百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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囲炉裏を真ん中に囲んだ大家族から、一人抜けふたり抜け核家族になり、ある日誰もいなくなった囲炉裏のある部屋・・・そんな囲炉裏劇を行っておられる方のお話をお伺いする機会を得た。
囲炉裏やおくどさんが生活の中でしっかり位置づけられていた頃、家族の持つ温かみや独特な空間や独特な風は暮らしの中でしっかり育まれていた。しかし、戦後の高度成長と共に、集団就職や核家族化や総サラリーマン時代を迎え、囲炉裏の廻りからは、ひとりヒトリ離れ、おくどさんや釜戸で炊かれるご飯の湯気が電気炊飯器に取って替わったことで、薪を割る父親や朝早く起きて割烹着姿で働く母親がいなくなり、ゆっくりと流れる空気の中で家族が揃って食事をする時間が皆無になった。
囲炉裏劇はその後、どう展開するのか。三々五々、囲炉裏に戻ってくる人が出てくる・・・その人たちは、都会から離れ、自然に近い生活環境を求め始める。木を触りそれぞれの木の持つ温度を体感したり、土壁や灰に触れ、自然の温かみを体感し、生きる意味や生命の安堵感を憶える。新しい家族が生まれ、ムラが再び再生する。
そうです、この囲炉裏劇はハッピーエンドなのですが、これから本当にどういう時代を迎えるのか・・・ゆっくりじっくり考えている時間はもうあまりなさそうだ。

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最近、プランター栽培に精を出している。14日のブログで紹介した通り、主にアブラナ科の秋冬野菜を無農薬で栽培しているわけですが、プランター栽培をしていてよくいわれるのが、「プランターでは、なかなかたいした野菜は出来ないのでは・・・。」ということで、プランター栽培も極めてみると面白いかもしれないと最近思うようになった。
プランターは当然、土の量が限られるので、栽培可能な植物の大きさも限られる。通常、地上と地下の植物の形は相似しているといわれており、地上部分が大きければ、大きいほど、地下の根っこも大きく長くなる。
プランターの場合、土づくりには通常販売されている培土に腐葉土を三割程度足し、あと特殊な泥炭を二割程度入れ、適当にかき混ぜる。おそらく、土の良好な状態を如何に形成し、それを持続するかにプランター栽培の成否のヒントがありそうだ。
良好な土とは・排水性・保水性・通気性・ミネラル・多様な菌をはじめとした微生物を含んだものという仮説を持ち、ちいさな庭でいろいろな角度から実験をしてみたいと思っている。
例えば、本当に化学肥料と有機肥料とでは、のちのち生息する微生物の数量に差が生じるのかとか、有機肥料の中でも、アミノ酸資材と発酵肥料との効果の違いはあるのかとか、表層マルチをした場合としない場合の違いはどうか等じっくり観察してみたい。

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『北の大地にチャンピオンフラッグが舞う!!札幌に移って3年、ヒルマン監督になって4年、日本ハムとしては44年振りの優勝となったが、北の大地が優勝旗を受け取るのは、長いプロ野球史の中で初めて。・・・』と書き出したのは昨年の10月26日のブログ。今年も先ずはリーグ優勝!!そして、今夜めでたくクライマックスシリーズを制し、いよいよ2年連続日本シリーズ制覇へ!!!
今年ばかりは、新庄が引退、小笠原が抜け、誰もが“シンジラレナーイ!!”といったところ、ヒルマン監督が“シンジテマシタ!!!”というほど、しっかりびしっと成瀬投手(シーズンでは勝った事がなかったのにもかかわらず・・・)を攻略し、クライマックスシリーズを楽しみながら制した。誠に、おみごと。
昨年に較べると打率は269⇒256、本塁打135⇒73、投手陣も防御率でいうとリーグでは二位ではあったものの、3.05⇒3.22・・・と昨年と較べてどうもスケールダウンしたものの、チームが常にひとつにまとまり、勝負どころをみんなが心得、各々の選手がチームのために自分の役割をしっかり果たしたことが勝因なのでしょう。
監督もすごいし、走力、守備力、投手力のバランスがやはり良かった。
もう一度チャンピンオフラッグを北の大地へ!!日本シリーズでも普段着で楽しんでやってください、期待しております!!!


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秋!  


まさに秋本番!!
秋に聴きたい曲といえば、山口百恵の「秋桜」
こんな風景に囲まれている田舎はやっぱり良かものです!!
一日一日秋が深まりつつある中、百姓として気が急くのが秋冬野菜の播種と定植・・・気温が25℃を切るとしっかりみんなが元気になってくる。不思議なものです。
今年は、みんなでタマネギ栽培にチャレンジします。しっかり美味しいのが無農薬で出来れば、次にはジャガイモ、そして人参・・・やはり長期的に貯蔵できる野菜の栽培技術を身につけると食べるものに苦労せずに済む・・・のではと考え?!・・カレーの材料には欠かせないし・・・


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本日、光と水の室内菜園装置⇒水耕栽培装置を枚方の極楽湯さんに設置させていただいた。夏から打ち合わせをしてきた企画で、無農薬の野菜づくりを、屋外だけでなく、室内でもやれれば…ということで、特殊な光(HEFLという液晶テレビの照明器具)を用い、レストランのホールの中で野菜栽培を行うことにした。
装置をご覧頂いた方からは結構好評で、至急カタログを作成し、今月末から11月2日にかけて開催される中小業総合展(10/31~11/2 東京ビッグサイト)に展示させていただくことになり、これを機会に今後は関東と関西で代理店の募集をしてみようと思っている。
この室内菜園(水耕栽培)装置の名称がpo-naで、potajer(ポタジェ)+ naturel(ナチュレ)の意味で、あいにく両者ともフランス語だが、ポタジェとは「家庭菜園それも混植した実用と鑑賞の両目的を兼ね備えた庭」の意味で+そこにナチュレ「自然」を足したもの、つまり室内だけど、自然に、実用と鑑賞の二つの目的を同時実現する菜園の意味で、名付け親はシバタプラセールファームのエリカちゃん。
次世代モデルは土耕を採用し、今年中に実験・検証し、来春にも販売したいと思う。乞うご期待!!



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最近、やっと水に落としても大丈夫な携帯電話が何種類か出てきた。以前、トイレで携帯電話を落とした経験があり、百姓の僕は、やはり携帯電話は防水型でないと不安でしょうがない。
水に浸かってしまった携帯電話は、携帯SHOPに持ち込んでも、大抵相手にされない。専門家に言わせると、基板を水洗いし、解析をしてくれる専門家がいれば復元は可能なようだが、そんなことをやってくれる人はそう簡単にはいない。東京には、水没した携帯電話を復元してくれる会社があるそうだが・・・。
当然だが、携帯電話の基板も、薄く小型化しており、最近では曲がるのもあるそうだ。その基板に、ハンダで結線をする人がいるという。細かい仕事だが、時代と共に大きなものから小さなものに移行はしてきているものの、自動化した中でも、不都合が生じた場合は、やはり手でハンダ篭手を持ち顕微鏡で眺めて付け替えるという。
時代と共に扱う対象は変化するが、その技術は普遍性をもっており、何かあったら重宝がられる。その仕事は、出来ればもっと新しい時代に対して挑戦的なものにならないか。水没した携帯電話を復元する仕事があるように、みんなが望んでいるにも関わらず、誰もが思いつかないというか、思いついてもなかなか技術屋さんでないと実現できないそんな仕事も、面白そうだ。。

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実は今、枚方のスーパー銭湯の『極楽湯』さんとのタイアップ企画で、無農薬野菜のプランター栽培を行なっています。当初は「駐車場を畑に変える?!」という大胆な企画だったのですが、一足飛びにそこまでは望まず、まずは可愛くプランターで数十種類の野菜を育ててみて、それをお客様にレストランで食して頂こうと思っています!運び込んでいると、お客様の反応(・野菜のプランターなの?・これミズナ?・お花じゃないの?等々)はそれぞれに楽しく、いづれはお客様と播種したり、お互いが育てた野菜を食べ較べてみたり、調理してみたりしたいと思っています。
またお近くの方は、
 極楽湯 枚方店 www.gokurakuyu.com/hirakata.html
  〒573-1132 大阪府枚方市招提田近3-8-1     
 へお越し下され。
 お待ち申し上げております。


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『仕組み』づくりが大切!ということは、わかってはいてもなかなか難しい。本当にその『仕組み』が永続的に続く、続けることが可能なことが第一条件になるようだが、そのノウハウが陳腐化しないっていうのがミソのようだ。
通常、ノウハウは時代と共に陳腐化する。時代の速度が、めっきり速くなっている現代社会では、とりわけその陳腐化の速度も速くなっているだろう。
そんな中でも、決して時代と共に変化しない、変わらない普遍のものがあるようだ。そんな普遍なモノを探しださなければならないということか・・・。


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こだわりのお弁当???が売れているらしい。
それは「おいしく食べてアンチエイジング」をテーマにされおり、野菜がたっぷり摂れてカロリーが控え目、旬の素材や国産素材にこだわった献立が売りのようだ。
こだわりのお弁当が売れ、そのこだわりの弁当の惣菜責任者はそこでもこだわりの百姓の紹介がしたいという。
そういえば、スーパーに並ぶ野菜にも百姓の写真がプリントされているものが最近、良く出回ってきている。
旬の素材にどこまで拘るのか、国産にどこまで拘るのか、地産地消にどこまで拘るのか、大変難しい問題であり、業者的な発想である限り、結局表層的なモノで終わりがちなことを私は危惧している。
それは、結局どこまでいっても、どこで儲けを取るか、どこで効率を上げるか、いかに売上を確保するかがポイントとなる企業論理のままの“こだわりの弁当”は、いつの間にか“こだわりの弁当”ではなくってしまう問題をはらんでいるからだ。
それは何故か。それはこだわりには限度があるという.ことと、こだわりの素材や国産もののベースがないため、おそらく量目の追求が出来ないためだ。本気でそれに取り組むためには、先ずは、素材の確保や栽培可能な農業技術の獲得が必要になり、決して一朝一夕にはいかない。
例えば、有機農業、有機農業といえども、いまだに流通総量の0.17%しかない現実をしっかり見据え、栽培に必要な技術や資材、情報等のインフラ整備を行わないことにはひとつも前進しない。いつまでたっても、有機は特別なもの、有機は高い、…のままである。
何も“こだわりの弁当”が悪いわけではないが、“こだわり”といった瞬間に、その“こだわり”の受け止め方はひとそれぞれによって異なり、最悪な場合の表層的なこだわりは、最近の偽装表示と同様に何かがあると脆くも崩れてしまう、そんな“こだわり”に我々百姓は右往左往している場合ではなく、一日も早く自己で販路を築き、一人でも多くの消費者の方々と直接結びつくか、理解のあるレストランや小売店を開拓し、もっともっと楽しい農業を目指すべきではないか私は思っている。
どうしてもそういう形が取りたいのなら、こだわりではなく地元の弁当・・・とか○○の弁当で限定モノの方がわかりやすいのではないか。本当に地産地消にこだわっても面白いと思うが、量が必要になると地産地消ではまかないきれなくなる。数量を限定して、効率を追求せずにじっくりと進めていくのが良さそうに思う。



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キンモクセイの香りが風にのって・・・、何とも秋らしい気候になって参りました!
先日ある方がナタネを栽培してナタネ油を搾油したいと話ておられました。
現在、蕎麦を栽培しておられる方が以前、蕎麦の裏作でナタネの栽培は可能、ポイントは如何に土を干すかにあるのではないかと思っていると話されていたことをふと思い出しました。
そんなお話を何気にしていた時、ある養蜂家と親しい方は、この辺りの春の養蜂はミツバチをナタネで育てて、レンゲで蜂の蜜を採るとおっしゃられましたのをお伺いし、菜種油とそば粉と蜂蜜とレンゲがうまく繋がって、花のある里山の展開が出来れば、なんとも夢のある風の谷が出来そうで、来年はそんなことにひとつチャレンジしてみたいと、ふと思った今日この頃です。
参加したい方、また、お声をかけて下され。

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