Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

ファシストの国へ

2014年09月14日 | Nationalism

朝日新聞バッシングが激しいようです。

私は朝日新聞を購読したことはありませんが、「売れるからと言って、一般紙と思えぬ記事も平気で書く」「背後に日本会議の人達がいる(イコール安倍政権のお墨付き)」のような産経新聞はじめ一部のメディアに、マスメディアの論理を説かれる朝日新聞には同情してしまいます。

さて、右翼と言えば、「田母神氏と一緒にイスラエルに防衛(?)を学びに行くツアー」なるもののことは以前書きましたが、
田母神氏と行くイスラエル国防視察団(ガザ殺戮視察団では?)中止を!』
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/d/20140806
 

このツアー、催行されてしまったようです。

 

(このツアーには、勝間和代の仕事のパートナー、上念司なる経済評論家 

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%8A%E5%BF%B5%E5%8F%B8 

も同行しているようです。)
 

このツアーについては、私は東京新聞の記事とニューズウィークの冷泉彰彦氏のコラム 

ニューズウィーク 201487 

『田母神俊雄氏のイスラエル訪問計画、3つの懸念』 

http://www.newsweekjapan.jp/reizei/2014/08/post-670.php 

以外の報道やコラムは見ていませんが、こうしたこと、安倍政権前だったら大きく騒がれたのではなかったかな、と、不気味さを感じています。
 

今、何か好戦的な人達が増えています。
 

そういえば、NHKの『花子とアン』では実際は戦争推進派であった村岡花子が消極的反戦派として描かれていますが、これについて「史実を捻じ曲げている」という批判のほうがもちろん多いのですが、なかには「日本では、戦争に負けたから反戦派のほうがよいことになっているけど、まだ勝ち負けがわからない頃の反戦派は非国民だ!本当は戦争推進派だった花子を反戦派にしたてるNHKは非国民的」などという意見も一つや二つではなくあります。
 

このような感想を寄せる人の年代はわかりませんが、大抵は、戦争を経験していない人でしょう。

想像力の欠如か、ゲーム脳なのか・・・。
 

想像できない、といえば、私の息子が2歳の頃、一緒に買い物に行くと私の手を振り切ってスーパーの外に出て、駐車場に入ってくる車の前に出て行ってしまうことが再三ありました。

これはいくら叱っても治らず、本気で息子に紐をつけて買い物に行くべきか悩んだものです。
 

(そんなとき、 

「小さい子供は、「危ない」というだけでは、車に轢かれるとどうなるのかがわからない。目の前で車に轢かれてどうなるかを演じて見せるべき」 

ということを言っている人がいて、私は息子を前に、言葉と演技で、車に轢かれるとどんなふうになるかを説明しました。
 

そしてちょうどこんなことをした直後、友人の車で、彼女の娘さん(息子と同年齢)、私と息子で買い物に行った帰り、少し大きめの交差点で車とバイクの事故を目撃。 

それから息子の車の前飛び出しはなくなりました。)
 

大人になっても幼児並に想像力が欠如した人達に対し、少し前まではそれが恥ずべきことと感じる空気がありました。しかし、日本を引っ張るリーダーや代の大人自体が「想像力の欠如した人々」をありがたる昨今、空気がどんどん変わっています。 

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