今朝の東京新聞に、「ガザ攻撃の非難の中 田母神氏とイスラエル国防視察」という記事があって、目を疑いました。
ネットで調べてみると、福岡県郷友連盟のHPに以下のような案内が。
http://fukuoka.goyu.jp/archives/2014/07031155.html
日本において、いよいよ集団的自衛権行使について閣議決定がなされました。
中東では不安定な国々が争っていますが、その中でも三千年以上の流浪の民族が近年建国したイスラエルの国防に学ぶところが多々あると思います。
つきましては田母神俊雄団長(元航空幕僚長)のもと、自衛隊のOB並びに民間の防衛問題にご興味のある方を誘ってイスラエル国防視察団を下記の通り計画しております。
まだ最小催行人数に達しておりませんので、皆様の積極的なご参加をお願いいたします。
http://fukuoka.goyu.jp/archives/2014/08051712.html
まずお願いからです。現在最小催行人員に4名達しておりません。 追加募集を8月8日(金)まで延期いたしますので、参加を検討されている方は、この場で参加表明をお願いいたします。
今回の国防視察団旅行の最終判断は主催者が今月8日(金)にイスラエルの情勢と参加人員を考慮して実施することになりました。
現在、外務省が出しているイスラエルの渡航情報はガザ地区及びその境界地区を除いて渡航可能となっております。
ガザで多くの2000人近くのパレスチナ人がイスラエルによって殺されているとき、こんなツアーを催行する―ガザの犠牲者を冒涜しているし、下手をすれば日本人がイスラエル政府の味方だととられかねないと思います。
(イスラエル政府にも利用されるでしょうし、日本人がテロに巻き込まれる可能性もつくります。)
田母神氏は「イスラエルは反中」と言ってお気に入りのようですが、田母神氏、ツアー主催会社、参加者、そして外務省、無責任すぎます。
そして田母神氏とツアーとツアー参加者は、ガザ空爆されるのを、ポップコーン片手に観に行く人間となんらかわりありません。
「イスラエル国防視察団」?「イスラエルガザ大量殺戮視察団(応援団)」の間違いではないでしょうか。