MISIA 横アリ2日目参戦！

MISIAのことばを借りれば、「このツアーの関東ファイナル」になるTHE TOUR OF MISIA 2009 DISCOTHEQUE ASIA 横浜公演2日目に行ってきました。

微妙にネタバレありますよ　ご注意ください。

　

今日もMISIAは良く声が出ていました。ちょっと厳しそうなところはあったものの、「スペシャル」も含め、最後まで十二分に聴かせていただけました。

　

今日の席は「ロイヤル席」でした。武道館では、仮想正面のアリーナ席後方に一段高い台を組んで椅子を並べただけという、「どこがロイヤルじゃい！」的な席でしたが、横アリは正真正銘のBOX席でした。座席が並んだ後ろに飲み食い喫煙が可能な「控室」がついた、ホテルでいえば「スイート」です。

ですが、飲み食い喫煙するものを主催者が用意してくれるわけでもなく、ステージを見るだけならば、スタンド席と変わりません。お土産付き+スペシャルチケットとは言え、私のようなオヤジには不釣り合いなトートバッグとTシャツだし、去年のツアーではCLUB MSA分は全部スペシャルチケットだったしで、これで15,000円はなぁ～というのが、素直な感想です。

でも、上からの眺めは、ステージが遠いことを除けば、非常に良好でした。今ツアー参加6+1回目にして初めて、ステージの全体像を見ることができ、バンド・メンバー全員を一望のもとにすることができました。
しかも、これは稿を改めて書こうと思っていますけれど、ミラーボールがほぼ同じ高さで、美しいのなんのって、CGで作ってもこうはいかないだろうという素晴らしいものでした（これに比べれば、去年のツアー、INTO THE LIGHTで使われたCG映像はしょぼかった…）。

　

会場のノリは、今日も昨日同様、スタンド席の一部を除けば、かなり良好だったように感じました。
MISIAもやりやすかったんじゃないかな？

　

今日の開演は定刻から20分遅れでした。これは、「お茶会」の「客」を多く準備しすぎたためではなく（かなり間をとって時間調整している様子が明らか）、観客の着席状況が悪かったためだと思います。
コンサートでは、定刻の5分前にはトイレを済ませて着席しましょうね。

　

最後に。残念ながら、昨日以上に、MISIAの集客力の衰えを感じました。
もっと多くの人にMISIAの素晴らしさを知ってもらう工夫が必要な気がしました。

　

おっと、書き忘れるところだった。
「星空のライヴＶ」、楽しみだぁ～

次の参戦：「CDデビュー記念日」ライヴ
「星空のライヴⅤ」ネタ：MISIA関連情報が続々公開！…連休前の合併号か？

大阪万博とTHE NIGHTFLY

今日も良い天気です。

昨日行ってきた国立科学博物館で開催中（今日が千秋楽）の企画展「1970年 大阪万博の軌跡」についてちょっと書きます。

会場に入ると、日本館の「ホステス」の制服を着たマネキン人形たちが入場者を出迎え、大阪万博の開会式の音と映像が、一気に1970年3月14日の千里にタイムスリップさせてくれます。
展示物は、さほど多くはありませんけれど（もう40年近く前の博覧会ですし…）、私的にはリニアモーターカーの模型を見られたことが大きな収穫でした。現実の実験車両よりも絶対にかっこいい！
（展覧会としては珍しく写真撮影でした）

「人間洗濯機」とか、現在の携帯電話の原型なのかコードレス電話の原型なのかよく判らない「ワイヤレステレホン」とか、超巨大なタペストリー（ホントに織物＆刺繍でした）の「かなしみの塔」と「よろこびの塔」とか、「太陽の塔」の腹部についていた「顔」も印象的でしたが、なんと言っても最も目を惹いたのが「万博グッズ」でした。
「お土産にもらったけど扱いに困る」的なものは「土産物」のあるべき姿です。
我が家では、母親だけが「ご招待」で万博を見に行っていまして、その時のお土産（と同じもの）が展示物に入っていたのには「感動！」でした。

「人類の進歩と調和」をテーマに掲げた大阪万博、「我々の前には大いなる未来が開けているんだぁ！」といった、「脳天気」は言い過ぎかもしれませんが、ひたすら明るい未来が提示されていたようです。だからこそ、半年間の会期中に6400万人もの入場者があったのででしょう。
でも、この約40年間で人類は進歩したのでしょうか。一部の国の一部の人間が小賢しくなっただけで、「人類」と大ぐくりした場合、ほとんど「進歩」していないのではいかと思ってしまいます。ましてや「調和」なんて…、です。

　　

Donald Fagenの名作「THE NIGHTFLY」は、本人によれば「'50年代前半から'60年代初めにかけて、アメリカ北東部にある街の郊外で育った若者が、抱いているはずのある種のファンタジーをテーマにしたものだ」そうです。そして、アルバム冒頭の「I.G.Y.」で、「'76年には海底を突き進む列車でNY～パリを90分で行ける」「素晴らしい世界がやってくる。自由になれる輝かしい時代が。」と歌っています。
この展覧会を見ていてる私の頭の中では「I.G.Y.」が流れていました。

でも、「したり顔の評論家」のように愚痴をこぼすだけでは、どうしようもありません。
明るい未来を思い描くことは、生きることや進歩する原動力になるはずです。
ましてや、現在のような世界的な景気後退の中では、目線を上げることが大事なんだと思いますよ。

後日談：アツくて悪いか!?