ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

オムニバス

2006年05月15日 | ノンジャンル
ここのところ、とんと夢を見ていなかった。。。というより、
夢は見ているんでしょうけど、覚えていない事が多かったのですが、
昨夜は、何だか、めまぐるしくオムニバス形式で、見ました。

日曜の夜にしては、いつに無く早い時間に寝たせいか、4時頃に
目が覚めまして、中途半端なんで、二度寝をしたんですが、
これが良くなかったみたいです。
とはいっても、そのまま起きるなんて出来ませんが。。。

気が付くと、飲んでいて、「あ!しまった!」「何で飲んでる!?」
となったり、「また一からかぁ。。。」と嘆いていたり、
「飲んだものは仕方が無い」と開き直っていたり、
ひどく酔っ払って、自分でもふらふらしていて、周りの目は
軽蔑と、嘲弄と、悲嘆と。。。。。

再び目覚めた時は、ぐったりでした。

夢は夢ですので、落ち込む事はもう無いですが、
何だか頭痛がするし、身体も重い朝でした。

いわゆる、「闘い」は、続いています。




ぬか漬け

2006年05月15日 | ノンジャンル
アルコール依存症は、不治の病である。

その事を表現するのに、「生活習慣病」、「潜伏病」、
「完治は無い」、「魔物」、「静かな爆弾」などなど、
体験や、書物などでも、様々な言葉が使われている。

自分なりの解釈では、一言でいうと、
「アルコール至上主義の、脳内回路」と
認識している。

再飲酒は、魔物を蘇らせる力を与え、静かな爆弾に点火し、
脳内回路にスイッチを入れる事となる。

。。。。と、堅い表現が多い中、ある書物で、「ぬか漬け」の
ようなものと、例えられていた。

「ぬか漬けのキュウリを、元のキュウリに戻す事は出来ません。」

なんと的確で、的を射た表現だろうと、感心してしまった。

アルコール漬けにされた脳が、元の脳の状態に戻る事はないと、
身近な例ではあるが、きっぱり断言してしまっている。

そうです。ぬか床から取り出したキュウリと同じで、これ以上、
漬からないようにする事しか出来ないのです。 

そして、再び漬けたり、漬けっ放しにすれば、
そのキュウリは、もう食べる事も出来なくなってしまうのです。


母の日

2006年05月14日 | ノンジャンル
母が亡くなって、6年が過ぎた。

自分で断酒を決めてから、お酒の無い生活に入るまで、また、今尚
様々な人達に支えられ、常にご心配を頂いている。

この人達を裏切る事は出来ないという思いも、自身の断酒を
支えているが、亡き母も、最も危険な、紙一重のところで、
守ってくれたのかもしれない。

母の好きだった歌を何曲か歌った。4人も子供を生んだ母だったが、
やっぱり、長男の自分を一番心配していたのかなと、しみじみ思う。

この歳になって、心の底から、「母さん、ありがとう」と言える。
その思いをもって、これからも、私は、生きていく。

いつか、あの無口だった母に、「あんた、頑張ったやん。」と
言って貰えるだろうか?

まだまだ、先の話ではあるが。。。。。




体験

2006年05月13日 | ノンジャンル
ブログを開設しようと思ったのは、回復途上の日々の気分を
綴り、それを振り返る事で、自身の断酒の糧としようと思った
からだが、原点ともいうべき体験は、別に「記憶の跡」という
タイトルで、3ヶ月あまりを掛けて書き上げた。

極めて稀な体験なので、是非文書にして、自分への戒めとして、
残しておいたほうが良いという、主治医の勧めがあったのと、
主治医や、ソーシャルワーカーさんが、是非読みたいと
仰っていた事が契機となって、詳しくまとめたのだが、読み返すと、
つい昨日の出来事のような錯覚に陥る。

今尚変わらず、まさに原点となった記録ではあるが、同時に
他の方の体験を広く知るようになってから、余計にその当時の
自分に対して、不思議に思える事がある。

あれだけ長い間、幻視や幻聴にさらされながら、自分を見失わず、
戦いながら、仕事を含む日常を続け、気力体力の限界を既に
超えていた時、電話でワーカーさんと話した結果、即、病院へ
行く事に決めた当時の自分を、不思議に思うのである。

お酒を断つ事を決め、後に始まった離脱症状を、冷静に認識し、
それと戦いながらも、限界を超えてきたという事も際どく自覚し、
自ら病院へと、足を運んだ自分を支えていたものは何なのか?

自分の意志などでは毛頭無い。唯一あったとすれば、
意地でもお酒を口にはしないぞという気持ちだけであったろう。

やはり、何かに支えられ、守られていたような気がしてならない。
それが何であったかを、ようやく、実感できるようになってきた。


完璧です

2006年05月13日 | ノンジャンル
今日、診察でした。

検査の結果は、予想通り? 完璧でした。
一般の健常者よりも、遥かに良いそうです。

まあ、一滴も飲まないで過ごしているので、問題は無いだろうとは
思っていましたが、仕事上、決して規則正しいとはいえない生活が
ここのところ続いていましたので、正直なところ、ホッとしています。

気分的にも、余裕が出てきているのが自覚できますし、
楽観的な考え方が、悲観的な要素を凌駕するようにもなって
きました。

もうすぐ、断酒丸一年を迎えます。

本当にあっという間の一年でしたがこの一年のサイクルが、3年、
5年、10年というスパンの中で、繰り返されるのだと思います。

やはり、一日一日の勝負なのです。