ニューヨークのブルックリンでの麻疹の感染者が300名弱出たことを受け、ニューヨーク市長は、その地域の住民での強制接種（拒否者には1000ドルの罰金）をすることにしました。
その件についての報道で、私が読んだ中で一番激しい記事を書いていたのが、なんとワシントンポスト。
Washington Post (2019.4.10)
New York City orders mandatory shots in toughest U.S. action to date against measles
https://www.washingtonpost.com/health/2019/04/09/new-york-orders-measles-vaccinations-brooklyn-amid-outbreak-mayor-says/?noredirect=on&utm_term=.6b278b372df4
ワシントンポストは、2013年にアマゾンのジェフ・ベレズに買収されていたのですね。
ウィキペディア
ジェフ・ベレズ
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%99%E3%82%BE%E3%82%B9
それにしても、フィラデルフィア近郊のアーミッシュの村に麻疹の感染者がたくさん出てた時に(300人以上)比べて、今回のブルックリンユダヤ人街に対する扱いの過激さ。
場所が田舎か、大都市か、という違いはありますが、ここまで激しくなったのは、
「同化しないユダヤ人(＝共感する人が少ない)」が、ターゲットにしやすかった、ということではないでしょうか。
自由の国米国がナチス化しているように感じます。
（強制接種させるなら、抗体検査をしてからの接種ですよね？それもしない？
ウィルス感染して潜伏期間中の人達のことは検査でわかりますかね。
潜伏期間中の人は、予防接種ワクチンではなくてガンマグロブリンが必要ではないんですか？
また、ワクチンは麻疹の単独ワクチンではなく、ＭＭＲワクチンをここぞとばかりに接種させるのではないですか？）
こちら、対象となっている地域の写真を載せてくださっている方のブログのリンク：
ブルックリン・ウィリアムズバーグのサウスはユダヤ人の街だった。
https://ourlifeisajourney.net/2015/02/brooklyn-williamsburg-south/
麻疹について最近読んだ記事と、印象に残った部分を抜粋して貼り付けます。
Swissinfo (2019.4.2)
はしか感染がスイスで急増
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E3%83%AF%E3%82%AF%E3%83%81%E3%83%B3_%E3%81%AF%E3%81%97%E3%81%8B%E6%84%9F%E6%9F%93%E3%81%8C%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%A7%E6%80%A5%E5%A2%97/44867372
抜粋：
世界保健機関（WHO）によると、欧州地域（約9億人）では昨年、過去10年で最多となる47カ国の8万2600人がはしかにかかった。このうち72人が死亡。最も影響が大きかったのはウクライナ（5万3千件）、セルビア（5076件）、イスラエル（2919件）、フランス（2913件）、ロシア（2256件）、イタリア（2517件）、ジョージア（2203件）、ギリシャ（2193件）だった。 欧州53カ国のうち6カ国は報告が上がっていない。→ウクライナでの麻疹感染者数年間5万3千件、フランスでも2256名。
なお、
「ウクライナでは2001年から2006年には95%を超えるワクチン接種率があったにもかかわらず、2006年に麻しんの大流行があり44,534例の症例が報告されました。」
https://www.forth.go.jp/topics/2012/03161141.html
とのことです。
Swissinfo(2019.4.3)
予防接種を受けさせないスイスの親たち
https://www.swissinfo.ch/jpn/%E5%81%A5%E5%BA%B7_%E4%BA%88%E9%98%B2%E6%8E%A5%E7%A8%AE%E3%82%92%E5%8F%97%E3%81%91%E3%81%95%E3%81%9B%E3%81%AA%E3%81%84%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%81%AE%E8%A6%AA%E3%81%9F%E3%81%A1/44868404
スイスで予防接種は任意で行われる。イタリア、フランス、米国のように予防接種を義務化する予定はない。スイスもドイツと同じように、予防接種の義務化は政治的にほぼ不可能に近い。「憲法が保証する国民の自由がすでに予防接種強制に対する答えになっている」（タール院長）
※次回に続く
