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医学の発展の功罪

2021年07月25日 | 福祉・医療

short filmを観ているときに、メキシコの医学者、ルイス・ミラモンテスのものを見つけました。

A young scientist invents the birth control pill, then deals with its consequences. | Sweet Potatoes - YouTube

ルイス・ミラモンテス - Wikipedia

抜粋:

ミラモンテスは有機化学、薬学、石油化学、大気化学、汚染物質に関する多くの論文と40近くの国際特許を持つ。1951年10月15日、26歳のとき経口避妊薬(ピル)を製造する際の基礎化合物となるノルエチンドロンを合成した。このことによって、彼は経口避妊薬の発明者の1人と考えられるようになった。メキシコの化学会社シンテック (Syntex) のカール・ジェラッシ (Carl Djerassi) とジョージ・ローゼンクランツ (George Rosenkranz) に次いでノルエチンドロンの特許権者となった。一般にピルの開発はジェラッシとローゼンクランツの2人のみによるものと考えられているが、専門家の間では、ファーストシンセシスの栄誉はミラモンテスに与えられるべきである、というのが共通の見解である。例えばマックス・ペルーツは随筆の中で「1951年10月15日、化学科の学生ルイス・ミラモンテスがジェラッシと研究室の指導者ローゼンクランツの指導のもとにこの化合物を合成した」と記述している[1]。ジェラッシ自身もミラモンテスが実際に初合成を行ったことを明言している[2]。合成を報じた論文の第一著者はミラモンテスになっている。

 

カトリックが多い国メキシコで、1951年に経口避妊薬を開発していたミラモンテス。映画と違ってお子さんが10人くらいいたという話もあるので、映画の脚色はあるでしょうが、もし本当にピルがメキシコで開発がはじまったのであれば、その背景を知りたいです。

 

さて、敬虔なカトリック信者でも、今はもう経口避妊薬に否定的ではない人のほうが多数だと思うのですが、中絶は?

その中絶胎児の細胞が「ワクチンにつかわれている」ということは問題になりますが、2015年の時点でこのようになっていることは、知られていないでしょう。

(これを読んで私は驚きはしたけど、中絶胎児を研究に使うことがどうしてもいけないことなのか、答えはでません。中絶胎児を医学の研究以外に使っているケースが問題になっていないほうが不思議だし、医学でも、「中絶胎児を使わないで人のサイボーグ化を進めるすすめる」ようになるのも危惧するし。
PPFAPという組織、それから32週の胎児を研究に使ったことなどが問題にならなかったこと、など追う必要あると思う。)

 

胎児組織研究に関する真実 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio (natureasia.com)

ノースカロライナ大学チャペルヒル校(米国)の研究者Lishan Suは、カリフォルニアのある会社から氷漬けにされた小さな試験管を毎月受け取る。その中には、妊娠14~19週で中絶されたヒト胎児の肝臓の一部が入っている。Suの研究チームは、その肝臓を慎重にすりつぶして遠心分離機にかけ、肝臓と血液を形成する幹細胞を抽出・精製する。次に、生まれたばかりのマウスの肝臓にその細胞を注入し、マウスを成熟させる。その結果、機能するヒトの肝臓と免疫細胞を持つ「ヒト化」マウスが誕生する。その他の部分は普通のマウスだが、SuのB型およびC型肝炎の研究にとっては非常に貴重だ。このマウスを使うことで、ウイルスがどのようにヒトの免疫系を逃れて、慢性の肝臓病を引き起こすかを詳しく調べることができる。

(中略)

2015年7月以降、米国では、胎児組織を使った研究は一触即発のムードに包まれてきた。カリフォルニア州アーバインのセンター・フォー・メディカル・プログレス(Center for Medical Progress)と呼ばれる中絶に反対する活動家グループが、隠し撮りしたある動画を公表したためだ。動画では、女性のための非営利医療サービス機関「全米家族計画連盟」(Planned Parenthood Federation of America;PPFA)の上席内科医たちが、中絶された胎児の臓器を研究のために採取することについて何の感情も交えず単刀直入に話している。PPFAは、2014年には政府から5億2800万ドル(約630億円)の助成金を受けた。償還された金額の多くは、避妊からがんのスクリーニングまで幅広いサービスに充てられ、主として貧しい女性たちのために使われている。PPFA所属の700のクリニックのうち約半数では妊娠中絶手術を行っており、サービスの3%を占める。また2つの州では、いくつかクリニックが研究用に胎児組織を提供している。

(中略)

米国ではこのような組織は、同意と組織収集および輸送を取り締まるさまざまな法律や規制の下で、中絶手術を行う医療センターやクリニックで集められる(「胎児組織と法律」を参照)。連邦法では、クリニックは組織を供給するコストを埋め合わせるために「妥当な報酬」を受け取ってもよいが、これを行うことで利益を得ることは重罪とされている。PPFA当局者は、PPFA所属のクリニックは、研究のために胎児の組織を提供することを選んだ女性たちから完全なインフォームドコンセントを得ていると述べている。そしてPPFAは10月に、所属のクリニックは今後、組織を集めるための1検体につき45~60ドル(約5400~7200円)のコストを回収しないつもりだと発表した。

クリニックで集められた胎児組織は、その後、生物学研究関連製品を扱う会社に渡ることが多く、そうした会社は仲介役として、研究者に販売する前に組織を処理する。Suの研究室は、最も広く使われている会社の1つであるアドバンスト・バイオサイエンス・リソーシズ(Advanced Bioscience Resources;米国カリフォルニア州アラメダ)から組織を購入しており、胎児の肝組織1検体につき830ドル(約10万円)を支払っている。

(続きはリンクから)

 

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