私は若いころの海外旅行で、そのホテルのオーナーや上層部とテーブルを囲んだリ、助けてもらったりしたことが3回あります。
このことを最近思い出していたのは、3度目の経験の時の会話を思い出していたからです。
3度目の体験は、新婚旅行で最初に泊まったケアンズのヒルトンホテルで。
このホテルは当時営業を始めたばかりの頃だったからか、ホテルの部屋に支配人から「夜のカクテルパーティ」のお誘いの手紙が届きました。「もし、参加できるようならこの番号に連絡をください。」と英語で書かれた手紙。
「え?パーティ服なんか持ってきていないけど、行っても大丈夫かしら。でも、面白そうだから行ってみる?」と初の海外旅行で英語ができない夫に尋ねると、あっさりOK。こうして、シャンペンとおつまみが用意されたパーティに参加することになりました。
このパーティで支配人やドレスを着た秘書さんがいたことは覚えている程度で、もっぱら印象に残っているのは、招待客の大手電機メーカー系旅行会社の同年代の日本人男性と、米国人の50代前後の女性。
この女性も旅行会社の関係の人で、彼女が話してくれていたのは、「ワシントン州にはUndergroundに人々が住んでいる」という話を感動的に話してくれました。
が、悲しいかな、私の英語能力で彼女が言わんとすることを理解するのは限界があり、英語ができる日本人男性にしても、彼女が言っている意味ははっきりとはわからなかったようでした。
当時は、「地底の世界に住む人がいるのか?」「それとも地下を掘って住んでいる人たち(ネイティブアメリカン)の村でもあるということ?」といぶかしがったものの、ずっと調べることはなかったので、少し調べてみました。
今のところ、現代人が「土を掘った家」を作る映像くらいしか見つかりませんでしたが、少し調べて行こうと思います。
Kristie Wolfe builds underground home & sets rural WA hamlet (youtube.com)
(ワシントン州ではない、土の中の家
畑にダッグアウトを建てた | ホビットの家 | 仕上げを始める (youtube.com)
ところで、私たちが招かれたパーティに参加していた日本人は私たち3人。旅行会社の男性は不思議がりました。
「こんなカクテルパーティに招かれたのは初めてです。おそらく招かれたのはほとんどが旅行会社の人たちだと思うんですが、なんであなた方も招かれたんですか?」
謎です。
(ちなみに、パーティに招かれた人たちは、皆カジュアルな姿でした。)
ついでに、1回目と2回目のこともー
1回目は、1983年から84年の年末年始のモルディブで。
大晦日のパーティ(真夜中までのパーティ)で、一緒に行った友人とはぐれてコテージの鍵を開けられずに困っていた私の声をかけ、救ってくれたのが、リゾートホテルの「オーナー」でした。
「えっ?お友達とはぐれてコテージにはいれないの?うーん、だったらボクのところに来ればいいよ。…うん、冗談、冗談。合鍵を持ってきてあげよう。僕はディディで、日本人の婚約者がいるんだよ。」
と声をかけてくれた気さくなモルディブ人男性が一人目。
彼がこのリゾートのオーナーであることは翌朝知りました。
(おそらく彼は初代大統領、2代目大統領を出した「ディディ一族」
1年3か月後に再び同じリゾートを訪れましたが、ディディさんはスリランカの家に行っていて、会うことはできませんでした。
このリゾート(首都のマレ島に一番近く、当時のリゾートとしては大き目の島でした。)は数年後にリゾートを壊し、住民が住む島になりました。
2度目はセブ島への2回目の旅行。ここではなぜか流れで、そのリゾート・ホテルのオーナーの息子さん(高校生)を囲んで。
この時は、オーナーの息子さんを誘ったわけでも、誘われたわけでもなく、リゾートで知り合った日本人や台湾在住の水着のデザインをしているというポーランド人達に誘われて座ったテーブルの中心が、このオーナーの息子さん(おそらく中国系の血が入っている人)。
高校生のはずなのに、外国人の大人たちと堂々と会話をつづくける彼に、圧倒されたのを覚えています。