ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

振り出し

2012年10月07日 | ノンジャンル
「さて・・・」が口癖とよく言われた。

過去は消すことも変えることもできないとは
繰り返し述べてきたが、往々にして人は過去に囚われ、
過去を引きずる。

ならば、その引きずる過去を、囚われる過去を、
生きていく今と未来への力と換えていけばよい。

「今から、ここから」というのは、常に心しておかねば
ならないが、その一歩を、そのまま前進、成長と捉えて
驕ることは、勘違いも甚だしい。

我々にとって、断酒、つまり生きるということは、
マイナスからのスタートである。
今から、ここからの一歩は、前進の一歩というよりは、
回復の一歩なのである。

つまり、主観と客観の相違であり、自身を主観的に
見れば前進であるが、客観的に見れば回復である。

主観はリセットしたつもりでいても、客観はゼロ復帰への
一歩を踏み出したに過ぎない。

人の細胞も約7年周期で入れ替わる。
突然入れ替わるわけではないので、それを意識することは
あり得ないのだが、その倍数で見ていけば、自身の節目と
なっているケースが多い。

7X7の年を過ぎ、断酒も7年を越えた。
本当の意味で、やっと振り出しに戻ったのかもしれない。
ならば、これからやっと、「今から、ここから」の
一歩が、前進となるということかもしれない。

ようやく、口癖の「さて・・・」が、前進の「さて、」に
なってきたのかと思えば、感慨深い。

この7年、ある意味、もがき苦しんだ7年であった。
それがドラマチックに変わるわけでもなく、
これからも苦悩が消えることはないだろう。

だが、これからが本当の成長の時であるなら、
どんな苦悩も確実に自身の糧となる。

ふと気がつけば、アクセスカウンターが77777に
近くなってきた。

ゾロ番ゲットの方には、何か記念品を贈りたいものである。
今夜の楽しみができた。