囲炉裏を真ん中に囲んだ大家族から、一人抜けふたり抜け核家族になり、ある日誰もいなくなった囲炉裏のある部屋・・・そんな囲炉裏劇を行っておられる方のお話をお伺いする機会を得た。
囲炉裏やおくどさんが生活の中でしっかり位置づけられていた頃、家族の持つ温かみや独特な空間や独特な風は暮らしの中でしっかり育まれていた。しかし、戦後の高度成長と共に、集団就職や核家族化や総サラリーマン時代を迎え、囲炉裏の廻りからは、ひとりヒトリ離れ、おくどさんや釜戸で炊かれるご飯の湯気が電気炊飯器に取って替わったことで、薪を割る父親や朝早く起きて割烹着姿で働く母親がいなくなり、ゆっくりと流れる空気の中で家族が揃って食事をする時間が皆無になった。
囲炉裏劇はその後、どう展開するのか。三々五々、囲炉裏に戻ってくる人が出てくる・・・その人たちは、都会から離れ、自然に近い生活環境を求め始める。木を触りそれぞれの木の持つ温度を体感したり、土壁や灰に触れ、自然の温かみを体感し、生きる意味や生命の安堵感を憶える。新しい家族が生まれ、ムラが再び再生する。
そうです、この囲炉裏劇はハッピーエンドなのですが、これから本当にどういう時代を迎えるのか・・・ゆっくりじっくり考えている時間はもうあまりなさそうだ。
囲炉裏やおくどさんが生活の中でしっかり位置づけられていた頃、家族の持つ温かみや独特な空間や独特な風は暮らしの中でしっかり育まれていた。しかし、戦後の高度成長と共に、集団就職や核家族化や総サラリーマン時代を迎え、囲炉裏の廻りからは、ひとりヒトリ離れ、おくどさんや釜戸で炊かれるご飯の湯気が電気炊飯器に取って替わったことで、薪を割る父親や朝早く起きて割烹着姿で働く母親がいなくなり、ゆっくりと流れる空気の中で家族が揃って食事をする時間が皆無になった。
囲炉裏劇はその後、どう展開するのか。三々五々、囲炉裏に戻ってくる人が出てくる・・・その人たちは、都会から離れ、自然に近い生活環境を求め始める。木を触りそれぞれの木の持つ温度を体感したり、土壁や灰に触れ、自然の温かみを体感し、生きる意味や生命の安堵感を憶える。新しい家族が生まれ、ムラが再び再生する。
そうです、この囲炉裏劇はハッピーエンドなのですが、これから本当にどういう時代を迎えるのか・・・ゆっくりじっくり考えている時間はもうあまりなさそうだ。
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