する高さ20m以上にもなる落葉高木で、街路樹や公園樹として親しまれている。
葉は細長く長さ7~8cm、幅約3cmで、葉縁にギザギザの鋸歯がある。
名前の由来:木目が美しく、「けやけき」木からケヤキになったいう説がある。
花期4~5月。
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オオイヌノフグリ

2007-01-26 09:34:50 | 山野草
「寅太の山野草」のブログがいつの間にか、「寅太の樹木」になってしまった。
山野草に特化すると、冬の間はなかなか厳しいものがあるので、ここは大目に見てもらいたい。
近くを散歩していたら、青い花が咲いていたので良く見ると、オオイヌノフグリが群生していた。日本に古来からあるイヌノフグリは見たことがない(?)ので、この群生は帰化植物のオオイヌノフグリと思う。
春の訪れを告げる山野草として、今年はオオイヌノフグリに出会った。

 

大犬の陰嚢/ゴマノハグサ科/クワガタソウ属。
ヨーロッパ原産の帰化植物で、道端などでよく見かける。
日本にはもともとイヌノフグリというよく似た在来種があったが、オオイヌフグリ押されてあまり見れなくなったという。
名前の由来:イヌノフグリに似て、花がイヌノフグリより大きいことからこの名が付いた。
「フグリ」は陰嚢(○○○○)のことで、花の後の種子がイヌノフグリは確かに○○○○に似ているようだが、オオイヌノフグリはあまり似てなく、綺麗な花の割にはひどい名前をもらったものだ。原産地のヨーロッパではバード・アイ(鳥の目)などで呼ばれている。
花期5~6月。
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ユズ

2007-01-25 09:51:57 | 樹木
狭い庭であるが、数種類の果実がなる木が植えてある。ミカン、ユズ、ウメ、アンズ、プルーン、ブルーベリーそしてカキで、収穫量の多いものはウメとミカンである。
直径20cm位の大木?は、ウメとアンズであるが、アンズは近くに同じ木がないのが原因なのか、花は咲いてもほとんど実はならない。ウメとアンズは以前住んでいた市が苗木の無料配布をやっていたので、小さな苗木を入手して育てたものである。
今回は実がなるまでの期間が長いことを、「桃栗3年、柿8年、柚子の大馬鹿18年」と言われるユズである。


(葉柄に翼がある)

柚子/ミカン科/ミカン属。
中国原産の常緑小低木で、柑橘類の中では耐寒性が強く寒い地方でも栽培される。
果実の表面はでこぼこしているのが特徴で、枝に鋭いとげと葉柄に翼がある。
調味料や鍋物にも使われ、冬至のユズ湯はよく知られている。
花期5~6月。
(寅太の庭)
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カクレミノ

2007-01-24 14:34:55 | 樹木
カクレミノ(隠蓑)とは意味ありげな名前であるが、名前だけでなく、葉も楕円形、3裂した葉、5裂した葉といろいろである。
広辞苑によれば「隠れ蓑」とは、「それを着ると身をかくすことができる蓑で、転じて真相を隠す手段」とある。
蓑そのものも見かけなくなって久しいので、本当の形が分からない。
高尾山の天狗が持っているうちわは、ヤツデのようでもあり、モミジにも見える。もしかするとカクレミノかも知れない。

 
(楕円形、3裂、4裂、5裂した葉)


(高尾山の開運うちわ)

隠蓑/ウコギ科/カクレミノ属。
温暖な地方の山地や海岸に生えるウコギ科の常緑高木で庭木としても植えられている。
若木の葉は3裂や5裂するものが多いが、成木になると楕円形や卵形になる。夏に緑色の小花を付け、果実は冬に黒く熟す。
名前の由来:葉の形がみの(蓑)に似ていることからこの名がついた。
花期6~7月。
(多摩丘陵)
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小鳥が運んだ種

2007-01-23 08:26:29 | 四季
庭の木に小鳥が集まってくるが、この時期だと、センリョウ、マンリョウ、ヤブコウジなどの赤い実や、熟したみかんを食べるのが目的なのだろう。
食べたお礼に運んできた種を置いていく。真珠のように光った種が多いが、少し拾ってみたらこんなに集まった。
庭に植えたことのない木が生えてくることはよくあるが、この種から芽がでるかどうか分からない。
今年はせっかく小鳥が運んできた種なので、蒔いてしばらく様子をみることにしょう。

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