百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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昨夜、黄砂が悪者のように表現してしまったが、ある視点からみると決して悪者ではなく、正義の味方のような働きをしているという学説もあるようだ。
温暖化の原因といわれている『二酸化硫黄』や酸性雨の原因といわれる『硝酸』と空気中で化学反応を起こし、それら酸性物質を中和しているという考え方があるようで、その論拠は、黄砂は炭酸カルシウム成分を主に含みアルカリ性物質であるというだけでなく、日本に降り注ぐ黄砂を集め、その成分を分析してみた結果、確かに化学変化していたという。
他にも、“プランクトンの餌”になっているという米国の学者の研究結果もあり、プランクトンは炭酸カルシウムから炭素を取り込み、成長し、黄砂の通過する海域は好漁場になっているという。なんだか不思議なことが多い。全てが循環し、全ての存在に無駄がない・・・なるほど、そうかもしれない。排除することから始めるのではなく、それぞれの存在を肯定する中で、循環し、それぞれの働き、決してそれらが過ぎないことに留意することで各々の役割が有効に機能する・・・自然とはそういうものなのかもしれない。

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