ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

逆夢

2015年11月11日 | ノンジャンル
断酒の継続中、夢で飲んでしまい、しまったと
思って目が覚め、夢だったかとホッとする経験は
誰にもあるだろう。

禁煙している人も、夢の中で喫煙してしまい、
後悔しているところで目が覚めるといったことが
あるらしい。

いわゆる、悪い夢が良い現実の兆候であるとかいう
逆夢とはまた違うかもしれないが、これは心理的に、
断酒、禁煙、共に軌道に乗っている人に多く
現れるようだ。

やけに現実味を帯びた状況で飲んでしまった夢を
見ては、しまったと後悔の念に苛まれ、目覚めて
夢で良かったと安堵するということも、しばしば
あったが、ここ数年は、ほとんどそんな夢も
見なくなった。

ところが、以前にもあったが、ここ最近で言えば、
試験に不合格となる夢を見ることがある。

大学受験に失敗したとか、卒業試験に不合格と
なるとか、ともかく、落第生として、周りの友達の
進学、就職などを見送る立場となる夢である。

ついこの前は、落第どころか、大学を辞めざるを
得ない状況で、自分に対する失望感で、目覚めた
時には最悪の気分であった。

もう50も過ぎて、何を今さらとも思うのだが、
人生のひとつの節目となるこの頃の夢をよく見る。

これも、断酒、禁煙者の場合と同じく、大学にも合格し、
卒業、就職もできた現実があるからこそ見るらしい。

断酒10年を経て、新たな節目を迎えるに当たり、
そうした夢を見るのだろうか。
それが何を示唆するのかはわからないが、
ともかくも、もがきながらも今の自分にできることを
精一杯で、日々を過ごしていくのみである。