共産主義との冷戦時、米は賢明だったか テロ外交、失敗繰り返すな かつて重鎮ケナン語りき/岩田式英語

　敵は一枚岩だ。こんな見方は、かつて米言論界の重鎮ケナンによれば、米が過去犯したミスだ。当時政府はじめ多くが、西欧の共産主義者、ユーゴ・チトー、中国・毛沢東。いずれもモスクワの言いなり、と思い込んでいた。ケナンに学ぶ教訓その①＝22日付DailyYomiuri・ワシントンポスト特集面。

　とんでもない、とケナン。みんなモスクワと距離を置き、わが道を行こうとしていた。これは、対テロ戦が叫ばれる今も通用する見方のようだ。

　アルカイダ、スンニ派、パレスチナ。かつての共産圏の北京、北朝鮮、北ベトナム同様、それぞれわが道を行く独立した動きのようだ。忍耐強く各国の内情を細かく分析しよう。次回もケナンに耳を傾ける。

岩田式英語137「ことわざ・名句」②

「必要は発明の母」
Neccesity　is　the　mother　of　invention.

mother　ofを応用して。「せっせと働けば成功する」は。
Diligence　is　the　mother　of　success．

次回「小人は怒りやすい」（アノ人のこと！）など。
大リーグニセ紳士録は23日付③で終了としました。あしからず。