高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

2012年春の放浪記(予告編)

2012-05-31 05:28:39 | 四季
今年も恒例の招魂社祭が長岡で開催され、行ったついでに各地を放浪してきました。
今回は上杉謙信の母親の住んでいた栖吉城、寅太の名前ゆかりの、外山脩造(寅太)が造った栃尾の外山家の日本庭園、長岡の雪国植物園、そして刈羽黒姫山登山など、中身が盛りだくさんです。
先ずは予告編として、ヒメサユリ(姫小百合)の登場です。

 

(春の放浪記)

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高尾山のキンラン特集

2012-05-25 00:23:52 | 旬な花
今回は高尾に咲いていたキンラン(金蘭)を集めて見ました。この季節にはキンランの花を求め、奥高尾を歩く人も多いようです。
「金襴緞子(きんらんどんす)の帯締めながら、花嫁・・・」は、新潟県生まれの蕗谷紅児(ふきやこうじ)作詞の童謡「花嫁人形」です。こちらの金襴緞子は、絹に金箔で織り込んだ豪華な織物です。
明日からの越後路は、花嫁人形を口ずさみながらの旅になりそうです。


(金襴緞子にも負けないキンランの花)

 

 

(高尾山)

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ツレサギソウ

2012-05-24 15:41:24 | 山野草


(サギに似た花が連れ立って咲くことからツレサギソウ)

 

連鷺草/ラン科/ツレサギソウ属。
日当たりのよい草地や湿った林下に生える多年草。
葉は5〜8枚が互生し、下方の葉は狭長楕円形。乳白色の花を10数個をやや密に付ける。
名前の由来:花がサギ(鷺)に似て連れだって花がたくさん咲くことからこの名がついた。
花期:5~6月。
(高尾山)
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高尾山のエビネ特集

2012-05-24 05:54:43 | 旬な花
新しい東京の名所となりそうな東京スカイツリーが、おとといの22日にオープンしました。塔の高さは武蔵国に因んで、634(ムサシ)mです。開業日はあいにくの終日雨で、きのう晴れたので小仏城山から眺めてきました。
高尾山の高さは599mで、スカイツリーより35m低いのですが、小仏城山は670mで36m高いことになります。背比べで高尾山が負けたら、奥高尾の小仏城山なら勝てます。
いま高尾山ではエビネ(海老根)キンラン(金蘭)がたくさん咲いています。今回のエビネ特集と次回のキンラン特集を最後に、恒例になっています春の旅にでますので、1週間ほどブログを休ませていただきます。


(小仏城山から見た東京スカイツリー、手前は新宿)

 

 

(高尾山)

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ユリノキ

2012-05-23 04:49:55 | 樹木
全国の街路樹や公園で見られるユリノキ(百合の木)が、新宿御苑の1本の木の子孫であることは、「ユリノキの紅葉」で述べた。
その原木に出会ったのは3年半前であるが、相模原市の麻溝公園でやっとユリノキの花と対面できた。周囲の林から1本だけ突き出た高木で、チューリップに似た花が広い葉に隠れるように咲いていた。


(花の下側のオレンジ色の模様が綺麗)

 
(花を横からみるとチューリップに似ている)

 

百合の木/モクレン科/ユリノキ属。
北米原産の落葉高木で明治初期に渡来した。別名ハンテンボク(半纏木)、チューリップツリー。
葉は掌状に2~4裂し、春先に枝先にチューリップに似た淡い黄緑色の花を咲かせる。
名前の由来:ユリに似た花が咲くことからこの名が付いた。
花期:5~6月。
(相模原市立麻溝公園)
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見逃した金環日食

2012-05-22 05:33:52 | できごと
きのうは数百年に1回という、大規模な金環日食で日本列島は盛り上がったようです。こちらでは、朝は青空が広がっていたのですが、日食の1時間ほど前に曇り空となりました。そんなことからテレビの前でカメラを構えて世紀の瞬間を待っていました。
外から歓声があがり出てみましたら、金環はすでに雲に隠れてしまった後で、金のリングを見逃してしまいました。この画像は金環が切れた2分後に撮ったものです。雲がメガネの役割をして肉眼でもよく見えたので、直接望遠レンズで撮りました。


(am7時39分に庭から撮った環が切れた日食 2012.05.21)

晴れていれば下のような画像が撮れたのでしょう。次に日本で広範囲な金環日食が観測できるのは、2312年だということです。


(am7時31分静岡市のテレビ映像をカメラで撮影 2012.05.21)

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庭のお宝と金環日食

2012-05-21 06:02:06 | 四季
恒例の春の旅が、1週間後に迫ってきました。今年は旅で何が待っているか楽しみです。そんなことから今月はちょっと早いお宝の登場です。
きのうの朝、 ニッコウキスゲ(日光黄菅)が一斉に咲きました。ニッコウキスゲが我が家にきたのは、いつだったのか思い出せません。ニッコウキスゲは1日花で、今朝は花はしぼんでいました。
一方、 フナバラソウ(舟腹草))は数年前に我が家にきたもので、それほど古くはありません。芽が出る時には何本も顔を出すのですが、育つのはたった1本で不思議に思っています。挿し木でふやそうとするのですが、うまくいきません。高尾の本にも載っているのですが、いまだ山で見たことがありません。
ところできょうは金環日食です。観測用めがねも用意し、あとは天気次第ですが、このあたりの予報は曇りです。でも朝の太陽が窓から差し込んでいます。期待しましょう。


(今朝の陽を受けるフナバラソウ 2012.05.21)

 
(花は付きますが、舟形の実は見たことはない)

 
(一斉に咲いたニッコウキスゲ 2012.05.20)

(寅太の庭)

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シロバナハンショウヅル

2012-05-20 00:28:25 | 山野草
高尾山で見るのは ハンショウヅル(半鐘蔓)、そして新潟県などでは トリガタハンショウヅル(鳥形半鐘蔓)がよく見られる。
キンポウゲ科センニンソウ属のハンショウヅルの仲間に、もう一つ代表的なのがシロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)である。ハラン(葉蘭)の花を見学に行った、瑞穂町の「耕心館」の庭に咲いていた。


(黄白色の花を下向きに付ける)

 

白花半鐘蔓/キンポウゲ科/センニンソウ属。
山地や丘陵地の林の縁に生える蔓性半低木。
葉は長い柄を持つ3出複葉で、小葉は卵形で対生する。葉の脇から長い柄を伸ばし、黄白色の花を下向きに付ける。
名前の由来:ハンショウヅルの仲間で、花の色が白いことからこの名が付いた。
花期:4~6月。
(瑞穂町耕心館)
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ハランの花

2012-05-19 06:22:59 | 山野草
笹の葉のようなハラン(葉蘭)を取り上げたのは、もう4年前のことである。この時、ハランの花の蕾らしきものを見つけたが、その後の状態をを確認しなかった。
友人oさんから瑞穂町の社会教育施設「耕心館」で、ハランの花が咲いているいう情報が入った。江戸時代に建てられた豪農の屋敷跡で、名前も良いので雨の中を瑞穂町まで出かけた。土砂降りの中での撮影となったので、禁じ手のフラッシュを使用した。
我が家のハランは、その後も花を咲かせていない。


(雨の中の撮影でピントが合わない)

 
(止むなくフラッシュ撮影)     (庭のハランの葉 2008.02)


(瑞穂町耕心館の説明)

葉蘭/ユリ科/ハラン属。
中国原産で江戸時代初期に渡来  した常緑多年草。
長い葉柄を持つ葉は長さ約50~70cm。春先に地面に半分埋まった暗紫色の花を咲かる。
葉に抗菌防腐作用があり、昔から寿司を包んだり、刺身や弁当に添えられた。
花期:4~5月。
(東京都西多摩郡瑞穂町)
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ジャニンジン

2012-05-18 00:11:48 | 山野草
日影沢で葉はセリ状に切れ込み、タネツケバナ(種付花)に似た白い十字形の花に出会った。
いつも持ち歩いている「高尾山花と木の図鑑」(菱山忠三郎)と「高尾・奥多摩植物手帳」(新井二郎)の本には載っていない。運よく林野庁の職員が通りかかり、「高尾山の花」でジャニンジン(蛇人参)を探してくれた。


(総状花序に白い十字形花を付ける)

 

蛇人参/アブラナ科/タネツケバナ属。
山地の木陰や湿地に生える1年草または2年草。
葉は奇数羽状複葉で互生し、7~17個の小葉があり、小葉はさらに切れ込む。茎の先端や葉腋から総状花序をだし、4枚の花弁を持つ十字形花を付ける。
名前の由来:名がついた。
花期3~6月。
(高尾山)
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