ポポー、ムベ(郁子)、ヤマボウシ(山法師)など、民家の庭先で見た果実であるが、いずれも口にしたことはない。
ヤマボウシの果実は500円玉くらいでかなり大きく、しかもたくさんなっているので、自宅付近の樹木とは品種が違うのだろうか。
ポポーは見るのも聞くのも初めての植物で、ホウノキのような大きな葉を持つ木に、アケビ(木通、通草)に似た果実がたくさん付いている。
名前を尋ねると聞きなれないポポーで、匂いで好き嫌いがあるが、いくらでも持って行きなさいとのこと。
数個もらって食べたが、柔らかく美味しい。
みなさんは、この3つの果実で食べたものはありますか。
バンレイシ科/アシミナ属。
北米東部原産の落葉性高木で明治30年頃に珍果として日本に渡来した。別名ポポーノキ、アケビガキ。
葉は披針形で互生し長さ15~30cm。葉の展開する前に暗褐色の花を付ける。
アケビに似た形の果実を付け、果肉はクリーム色で柔らかく甘い。
独特の香りがすることで好き嫌いがあるようである。
名前の由来:米国でpawpawでそのままポポーになった。
花期:3~5月。
(千葉県野田市)
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