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百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

春遠からじ!

2008-02-18 23:18:08 | 季節
「冬来たりなば、春遠からじ」の言葉通り、一日一日、日中の時間が確実に長くなってきています!!ハウスの中では、トマトの移植苗がしっかりゆっくり成長しています。こんな小さな苗ですが、もうしっかりトマトの香りがほんのりするんです。なかなかかわいいでしょう。
そうです、お気づきの方も多いと思いますが、僕のブログの表紙の上部にも定植前の元気な苗さん達が並んでいてくれているのです。春が楽しみ、タノシミ。

タマネギ畑に!

2008-02-17 23:14:10 | Weblog
2月に入ってから、やたら寒くなり、昼過ぎから雪が舞ったり、曇天になったり、なかなか天候に恵まれず、やっと今朝、玉葱畑に酵素魚粉を撒くことが出来きました。やれやれです。撒いていると、いろいろな鳥達がやってきます。まぁ、少しぐらい食べもらってもok!!です、冬場は餌を探すのも大変でしょうから・・・

カフェテリア・結紀伊國屋

2008-02-16 23:51:27 | 料理
先日、カフェテリア・結(ゆい)紀伊國屋で『棚田ランチ(滋賀県産のお米を使ったワンプレートランチ)』を頂いた。
「結(ゆい)」は成安造形大学のキャンパスの中に位置し、地域内の山林や稲藁、土などの素材を丁寧に組み合わせ、学生さん、先生方、職人さん達が一つになって建設されたカフェテリアだそうです。そのキッチンを紀伊國屋さんがプロデュースされており、昨年末には写真のように『おくどさん』も見事に完成!!
昨年から無化学肥料無農薬の水稲栽培に取り組み始められた岩田さんの意気込みを感じます。(※結へお出かけの際には、駐車場のインターフォンで「結に来ました!」とお伝え下さい。その呪文で扉が開きます!!)

第3回農を変えたい!全国集会

2008-02-15 22:46:10 | 農業
第3回を数える全国集会が3月21日~23日にかけて北海道で開催される。有機農業とは、単に農薬、化学肥料、遺伝子組み換え作物を使用しないというだけではなく、農地と地域に豊かな循環系を創り出し、安全で美味しい食べ物を創り出していく農業⇒新しい地域社会、地域農業、そして地域の自然を育てていく未来創造型の農業を指している。昨今、エネルギー問題に始まり、食の安全安心、近い将来日本を襲うであろう食糧問題、それらすべての問題解決の大きな鍵を握る“有機農業”について大いに語り合う(私はなかなか参加させてはいただけないが・・・)絶好の機会としていただきたい。

京都エコエネルギープロジェクト

2008-02-15 00:26:22 | 循環
京丹後市では2年前の2005年11月から「京都エコエネルギープロジェクト」を始動している。自然エネルギーとバイオガスを組み合せ、分散型エネルギーの供給システムの構築(太陽光+風力+バイオガス)を目指す先駆的な取り組みだ。このシステムは、メタンガス発生後に大量に残る残渣の処理が最も課題になるようだ。
電気と熱と、消化液、もしくは堆肥を作り出し、エネルギーの自給率を上げると共に、それらの副産物を有効に利用し、オーガニックの農畜産物を作り出せれば理想だが、他にも森林を多機能にするために、森林酪農を完全放牧で行うという。『生活圏』と『経済圏』の統合モデルの実証という視点では大変興味深い。

いのちの食べかた!

2008-02-13 23:26:09 | 季節
あの噂の‘食’を追求した映画『いのちの食べかた』がいよいよ滋賀県でも上映される。ナレーションも音楽もない、映像だけで淡々と語ってくれるこの映画は、機械化されローコストで効率が追求された現代社会が、しっかり食の内部にも大きな影を落としている事実を伝えるという。
滋賀会館 2/26~ AM9:45~ PM2:10~ (3/4~ 上映時刻変更 )

食料の未来

2008-02-12 21:38:11 | 農業
農水省は昨年末の12月にまとめた、第3回食料の未来を描く戦略会議資料『これからの世界の食料需給は我が国にどう影響するか』のなかで、現状分析をA4で14枚にまとめ、結論として
① 途上国を中心とした人口増加や所得向上が進むことに加え、バイオ燃料用需要の拡大により、世界の食料需要は大幅に増加する見通し。
② 農地面積の増加や単位面積当たり収量の伸びには限界があり、食料生産が需要の増加に追い付けない可能性が大。
③ この結果、現在高騰している穀物価格は、さらに上昇する可能性。
④ さらに、気候変動等の要因が食料供給の不安定化を招き、価格高騰につながる可能性。があると以上4点を挙げ、
『このような世界の食料需給の見通しを踏まえ、食料の6割を海外に依存する我が国として、どのようにして食料の安定供給を確保していくのか。
また、そのために、消費者、生産者、食品製造・流通・外食関係の事業者にも、どのような行動が期待されるのかを考える必要がある。』とおよそ管轄省庁の導く結論とは、思えないような結論でレポートを締めくくっている。
誰がこのような国を望んだのか、明日の食料が見えない国とはどんな国なのか、中国の餃子問題は決して中国の衛生管理上の問題ではないことに一日も早く気づき、戦後いち早く飢餓や貧困からは開放されたけれど、自国で何とかしない限りはいくら貨幣を持っていても、食料が一切入って来なくなる危険性を大いにはらんでいる我が国の明日の食のあり方について、もうそろそろ他人事のように考えている国には任せてはいられない。

木村秋則さん

2008-02-11 21:00:11 | 農業
今日は久し振りの好天に恵まれた!! ある方の紹介で、滋賀県に来られた木村秋則さんのお話を聴く機会に恵まれた。木村さんといえば、リンゴの木村さんで、一昨年の12月にNHKのプロフェッショナルに出演され、全国的につとに有名。
印象的だった話は、
・毎日が真剣勝負
・今、その瞬間が“ドラマ”
・眼に見えないものが実は大切
・リンゴのことはりんごに、キャベツのことはキャベツに訊け、答えはそこにある!
・腐ることと枯れることは全く違う。
・21世紀は心の時代、心に素直に、逆らわず。
◇農法とか技術にこだわるよりも、先ず大切なのは、何故肥料や農薬に頼らずに作物を育てたいのか。それは何のために、それは誰のために!! それらがはっきりしただけで、ほぼ8割あなたの農法は完成したといえる。
私は、食を取り戻し、人を変え、社会を変えたい!! 世直ししたいと思っている。
どうしたらたくさん収穫出来るのか、ではなく、何のためにこの栽培をするのか、折角この世に生まれて、社会のお役に立ちたい(一度死んだ人生)、こんな仕事をさせていただいて、幸せを感じる。樹にも、土にも、特に家族には感謝している。みんなに力を頂き、みんなに“ありがとう”といい、生きていきたい。

21世紀は「耕す文化」の時代へ

2008-02-09 22:13:57 | 農業
21世紀は「耕す文化」の時代・・・新しい「農」の時代が本当に来るのか。「土」の匂いのする、大地にしっかり根を張った(切り花国家ではない)豊かな文化の時代が本当にやってくるのか。
可能性はある、何から手をつければいいかについてもある程度のイメージはおぼろげながらみえてきた、でも、未だ誰も確証は持ち得ていない。
さまざまな「農」のカタチがあることも事実だ。しっかり大地に根ざす方法もあれば、都市近郊で小規模で行う方法もあり、自給農という自らの“食”から始める「農」もある・・・どれも正しく、どれも楽しい。
豊かな文化は喜びにあふれ、幸せな微笑が行き交う。農は決して辛いものではなく、3kでも決してない。それは生き方であり、人間の人間らしい生き方の文化でもある。
そのためには、有機農業をもっともっとわかりやすく、誰しもがチャレンジできるものに早急に体系化しなければならない。十年間かけてはいられない。一年学び、三年でほぼ自分のものに習得できるものに有機農業がなれば、もっともっと可能性は高くなるはずだ。
今日、京滋有機農業研究会主催の金子美登さんの講演を聴かせて頂いた。
今が一番の踏ん張りどころのように思った。精一杯頑張りたいものだ。