Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

世界の発展に寄与したユグノーと現在の国連や社会活動家たち-1

2020年01月07日 | フランス革命・サヴォイア・ユグノー・バチカン

※前回からの続き

「歴史」は「点」ではなく、「線」。

これを学ぶときは、古いものから新しいもの。 

大抵の人は、そうやって一通り歴史を学んできたわけですが、大抵興味がない時代の歴史は覚えていません。 

私の興味がある時代は19世紀後半から20世紀前半までなので、19世紀中ごろ以前の知識は貧弱。

 ウィキペディアは不特定多数の人が編集するので、間違いも多いのですが、人や事件の繋がりのリンクが張ってあり、そこからある人物のネットワークや、事件の背景を探ることができる。

 つまり、歴史を新しいもの(比較的なじみのあるもの)から古いもの、という順番で調べることをしました。

その結果、私がたどり着いたのは、

「フランス革命以降、ユグノー(プロテスタント、主にカルヴァン派)ネットワークが世界を発展させてきた」

ということ。 

ただ、マックス・ウェバーの解釈とは違い、それは彼らの信仰心からではなく、彼らには既存のモノに対する疑問を持てる頭脳を持った人達が多かったからではないか、と思うのです。

(ルソーのように、都合によって一時的にカトリックに改宗をした人もいます。ヴォルテールは無神論者で反ユダヤ。) 

頭脳集団は科学技術、ビジネスに強いですし、ピエモンテのワルド派がそうであったように、差別されてきたゆえの結束力も強い。

ジュネーブに国連があるのは、地理的な理由と、赤十字などがあるため、という説などがありますが、その赤十字を作ったアンリ・デュナン一族はカルヴァン派で、ジュネーブ社会に大きく影響を与える人でした。

(赤十字の存在で、カトリックとプロテスタントを結び付けることもできたのでは?)

国連、それと共同する社会活動家たちが宗教的に見えてしまうのは(原理主義的でさえある)、活動する人に信心深い人が多いというよりも、ジュネーブの流れがあるのかもしれません。 

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