事故や事件にはつきものの野次馬の出場。これは昔からよくある事だ。
ちょっと違うのは、デジカメや携帯の普及で、動画撮影が簡単になり、今の野次馬はすぐにSNSにアップしてしまう事。
写真撮影だけの為に現場に来る人もいるという。
大勢の人よりで道路渋滞なども引き起こすし、当事者者の心の痛みもわかってあげたいものだ。
野次馬の由来は、老いた馬を意味する「親父馬」からきているという。
昔、馬は交通手段、農作業の働き手として重宝され人間にとって身近な存在であった。
しかし、老いた馬は仕事に使えず、暴れ馬も仕事に使えないため、何も役に立たないという。
これが転じ、自分とは関係ないところで無責任に騒ぐ人をさすようになり、物見高く集まる人もさすようになったという。
スーパーボランティアの尾畑さんが、東京から自宅の大分迄徒歩で帰ると話題になり、行くところ行くところでマスコミにとりあげられたが、目標半ばで旅を断念したとの事。
二月末に浜松を移動している時、最も多くの人が周りに集まってきて『交通事故になる可能性がある』と思い、中断を決意したそう。
応援と言いながら、結果的には野次馬が尾畑さんの夢を邪魔したことになる。
マスコミも騒ぎすぎましたね。