Various Topics 2

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※旧Various Topics(OCN)

イスラエルとパレスチナの「ガザ地区沖ガス田」内密協議

2023年11月12日 | イスラエルのファシスト、シオニスト、他

ハマスの突然の襲撃は、何故10月初めにあったのでしょうか。
そして、これだけ各国から「イスラエル批判」が起こっていて追い風にもなるのに、何故人質を解放しようとしないのでしょうか。

「ガザ地区沖ガス田の開発はそういえばどうなっているのだろう」と思って検索をしたら、またしてもアラブニュースの記事を見つけました。

 

今年5月6日のニュースです。

イスラエル、ガザ地区沖の天然ガス採取めぐりパレスチナ自治政府と内密に協議中|ARAB NEWS

ラマッラー:イスラエル政府は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相とヨアヴ・ガラント国防相の同意を得て、ガザ地区沖のガス田(通称ガザ・マリン)からガスを抽出するためにパレスチナ自治政府と内密に協議を行っていることが、現地の情報筋の証言により明らかになった。

この情報筋によると、イスラエル政府は昨年末から、ガザ海岸から36km離れた地中海沿岸にある天然ガス田に関する内部協議を続けているという。

この協議は、米国の仲介により始まったばかりのイスラエルとパレスチナ自治政府の間の政治・安全保障関係の構築の一環として、ふたたび行われるようになった、と情報筋は述べている。

(中略)

イスラエルは、この開発はパレスチナ人に経済的な利益をもたらし、長期的には安全保障上の緊張緩和に寄与する可能性があると考えている、と情報筋は述べている。また、ガザ・マリンから天然ガスの抽出を行うには「イスラエルの承認が必要になる」と付け加えた。

また、イスラエル側は、ガス田を合法的に管理する権利を持つのは国家だけだと主張しているため、議論が行き詰まっているという。

国家として認められていないパレスチナ自治政府が単独で天然ガスを採取することは認められないので、エジプトがガス採取プロジェクトを監督すれば、問題は解決するとイスラエル側は言っている。

情報筋によると、最近この件に関してイスラエルとエジプトの高官による協議が行われたとのことだ。

(中略)

イスラエルの分析によると、「ガス田の開発を武装組織ハマスが黙って見ているわけがないので、どのように開発を進めるのかが最大の問題」である。ハマスに対抗する措置をとると批判を招くかもしれない、とイスラエルは懸念している。

(中略)

パレスチナ自治政府の高官筋はアラブ・ニュースに対し、「天然ガスが採取されれば、パレスチナ自治政府の国庫にとって重要な収入源となり、今年末までに6億500万ドルに達する水不足を解消することができる」と語った。

また、イスラエル側は、ガス田を合法的に管理する権利を持つのは国家だけだと主張しているため、議論が行き詰まっているという。

 

実質ガザの政府機関は「ハマス」が占めているという話が前回の記事にありましたが、このガス田協議にはハマスは出ていなかったということでしょうか。

「パレスチナ」=「ハマス」ではないけれど… - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

 

参考:

ROCKWAY EXPRESS イスラエル:パレスチナ人の天然ガスを盗みヨルダンに売却契約(その1) (shinobi.jp)

ROCKWAY EXPRESS イスラエル:パレスチナ人の天然ガスを盗みヨルダンに売却契約(その2) (shinobi.jp)

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