Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

大腿骨骨折増加とコロナ

2023年01月28日 | 福祉・医療

義母は義弟一家と2世帯住宅に住んでいます。

年末に気管支炎と診断され、年始のコロナ陽性。それが治ったころ、転んだり、ベットから落ちたりしたわけでもないはずなのに(義母はアルツハイマーで記憶機能に問題あり)、大腿骨骨折。

昨夜、義母の弟(つまり叔父)が家の前でバイク(!)を倒して転倒し、大腿骨骨折というのを聞きました。たまたま、前日にも友人の身内でも大腿骨骨折した話を聞いたばかりだったことで、「大腿骨骨折」について考えました。

 

後者2名、これについては「転倒」で骨折しているので、年齢を考えればそれは不思議ではないでしょう。

私がリハビリ病院に入院中、仲良くしてくださった81~2歳の入院仲間3名は大腿骨骨折のリハビリで、1名は自宅の駐車場で転んで骨折、1名はベッドから落ちて骨折、もう1名は聞き忘れ。リハビリ病院退院後、近所の90歳の方(孫一家と同居)も階段から落ちて大腿骨骨折したことを知りました。(この方の場合、今も杖を使うものの、1キロくらい一人で散歩してこられるほどの回復しています。)

それにしても、大腿骨骨折って昔からそんなに多かったでしょうか?

こちらは古い記事で、データの年度も同じではなく、集計先も違っていますが、共に20年間で3倍弱大腿骨骨折が増えているというデータ。

長崎市医師会 長崎新聞健康欄 (med.or.jp)

では、1987年約53千件→2007年約148千件

公益財団法人股関節研究振興財団 | 大腿骨近位部骨折が増加しています-50歳を超えたら骨折予防- (kokansetu.or.jp)

1995年35千件→2015年92千例(日本整形外科学会骨粗鬆症委員会による集計)

この増加は、平均寿命が延びた結果や、食べ物、生活習慣の変化があっての増加、それに医療データの収集が20世紀より21世紀の方が多いだけの問題もあるでしょうが、自分が30代初めくらいまでは、親戚にも近所にも大腿骨骨折した人はいなかったことを考えれば、やはり実際に大幅に増加しているように思います。

 

さて、次に義母のケース-大腿骨骨折でも、義母のように寝ていて骨折していたというケースはよくあったのでしょうか?

先日私のケアマネさんに、「大腿骨折しても、痛みがあとから出る場合もある」とききましたので、義母が夜中にベッドから落ちて、翌朝歩けなくなった可能性はあると思います。でも、ベッドから落ちたのであれば、夜中であれ、隣室で寝ていた家族が音に気が付くのではないかと思うのです。

この義母の骨折は、気管支炎(コロナ陰性→コロナ陽性)で骨にひびが入ったこともあるのかもしれませんが、咳で骨折するのは肋骨ではないのかと思いながら、さらにネット検索。

これは、コロナの治療で使ったコルチコステロイドが半年くらいして、「大腿骨骨等壊死」(→骨折)を引き起こす可能性について述べているものです。

コロナ治療後の大腿骨骨頭壊死への幹細胞治療について | お茶の水セルクリニックお茶の水セルクリニック (ochacell.com)

Bisphosphonates for Post-COVID Osteonecrosis of the Femoral Head - PMC (nih.gov)

抜粋Google翻訳:

COVID-19 感染は、累積的に長期 COVID 症候群として知られる長期的な影響を引き起こす可能性があります。 そのような後遺症の 1 つは、大腿骨頭の骨壊死 (大腿骨頭の無血管性壊死、または AVNFH とも呼ばれます) です。 骨壊死の管理の成功にビスフォスフォネート療法を使用した20年の経験に基づいて、COVID後の大腿骨頭の骨壊死の管理における治療の有効性を評価するために、本研究を実施しました。 さらに、コルチコステロイドの累積投与量と、COVID-19 生存者におけるコルチコステロイドの開始から骨壊死の発症までの期間を評価することを目的としました。

(中略)

COVID-19 生存者は、感染の結果として、いくつかの長期的な影響に苦しむ可能性があります。 NICE (英国国立医療研究機構) のガイドラインでは、「長期 COVID 症候群」を急性 COVID 感染後の症状の発症と定義しており、進行中の症候性 COVID-19 (4 週間から 12 週間の間に発症する症状) とポスト COVID 症候群 ( 症状が 12 週間以上続く)1. 当初、コルチコステロイドは、中等度および重度の COVID-19 感染の管理において救命効果があることが実証された唯一の薬物群でした2。

そのため、世界中で COVID の第 1 波と第 2 波で広く使用されました。 ただし、コルチコステロイド使用の既知の合併症の 1 つは、大腿骨頭の骨壊死 (大腿骨頭の無血管性壊死、または AVNFH とも呼ばれます) です。 私たちのグループは、私たちの知る限り、COVID-19 生存者における大腿骨頭の骨壊死の発生について報告した最初のグループでした 3。 COVID-19の診断から平均58日後に大腿骨頭の骨壊死が発生した3例について報告しました。

COVID-19感染者は、文献に記載されている症例と比較して、より低い閾値用量のコルチコステロイドで大腿骨頭骨壊死を発症しやすく、骨壊死の発症が早かったことがわかりました。 また、ビスフォスフォネート併用療法が有益であり、これらの患者の転帰を改善することもわかりました3。 ただし、これは短期的なフォローアップを伴う 3 つのケースの予備的なケース シリーズでした。

したがって、COVID後の骨壊死の実際の負担はまだ不明です。 COVID後の骨壊死におけるビスフォスフォネート療法の潜在的な病因と長期的な結果は、さらに評価する必要があります。 本研究の主な目的は、ビスフォスフォネート併用療法が臨床転帰を効果的に改善し、X線写真で証明される大腿骨頭の崩壊、骨壊死の進行、COVID後の骨壊死患者の手術の必要性を防ぐかどうかを評価することでした。 副次的な目的は、コルチコステロイドの開始から骨壊死の発症までの平均期間、および COVID-19 感染を管理するために患者に投与されたコルチコステロイドの平均累積投与量を評価することでした。

義母は、コロナに掛かってステロイドを使っていないはずですので、これには当てはまらないと思います。

ただ、昔から「骨粗しょう症」の副作用があるステロイドはじめ、避妊ピル、そして「骨粗しょう症」の副作用はないとなっている、毎日飲むようなアルツハイマー進行止めの薬や、私も飲んでいる降圧剤が、大腿骨骨折増加の原因になっている可能性は私はあると思います。

コロナワクチンが引き金になることは、とりあえずス2~3回接種くらいだったらないのではないかと思いますが、避妊ピルの副作用-骨粗しょう症や血栓」と同じ副反応があるコロナワクチンだと、キッチリ調べてほしいです。(義母は4日、5回目のコロナワクチンを12月の初めくらいの打っています。)

こちらはコロナワクチンの副反応ではなく、骨粗しょう症の治療薬がコロナワクチンを打つ際の懸念についての記事です。

コロナワクチン接種と骨粗しょう症治療薬の休薬について (do-clinic.jp)

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