高尾山などの「寅太の山野草」

中越地震で被災した小千谷市と長岡市にある戊辰史跡の復興を応援しています。
山野草を中心にしたブログです。

シロツリフネ

2010-10-31 06:02:14 | 山野草
白いツリフネソウ(釣船草)に会うのは、初めてのようである。
今年は色の違う花にたびたび会っている。白いアキノタムラソウ(秋の田村草)、シロバナノハラアザミ(白花野原薊)、赤いハナネコノメ(花猫の目)そしてミドリニリンソウ(緑二輪草)などである。来年も色違いの花を求め、高尾を歩きそうである。

 
(紫色のツリフネソウとの2ショットも)

白釣船、白吊舟/ツリフネソウ科/ツリフネソウ属。
花期:8~10月。
(多摩丘陵)
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箱根湿生花園(総集編4)

2010-10-30 00:55:08 | 山野草
 (つづき)
ジンジソウ(人字草)に似た花はダイモンジソウ(大文字草)です。箱根湿生花園で今が旬な季節になっていました。


(ダイモンジソウ「宮城野」)

 
(ダイモンジソウ「七変化」)      (ダイモンジソウ「大宇宙」)

 
(ダイモンジソウ「舞」)         (ダイモンジソウ「瀬の海」)

 
(ダイモンジソウ)              (仙石原のススキ) 

 
(木道に遊ぶトンボ)           (箱根にまた来ます) 

駆け足の箱根湿生花園にお付き合いいただきありがとうございました。季節の違ったところで、また訪れたいと思っています。

(箱根湿生花園)       (おわり) 
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箱根湿生花園(総集編3)

2010-10-29 08:18:10 | 山野草
(つづき)
今回は実を集めました。フウリンガマズミ(風鈴莢迷)は2枚の葉で実を包むようにして、ぶら下がっているのには驚きました。


(まるで風鈴のようなフウリンガマズミ)

 
(ヒメコウジ)              (ニシキギ

 
ガマズミ)                (ザリコミ)

 
(クロウメモドキ)               (シオデ) 

 
ツルウメモドキ)              (スズメウリ) 

ところで総集編は3回の予定でしたが、この季節に旬な花を一つ落としています。ジンジソウ(人字草)に似た花ですが、おわかりでしょうか。次回はその特集です。

(箱根湿生花園)       (つづく) 
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箱根湿生花園(総集編2)

2010-10-28 06:06:12 | 山野草
 (つづき)
今回も花を集めました。10名ほどの団体でしたので、園内の見学はガイドさんを利用しました。
このガイドさんはタデ(蓼)を賞味させるんですよ。「蓼食う虫も好き好き」のことわざは聞いたことがあると思いますが、サクラタデ(桜蓼)のような綺麗なタデや、子どものままごとで食べた?アカマンマというイヌタデ(犬蓼)ではありません。見たからに不味そうなヤナギタデ(柳蓼)でした。
御一行様のリーダー格では尻込みもできず、食べさせて(いやいや)いただきました。でも心配はご無用です。サシミのツマで食べていますから、人間もタデに取り付く虫と同じようなものです。


(「蓼食う虫も好き好き」のヤナギタデ)

 
(エゾリンドウ)          (キリシマリンドウ白)

 
フジアザミ)             (アサマフウロ)

 
ツワブキ)             (マツムシソウ) 

 
サラシナショウマ)             (ジンジソウ


(箱根湿生花園)       (つづく) 
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箱根湿生花園(総集編1)

2010-10-27 06:09:02 | 山野草
箱根湿生花園の植物を何回か取り上げましたが、今回から3回にわたり総集編で、目にとまった植物を集めてみました。総集編では見たことのある植物があるでしょうか。
出だしの画像はアケボノソウ(曙草)で、蟻さんが黄色の蜜線に訪れていました。お目にかかるのは2007年に南高尾で見て以来で、残念がら南高尾の生息地は水害で失われてしまいました。
なお、今まで載せた植物は、レイジンソウ(伶人草)、アキチョウジ(秋丁子)、シラヒゲソウ(白鬚草)、タニジャコウソウ(谷麝香草)、ミカエリソウ(見返草)、 サワギキョウ(沢桔梗)でした。


(久しぶりのアケボノソウ

 
ウメバチソウ)              (イワシャジン

 
ワレモコウ)             (シロバナワレモコウ)

 
(キイジョウロウホトトギス)       (園芸種らしいムレチドリ) 

 
ヤマラッキョウ)             (ヤマトリカブト

(箱根湿生花園)       (つづく)
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サワギキョウ

2010-10-26 06:49:15 | 山野草
みなさんのブログに良く出てくるが、間近で見るのは初めてである。箱根湿生花園の湿原に群生していた。
今朝、投稿したあとで新聞やテレビで、東京スカイツリーが本体部分の頂点497mに達したと報道していた。じつはきのう墨田区で長岡藩の抱え屋敷 の付近をあるいていた。スカイツリーとは目と鼻の先である。近々には抱え屋敷跡からのツリーの画像を載せようと思っている。

 

沢桔梗/キキョウ科/ミゾカクシ属。
湿原や沢辺に生える多年草。
葉は被針形で細かい鋸歯があり、多数の葉が互生する。紫色の花は唇形で下唇は3裂し、上唇は2裂する。
名前の由来:湿地(沢)に生え、花の色がキキョウ(桔梗)に似ているところからこの名が付いた。
花期:8~10月。
(箱根湿生花園)
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ヒキオコシ

2010-10-25 04:02:52 | 山野草
今朝は早く目が覚めた。電気を専攻した唯一の女性が、地元の北海道から上京すると旧友から連絡が入り、きょうは恩師や学友と銀座で落ち合うことになっている。しからば気になっていたスカイツリーの近くにあった江戸の長岡藩邸の「向島の抱え屋敷」の調査も行える。
そんなことから目が覚めたので、今朝は先日日影林道で見たヤマハッカ(山薄荷)似たヒキオコシ(引起こし)を取り上げることにした。箱根湿生花園では、仲間のクロバナヒキオコシ(黒花引起こし)とカメバヒキオコシ(亀葉引起こし)が咲いていた。


(ヤマハッカとの違いは雄しべ雌しべが花から突き出る)

 
(右は箱根湿生花園のクロバナヒキオコシ)

引起こし/シソ科/ヤマハッカ属。
乾いた日の当たる山野に生える多年草。別名エンメイソウ(延命草)。
葉は互生し広卵形で縁に鋸歯があり先はとがる。円錐花序に薄い紫色の小さな唇形花をたくさん付ける。上唇は4裂し反り返って、内側に紫色の斑点がある。
名前の由来:弘法大師が行き倒れの人にこの草の絞り汁を飲ませたら、回復したという伝説からこの名が付いた。
花期:9~10月。
(高尾山)
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ツルアリドオシの果実

2010-10-24 04:09:45 | 山野草
安田城の頂上付近に、ツルアリドオシ(蔓蟻通し)の赤い果実を見つけた。自宅でも実はなるが、これの半分位の大きさにしかならない。オオイワカガミ(大岩鏡)ヤブコウジ(薮柑子)と同じ所に生えていたが、自宅では花は咲いても、果実が太る環境にはないようである。


(花の跡が残る果実)

 
(右の葉はオオイワカガミ)        (中央の葉はヤブコウジ)

蔓蟻通し/アカネ科/ツルアリドオシ属。
山地のやや湿り気のあるところに生える多年草。
茎は地上をはい、節々で根をおろす。白い花を2個ずつ咲かせ、秋に2花の後が残る赤い実を付ける。
名前の由来:つる性で、低木のアリドオシに似ることからこの名が付いた。
花期:6~7月。
(柏崎市安田)
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ミカエリソウ

2010-10-24 00:08:20 | 樹木
中部地方以西の本州の山地の林床に、群生する落葉小高木である。ミカエリソウ(見返草)はよく聞く名前であるが、似たテンニンソウ(天人草)と同じように、見返るほどの植物ではなく、名前負けしているようである。

 
(クマバチが蜜を吸っていれば振り返るかもしれません)

見返草/シソ科/テンニンソウ属。
中部地方以西の本州の山地の林床に群生する落葉小高木。
葉はシソに似て、花もシソ科の唇形花で、花冠から4本の雄しべが長く突きだす。
名前の由来:群生する花穂が美しく、思わず見返ることからこの名が付いた。
花期:9~10月。
(箱根湿生花園)
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タニジャコウソウ

2010-10-23 05:59:40 | 山野草
箱根湿生花園で、高尾山でも良く見るジャコウソウ(麝香草)を見つけたと思ったら、タニジャコウソウ(谷麝香草)の看板が付いていた。
家で調べると両者の大きな違いは、花柄の長さにあるようで、タニジャコウソウが花柄が長いのが特徴のようである。分布もジャコウソウは全国であるが、タニジャコウソウは関東以西とのことである。 


(タニジャコウソウは花柄が長い)

 
(右はジャコウソウで花柄がほとんど見えない)

谷麝香草/シソ科/ジャコウソウ属。
山地の谷間などに生える多年草。
葉は広披針形から長楕円形で、両面に毛がある。花は葉腋から出る長い花柄の先に1~3個の唇形花を付ける。
名前の由来:ジャコウソウに似て、谷沿いの林縁などに生えていることが多いのでこの名が付いた。
花期:9~10月。
(箱根湿生花園)
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