パソコンで、「いっかげつ」を変換すると1か月、1カ月、1ヶ月、1ヵ月、1ケ月、1箇月,1個月……。が出てきます。
私がよく使うのは「1ヶ月」。
う~~~ん、いったい「いっかげつ」はどう書くのが正しいのでしょうか?
放送や出版などの業界では、社内で統一ルールを決めて「1カ月」表記が基本のようです。
しかし答えはどれでも間違いではないこと。
ただし重要なのは、同じ文章中で異なる複数の表記を使わないこと。
それは表記を統一することで、読む人にとってもやさしい文章になるからだという事です。
疑問をいだき出したら「三ヶ日(みっかび)」[池ヶ谷(いけがや)」など同じ「ヶ」でも「け」「が」と読み方が違うことも突っかかります。
これは「ケ」の小文字ではなく、「箇」や「个」から派生した記号だそうです。
この「箇」が略されて、竹かんむりの「ヶ」のようなものが1つだけ取られたという説と、「箇」の異体字である「个」を崩して「ヶ」になったという説が有力なようです。
「自由が丘」や「霞が関」は今では平仮名に直されていますが、地名はその土地の歴史や文化の記録と密接に関わり、安易に変更できないという例でしょう。