※前回からの続き
BBCドラマ『ポルダーク』から始まり、マダム・タッソー(マリー)とその師カルティウス、マリー・ルイーズ、フランス王族、スウェーデン王、サボイア公国、フリーメイソン、ヴォルティール、カリオストロ、ナポレオン、ルソー、ピエモンテのワルド派の人々とチョコレート産業と書いてきて、前回はトリノとエジプト博物館と、ミステリーの世界に迷い込みました。
路線を少し変えて-
フランス革命のバックにつけるほど大きくもなく、力もなかったのがワルド派の人々。
それに対して、同じ異端として迫害された過去もあれど、ユグノーとなると、その力(ネットワークや財力あり)は大きかったことでしょう。
ウィキぺディア
ユグノー
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%82%B0%E3%83%8E%E3%83%BC
ユグノーの力は現代まで続いています。
Churchmousec Campanologist
When the Huguenots finally became part of French society
https://churchmousec.wordpress.com/2013/08/22/when-the-huguenots-finally-became-part-of-french-society/
そしてユグノーに共感を覚えているアカデミックな18世紀の業界人たちの力(ネットワーク、頭脳) -プロイセンのフリードリッヒ二世(間接的?)、ロシアのエカテリーナ二世、スウェーデンのグスタフ三世ほか、フランスの革命を支援したオルレアン公と繋がっていた、ヴォルテールなどは、司令塔か。
ウィキペディア
啓蒙時代
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%95%93%E8%92%99%E6%99%82%E4%BB%A3
ウィキペディア
ヴォルテール
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%B4%E3%82%A9%E3%83%AB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%AB
ところで、ヴォルテールやお仲間が会ったことがあると証言している、サンジェルマン伯爵。
ウィキペディア
サンジェルマン伯爵
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%9E%E3%83%B3%E4%BC%AF%E7%88%B5
スペイン王妃マリー=アンヌ・ド・ヌブール (Marie-Anne de Neubourg) と貴族メルガル伯爵 (comte de Melgar)と の私生児と言われている。その人生を通じて享受していた経済的な安泰や高度の教育・教養はこの出自によるものが大きいと考えられる。教養について言えば、同時代人には、化学に限らず様々な分野の知識が豊富で、一流の音楽家でもあり、また優れた画才をも示したことが評価されている。しかし彼の前半生には不明な点が極めて多く、その正体が明らかとなるのは彼がフランス社交界で活躍する1758年以降、彼が67歳になってからである。しかしこの年齢が正しいのかどうかさえも不明で、社交界で活躍していた時期の彼は40代以前にしか見えなかったという。
18世紀の業界人たちの創作物(つまり架空の人物)ではないでしょうかね。
追記:
ウィキペディア英語版にユグノーのリストがありました。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_Huguenots
ざっと見たところ、
富豪では、ウォーレン・バフェット、ジョン.D.ロックフェラー、デュポンの創業者、ハワード・ヒューズ、作家のソロー、俳優や映画監督としてマーロン・ブランド、ジュディ・ガーランド、タイロン・パワー・ジョーン・クロフォード、ジャン・リュック・ゴダール、最近の人ではジョニー・デップなどの名が。
先祖の話でしょうか?カルヴァン派はまだ現在も存在している?
追記2:
上記は、ユグノーのリストというのが不適切で、カルヴァン派→長老派(Presbyterian)ということですね。長老派は、モンゴメリーの赤毛のアンや、アボンリーへの道の登場人物たちは長老派教会の信者たちでした。
※次回に続く