ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

台風一過

2014年07月11日 | ノンジャンル
今年は台風が少ないなと思っていたら、いきなり
超大型の台風が近づいていると、今週初めより
話題に上った。

沖縄や九州では大きな被害が出たし、被災された
方には誠に申し訳ないが、ここ大阪という場所は、
その地形や風向きなどのせいもあって台風が
直撃することは滅多にない。

今回もまともに予想進路のど真ん中にあったが、
四国に到達するころから東へそれだした。

もうその頃にははじめ930hPだった勢力も
980hPまで落ちていた。

大阪では、大雨どころか、強い風ひとつ
感じられなかった。
本当に拍子抜けの台風8号だったが、天気予報と
いうものは、外れる時は良い方向に外れなければ
意味がない。

一日晴天で、傘は必要ないと予報されているのに、
雨に降られてずぶ濡れになったとしたら、
気象庁に苦情のひとつも言いたくなるだろうが、
雨が降ると予報されていて、一日晴天だったら、
誰も文句はないだろう。

まして台風ともなれば、状況によっては
人の命に係わる。

さて、不謹慎だが、台風と聞くと私の胸はわくわくする。
あの独特の空と雲が見られると思うと、楽しみでさえある。
そこには、幼い頃に百科事典で見た、台風の不気味な空の
写真が鮮明に頭に焼き付いているからでもある。

そこには、人の力など到底及ばない、自然の大きな
エネルギーが垣間見えるからである。

さて今回はというと、雲の流れる方向がいつもと変わり、
それだけが台風の接近を感じさせたが、それだけで
終わってしまった。

強風すらなく、大雨どころか西を見れば、青空がの
ぞいていた。

ふれこみの仰々しさを考えれば、何とも拍子抜けの
台風であった。
いや、それはその方がいいのだが、なんとなく期待を
裏切られたような気がしている。

台風一過。

今日は真夏を思わせる青空が広がった。
また蒸し暑い大阪の夏がやってくる。